
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
「時をかける少女」「サマーウォーズ」「バケモノの子」「おおかみこどもの雨と雪」という作品を生み出した細田守監督の最新作「未来のミライ」
甘えん坊の4歳の男児くんちゃんと、未来からやってきた成長した妹ミライの2人が繰り広げる不思議な冒険を通して、さまざまな家族の愛のかたちを描いたファンタジー・ハートフル・ドラマなのですが…これがまた…
「時をかける少女」「サマーウォーズ」は良かったけど、「バケモノの子」でまあまあ、「おおかみこどもの雨と雪」で、ん…?普通だなあ~。そして「未来のミライ」でつまらね~と…細田守作品は下降の一途をたどっております。
この映画「未来のミライ」は、細田守監督の実体験が発想の基となっているらしいんですが、これが失敗の元…。一見あるある家庭物語に見えますが、共感してのは一部の方じゃないかなあ?
もちろん子育て世代、もしくはその世代を通過した世代でないと共感できない映画ではあるのですが、子育て世代である僕が観ても共感できない部分がこの映画にはたくさんあります。
母親の行動にイラッとする
まずのこの映画で、一番最初にイラッとしたのは、母親の行動です。
とにかく旦那をなじるなじる…。家事、育児、そして在宅ワークという地獄の様な日々を送る旦那に対してできていない事をなじり、過去の歴史を責め立てるのです。
どうやら、長男くんちゃんの時は、母親が産休を取り家事、育児をこなしていた様子…。
次女ミライちゃんが産まれ、立場は逆転‥、妻が働き、設計士である旦那は家事、育児、と在宅ワークになります。
もちろん初めての旦那は四苦八苦…それに対して厳しく叱咤するのが妻なのです。
この妻の性格的に考え、自らが旦那に何もさせず、くんちゃんを育てた事が想像できます。
だって旦那さん‥一切文句も言わずに協力的な方なんです。
そんな協力的な旦那に自ら仕事(育児に関して)を与えず、何もさせなかったのに、さも旦那が何もしなかった様にいう妻…
これはイラッとしました。
そして一番は…たまの日曜日
旦那さんは、くんちゃんとミライちゃんを連れ公園で自転車の練習をしています。
そこには母親の姿はありません…。
いやいやいや、おかしいでしょ?
妻は仕事で育児から離れリフレッシュできているのに…
日曜日にも子供を旦那に預け、お前何してんだよ!と…
日曜はミライちゃんを母親が見て、旦那はくんちゃんと遊び、くんちゃんの昼寝のスキにリフレッシュするとか
色々あるでしょ?
そして、くんちゃんへの対応も最悪です。
ミライちゃんにかまけて、まだ幼いくんちゃんが1人で外に出て行っても気が付いていない…
映画史上最悪レベルの母親ですよ…これはヤバい…
ちょうど金曜ロードショー7月12日に、「未来のミライ」があるので観て下さい。
母親の行動にイラッとするから…
くんちゃんの声優・上白石萌歌がひどい
「未来のミライ」がつまらない最大の原因は…
くんちゃんの声優・上白石萌歌がひどい からです。
これが一番世間で言われた問題…くんちゃんの声があっていない…
何故に上白石萌歌を使ったのかという事ですよ。
参考fa-arrow-circle-right上白石萌歌 - Wikipedia
新海誠監督の「君の名は。」に対抗したんでしょうかね?
まあ、しかし…上白石萌歌の声が‥まったく、くんちゃんにあっていません。
くんちゃんが、けっこうイラッとするような行動をしてしまうのですが、その行動と共に上白石萌歌の声が喋るセリフ…
なんで声優を使わなかった…メインキャストには声優使いましょうよ!
せめて声優でなくても完成後に観た時に…これダメって気がつきましょ!
まあ、事務所の関係とか色々あったんでしょうかね?
もし、本当に細田守監督が上白石萌歌の声を聴いてピンと来たなら‥次から監督は声優を選ばないでおきましょう。
細田守監督は、声優ではなく俳優を起用することで有名です。今回も、福山雅治、黒木華、役所広司、星野源など多数使っています。
別に声優だろうが、俳優だろうが…声があっていて、上手い事喋れるなら良いと思うんですが…残念ながら、今回の上白石萌歌の声はあっていなかったですね。
これが‥「未来のミライ」のつまらなくなった原因ですね。