近未来、人類は地球にロケットを付け太陽系から脱出を図る…そんなとんでもない中国映画があるのです。
という訳で、本日ご紹介する映画は
「流転の地球」
「流転の地球」は、アジア初のヒューゴー賞長編小説部門受賞を達成したリュウ・ジキン (劉慈欣)が2000年に発表した短編小説「さまよえる地球」を実写映画化した作品。中国映画でありながらハリウッド並みの映像技術で近未来を描き、2019年2月5日の公開からたった二日間で、6,800万ドル (約74億6,400万円) 、世界で7億ドル以上の興行収入を叩き出した中国産SF映画です。
監督はフラント・グォ、出演はウー・ジン、チュ・チューシャオ、チャオ・ジンマイ、リー・グアンジエ。
Netflixオリジナル映画として2019年4月30日から、Netflixで配信されています。
感想とネタバレ
近未来の地球…。太陽が膨張してどんどん巨大、このままでは地球も飲み込まれてしまう!
映画ではありがちなパターン、そういう時はだいたい巨大宇宙船で脱出し新たな惑星への移住を目指す!って物語になるんですけど、この中国映画はそんなもんじゃない!
何と…地球巨大エンジンを装着し、太陽のそばから脱出するって言うから半端ない!
ちょっと笑えるストーリーなんですけど、よくよく考えたらこの発想が理にかなってる!
宇宙船で脱出できるのはごくわずかな選ばれた人間だけ、しかし!地球そのものを移動さすならば全人類救えよう~てもんじゃないっスか!
巨大エンジンを地球に装着、世界中に設置されたその巨大エンジンで出発進行、もちろん自転が止まっちゃうわけなので‥地球の環境も著しく変化します。
人々は地下に巨大都市を作り難を逃れ、地上波-80度を超える寒さとなり、スーツなしでは生きていけない世界となっています。
やっぱ、無いなあ~。この設定…と観て行くうちにドンドン思って来ちゃうのが、やはり中国映画(笑)
期待された映像技術も、ちょっと前のハリウッド映画「デイアフタートゥモロー」くらいな感じ、やはり現在のハリウッド映画の映像技術には及びません。
そして、動き出した地球なのですが‥。
今度は木星の引力に引っ張られ衝突の危機に!?
地球を動かす推力エンジン、地球エンジンが突如として停止!絶体絶命脱出不可能の危機!世界政府も地球は消滅するから家族と過ごしなさい‥とか言い出す始末。
しかし、諦めない人々は、僅かな生き残りの可能性に賭けるのだった。
地球にエンジン付けて脱出って事以外は‥ありがちなストーリーでした。映像技術はそれなりで楽しめないとは言えませんが、ストーリーもちょっとグッチャとしたイメージ、ラストの皆で協力して地球を救おうって展開も王道のパターンで、だんだんと眠気が襲って来てしまうって感じの映画でした。
映画公開3か月たたずにNetflixで手軽に見えるというのはありがたいですね。時代の流れを感じます。
まあ、めっちゃオススメとは言えませんが、こういうディザスター映画は好きな人も多いはず、このゴールデンウイークに観てみるのも良いかも知れませんね。
流転の地球の海外の評判
「流転の地球」の海外の評判はどうなっているのでしょう?海外映画サイトIMDbを調べてみました。
10点満点中、6.7点。うーん、まあ‥普通~そこそこって感じですね。
僕もそう思います。
(3.4)です。
予告編
「流転の地球」は、2019年4月30日よりNetflixで配信、Netflixでのみ観ることができます。