「ツイスターズ」に出てきたフジワラ効果って何?

1996年の映画『ツイスター』の続編映画となった『ツイスターズ』(原題:Twisters)…竜巻の恐怖を描いたこの作品で、日本人の名前が出てきました。

それは‥フジワラ効果

フジワラ効果(藤原効果)、英語で言えばFujiwhara Effectです。

聞いたことありますか?

竜巻が二つに分かれるシーンで出てきたこの言葉、なんなのでしょう?

調べてみました。

フジワラ効果とは

フジワラ効果とは、藤原効果、フジワラ相互作用、またはバイナリ相互作用とも呼ばれ、2つの熱帯低気圧が約1000km以内に接近した場合、それらが干渉して通常とは異なる進路(接近しあったり、逆に離れていったり、1つの台風に追従していったり)をとる現象のことです。

この効果が何故に日本人の名前がついているかというと、この効果を最初に説明した男性、1921年に当時の中央気象台所長だった日本の気象学者であった藤原咲平さんの名前から名付けられました。

藤原咲平

いごっそう612

男前ですね!フジワラ効果はこの日本の科学者の名前から来てるんですね。

 

映画『ツイスターズ』の中ではこのフジワラ効果によって竜巻が二つに分かれ、別々の進路を取って移動する姿が描かれていました。


実際に映画であったような双子の竜巻は1965年に起きています。

「パームサンデー・トルネード(Palm Sunday Tornado)」と呼ばれ、テキサス州からノースカロライナ州にかけて29個の竜巻が発生し、40人が死亡、491人が負傷し、1億4千万ドルの損害が発生した竜巻で、その中でこのような双子の竜巻も発生していました。

Palm Sunday Tornado

いごっそう612

こんな巨大竜巻が二つも来たら怖いですね。

 

映画『ツイスターズ』は、このような実際にあった竜巻をモチーフに作成されています。

映画では竜巻を消すという事に主が置かれていましたが、消すのはまだまだ難しいようです。

しかし、ストームチェイサーたちが色々と研究し、いずれは消せるようになるかもしれませんね。

期待しましょう。

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