
映画「運び屋」が、Netflixで配信になっていたので‥こりゃ観るしかないと観たのですが‥やっぱ物凄く良い映画でした。
映画「運び屋」は、巨匠クリント・イーストウッドが、自身の監督作では2008年の『グラン・トリノ』以来10年ぶりに映画出演&主演を果たし、ひょんなことからメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」をしていた90歳の老人の姿を描いたドラマ作品です。
まだ未見の人は是非観て欲しい映画ですね。満足できると思いますよ。
90歳の花屋のジジイが、店が潰れたのをきっかけに麻薬カルテルの運び屋へと変貌していく。
もうすぐ90歳になろうかと言うクリント・イーストウッドが主演を演じるにあたり、これほどハマり役は他に無かろうかと思います。
あ~こういう頑固ジジイいるね~💦って感じで、共感もできる‥その役柄がまた完璧何ですよね。
映画はそれほど山場があるわけでは無いのですが、めちゃくちゃ引き込まれます。
泣いた、感動したって人がめっちゃ多いんですけど、僕はそのどちらの気持ちにもなれませんでした。
悪い事をしたら、必ず罰が下る‥お金より家族と暮らす道をもっと早く見つけることができたならば‥と空しい、悲しい気持ちになってしまいました。
まあ、どちらにせよ名作です。
そんな名作映画「運び屋」ですが、実話を基に作られたって事を知っていますか?
レオ・シャープの実話を映画化
2014年、『ニューヨーク・タイムズ』にサム・ドルニックの記事「The Sinaloa Cartel's 90-Year-Old Drug Mule」が掲載されたされました。
この記事が伝えるところによると、園芸家のレオ・シャープは長期にわたってシナロア・カルテルの麻薬の運び屋を秘密裏に務めていたというのです。
当時、シナロア・カルテルの麻薬がたった一人の“運び屋”の手によって、メキシコからデトロイトへ大量に運び込まれているという事実を知った麻薬取締局は、必死の捜査の末、その“運び屋”をついに追い詰めることに成功しました。
しかし、車から姿を現したのは、何と‥おじいちゃん!!
2011年に逮捕されたのですが、このときレオ・シャープは87歳‥逮捕歴もなく、ごくごく普通のどこにでもいる老人でした。
他にも。顧客がインターネット経由で種子を購入するようになり、花屋が潰れた事や、彼の愛称が、スペイン語で「おじいさん」を意味する「エル・タタ」だったりと、ほとんど実話が映画で描かれています。
ただ一つ‥違う事があります。
それは‥
レオ・シャープが、映画のクリント・イーストウッドの様に誠実な人間では無かったという事…。
参考fa-arrow-circle-rightレオ・シャープ逮捕のとき『運び屋』原案記事を読んでみる
上記の記事を読んでみると、逮捕の時に必死でごまかそうとしていた姿が見えてきます。
やっぱね‥悪い事は悪い事なんですよ。
どんな事情があれ麻薬を運んでお金を得ていたわけですからね。
悪は悪なんです。
感動しなかったのは俺だけですかね?
他にも同意見の方はぜひコメント下さい(笑)
でも、良い映画ですよ。お暇があればぜひ観てみて下さい。