「マイ・ブロークン・マリコ」
マイ・ブロークン・マリコの題名の意味は?
直訳すると“私の壊れたマリコ”となる。確かに‥映画を観て行けばマリコは壊れていたのだな‥と分かります。
永野芽郁ちゃん演じるシイノトモヨは、そんなイカガワマリコの友達…。
個人的には永野芽郁の演技はあんまり上手いとは思ったことがないのですが、今回の永野芽郁の演技は今までと違った感じで、彼女を少し見直すいい機会になりました。
親友マリコ(奈緒)の遺骨(を収めた箱)を抱き、マリコがかつて行きたいと言った岬を目指して旅に出るロードムービー、観ても良いんじゃない?と思える作品ではあります。
ある日、ブラック企業勤めのシイノトモヨ(永野芽郁)を襲った衝撃的な事件。それは、親友のイカガワマリコ(奈緒)がマンションから転落死したという報せだった――。彼女の死を受け入れられないまま茫然自失とするシイノだったが、大切なダチの遺骨が毒親の手に渡ったと知り、居ても立っても居られず行動を開始。包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込み、マリコの遺骨を奪取する。幼い頃から父親や恋人に暴力を振るわれ、人生を奪われ続けたダチ親友に自分ができることはないのか…。シイノがたどり着いた答えは、学生時代にマリコが行きたがっていた海へと彼女の遺骨を連れていくことだった。道中で出会った男・マキオ(窪田正孝)も巻き込み、最初で最後の“二人旅”がいま、始まる。
つまらない?
2020年に発表されるや、単行本は即重版、第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞をはじめ、各賞を総なめにした傑作漫画「マイ・ブロークン・マリコ」(著:平庫ワカ)。
圧倒的な熱量と疾走感、「親友の遺骨と旅に出る」という心に刺さるドラマを備えたコミックの映画化が本作となっています。
検索で調べてみると‥
マイブロークンマリコ つまらない
って出てきます。
観てみて、面白かったとは思わなかったのですが‥つまらないとも思わなかったですね。
心に刺さるってわけでも無いけど、なんとなくずーと観れちゃうって映画でした。
映画も85分って短めではありますし、要所で窪田正孝とか出てきて上手いこと集中力を途切れさせません。
ただ、ちょっとストーリーに突っ込みどころもありました。
ひったくり犯のシーンとかそこらは微妙っすね。
個人的には面白いとも思わないけど、つまらないとも思わない
可もなく不可もなくってイメージの映画です。
ただ‥人によってはつまらないって感じる人が多い気もしますね。
最後の手紙は?
映画のラストで、マリコがシイノに遺した最後の手紙‥。
一体どんな内容だったのでしょうか?
シイちゃんへ…と書かれた手紙の内容は映画では観ることはできません。
ただ、手紙を読んだシイノはふっ・・と笑います。
微笑みながら手紙を見て、シイノは泣きます。
手紙の内容は、いつもシイノに話すような日常のふとした内容だったと思われます。
そんな手紙を読みながら、もうこのような話をマリコとすることができない‥と
マリコが死んでしまった事を噛みしめ、シイノは泣いたのです。
対象商品を購入すると特典でもらえる『カドコミ×ダ・ヴィンチ2020』8月号小冊子(【特集】漫画魂 の方)にマイ・ブロークン・マリコの短い描き下ろし漫画が掲載されています。
それを見るとマリコは飛び降りる直前、明るい表情でベランダにやってきたスズメにパンくずあげていました。
マリコは死ぬ気は無かったけど、ついついベランダから飛び降りてしまったのかもしれません。
そうだとしたら、手紙の内容がいつもと同じで何気ない日常の手紙だったのも頷けますね。
海外の評価
「マイ・ブロークン・マリコ」の
海外での評価はどうなっているのでしょう?
映画
「マイ・ブロークン・マリコ」の
海外の評価を
海外映画サイトIMDbで
調べてみました!
海外映画サイト
IMDbでは
196人の投票があり
平均点が
10点満点で
6.4点という
微妙な評価に
なっています。
ユーザーの投票で
一番多いのは
7点です。
投票数56人で
全体の28.6%
を占めています。
次に多いのは
6点
45人で
23.0%
3番目に多いのが
8点
31人で
全体の15.8%
6~8点が多いことから、海外でもまずまずの評価を受けているようです。
「マイ・ブロークン・マリコ」の様な邦画作品は興味深い作品が盛りだくさんです。