
アップルストアが事件の場所で、なかなか興味深いと思って観たら、実際にあった事件を映画化したものでした。
実話映画なので、けっこうあっさりと盛り上がりもなく映画は終わりを迎えますが、まあ~それなりに楽しめたかな?って映画です。
2025年4月18日にnetflixで配信開始になっています。
犯人を演じたスーフィアン・ムスーリがリアルな犯人像で、観てて‥ちょっと怖くなり‥これ‥人ごとじゃないぞ!と思いました。
自分の身に降りかかってもおかしくない事件ですよね。
人質となったイリアン・ペトロフさんは本当に怖かったでしょう‥。
そんなリアルを体感できる映画です。
しかし‥犯人の動機ってなんだったのでしょう?これは謎のままになっているようです。
映画でも描かれていません(めっちゃ犯人怒っていたけど‥)。
観てそんはない映画だと思います。
お暇があれば観てみてください。
ihostageはこんな映画でした。
ihostageの意味は人質です。
その意味の通り、この映画は人質事件を描いています。
またその事件も実際にあった事件で、事件が起こった場所もApplestoreという興味深い映画であります。
映画のあらすじをサクッと書いていきます。
2022年2月22日火曜日、アムステルダムのライツェ広場にあるアップルストアに一人の武装した男が現れ、AirPodsを買いに来た男性を人質にした立てこもり人質事件が発生しました。
犯人は銃器と爆発物を所持し、暗号通貨ビットコイン2億ユーロを要求しました。
犯人が現れた際の騒ぎで数名逃げ出し、建物の3階カフェテリアには数十人が隠れていました。1階の倉庫にも4人隠れていました。
人質は1人で、犯人は銃を突きつけながら交渉人と会話をしました。
交渉人と話している最中に、カフェテリアの数十人は警察に救出されました。
交渉人は犯人に名前を聞き出すことに成功します。
犯人はアマール・アジャールと言う名の男で犯罪歴と精神疾患がありました。
人質となった男性が水を欲しがり、アマール・アジャールが交渉人に水を要求、機械で水を運んだ来たところに取りに行った際に、人質に逃げられてしまい、それを追ったアマール・アジャールは警察の車に追突されて、重傷を負います。
隠れていた4人は、映画の題名にもなっているiHostageという合言葉を聞き、隠れていた倉庫の扉を開け救出されました。
人質犯は1日後、病院で負傷のため死亡しました。
救出された人々は安どの涙を流しました。
というような映画でありました。
人質の恐怖がこちらに伝わってくるようなリアル感があり、また助かった後の安堵する姿もリアルなものがありました。
実際にあった事件‥アップルストア人質事件の概要
2022年2月22日17時38分、アムステルダム警察の管制室は通行人から「武器を持った人がいる」との112番通報を受けた。その30秒後、アップルストアの警備員から発砲があり、アップルストアで人質事件になっていると通報があった。
アップルストアは人通りの多いライツェ広場(Leidseplein)にある。警察は直ちに特別介入サービス(DSI)に通報。
17時41分、最初のパトカー(近隣警察官)が現場に到着。17時45分、DSIの緊急対応チームが現場に到着。
犯人は自ら警察のコールセンターに電話をかけ、2億ユーロ相当の暗号通貨を要求し、自爆すると脅していた。
その間に多くの客が店を出た。犯人は半自動小銃と拳銃を所持し、迷彩服に爆弾ベストのようなものを着用していた。到着した警察に向かって半自動小銃で発砲したが、負傷者は出なかった。
ライツェ広場から人々は完全に避難しました。
犯人は銃を突きつけて人質を押さえながら店内を歩き回った。
犯人は警察の交渉人に電話をかけ、2億ユーロの仮想通貨と安全通行証を要求した。建物内には数十人がおり、その中には1階の物置に隠れていた4人が含まれていた。人質犯はアムステルダムの地元放送局AT5にメッセージと写真を送り、同局はすぐに警察に連絡した。
警察はライツェ広場の住民と労働者に屋内に留まるよう要請した。
店の隣にあるデ・バリ討論センターを訪れた人々は窓から離れるよう指示された。広場の周囲は封鎖された。
警察のヘリコプターが上空を飛行した。特別介入部隊と王立憲兵隊も出席した。
上階のカフェテリアに立てこもっていたアップルの従業員は解放された。数十人が建物から逃げ出し、警察に救出された。
彼らは駅で供述した。
犯人は人質が水を干しがった為に交渉人に水を求めた。警察ロボットがそれを店の入り口まで運びました。
人質は水を受け取りに行き、犯人の隙をついて逃走しました。犯人はライツェ広場を横切って彼を追いかけた。犯人はパトカーに故意に衝突され、重傷を負った。犯人が銃を突きつけられている間、爆発物探知ロボットが彼を検査した。
その間に、店にいたさらに多くの人々が安全な場所に避難した。
爆発物がなかったことが判明した後、犯人は治療を受け、救急車で病院に搬送された。
犯人は反応がなく、2月23日の夜に負傷により死亡した。
事件の概要を読んでみると、映画は実話をほぼそのまま描いている感じですね。
映画「iHostage」の評価とレビュー!
映画「iHostage」の映画サイトの評価を調べてみました。
Filmarks:3.3/5点
映画.com:2.8/5点
IMDb:5.8/10点
Rotten Tomatoes:1.7/5点
けっこう評価低いなあ~💦
レビューも紹介します。
手に汗握る臨場感
この映画は、最初の瞬間から観客の注意を引くことに成功している。緊迫感があり、生々しく、驚くほどリアルで、まるでドラマ化された解釈を見ているというより、実際に起こった出来事を目撃しているかのようだ。撮影においても、物語のテンポにおいても、その表現方法には信憑性がある。監督は明らかに、この映画にインスピレーションを与えた現実の出来事に可能な限り近づこうと意識的に努力し、その努力は大きく報われた。
この映画の最も強力な側面のひとつは、感情的なインパクトである。ストーリーの激しさは手に取るようにわかり、印象に残る。典型的なスリラーやドラマではなく、登場人物の心理や彼らが置かれた奇妙で不穏な状況に深く踏み込んでいる。ストーリーそのものは一風変わっており、時には奇想天外ですらあるが、その奇想天外さゆえに説得力がある。次の展開が読めず、次に何が起こるのか常に気になってしまう。
主要人物はニュアンスと深みをもって描かれている。主役を演じる俳優たちは、説得力があり、感情移入できる演技を見せる。彼らの心の葛藤、恐れ、動機を感じ取ることができる。彼らが自分のキャラクターを十分に理解するために時間をかけたことは明らかで、それが彼らの演技を誠実で人間的なものにしている。彼らはオーバーアクトではなく、感情を自然に展開させ、それが映画のリアリズムを強めている。
しかし、すべての演技が同じように強いわけではない。主役級の俳優たちが輝く一方で、脇役の何人かは少々硬かったり、強引だったりする。大きな問題ではないが、映画が懸命に作り出そうとしている没入感のある雰囲気から時折引き離されてしまう。しかし、このような瞬間は稀であり、作品全体のクオリティに影を落とすことはない。それでも、そういった二次的な部分のキャスティングや演出にもう少し気を配れば、一貫性という点で違いが出たかもしれない。
このような些細な欠点はあるものの、この映画は強くお勧めできる。ストーリーは無視できないほど力強い。恐怖、信頼、孤独、人間関係の複雑さなど、深く個人的でありながら普遍的な共感を呼ぶテーマを扱っている。これらのテーマは、会話だけでなく、視覚的なストーリーテリングによっても探求されている。カメラワーク、照明、設定はすべて、登場人物の心情を反映し、閉所恐怖症のような強烈な感覚に寄与している。
この映画で最も称賛に値する点のひとつは、ベースとなった現実の出来事に対する敬意である。往々にして映画製作者は、ドラマチックな効果を狙って実話をセンセーショナルにしたり誇張したりする必要性を感じるものだが、この映画はその罠を回避している。その代わりに、繊細さと抑制をもって物語を語っている。搾取的であったり、軽蔑的であったりすることはない。それどころか、特定のメッセージを強く押し付けることなく、何が起こったかを振り返り、より広い意味合いを考えるよう観る者を誘う。
結論として、この映画は混雑したドラマ・スリラーの中の単なる一作品ではない。生々しい感情的エネルギー、細部へのこだわり、困難な物語を誠実に描くという姿勢のおかげで際立っている。この作品は強烈な体験であり、観るのは必ずしも容易ではないが、時間をかける価値は間違いなくある。心理的な緊張感、人間ドラマ、プロットの奇妙なひねり、どれに引き込まれても、クレジットが流れた後もずっと心に残る何かをこの映画で見つけることができるだろう。
力強い演技、魅力的で一風変わったストーリー、リアリズムへのこだわりを兼ね備えた作品を探しているなら、この作品は間違いなく観る価値がある。真実がいかにフィクションよりも奇妙で、力強いものであるかを思い知らされる。
ダサいタイトル、観れる映画
アップルストアで自爆テロ犯が人質を取る。
これは実際に起こった事件を基にしたものだ。オランダの人々にとっては刺激的なのかもしれないが、私には少し生気が感じられない部分があった。ストーリーは面白いのだが、人質が登場する部分は、テレビ番組の安っぽい再現ドラマのように感じられることがある。これらのシーンは釘付けになったかもしれない。ただ、迫力がなかった。
警察のシーンはもっと良かったと思う。彼らはもっと動き回ることができたし、常に怯えた演技をする必要もなかった。警察のシーンがもっと多ければ、映画がもう少し進んだかもしれない。人質のシーンのいくつかは緊迫感があったし、特に緊急医療事態が発生する可能性のあるシーンをうまく処理していたと思う。
私たちは登場人物の誰についても多くを知ることはなく、ドラマはこれまでで最も激しいものというわけでもない。Netflixの暇つぶしとしては十分だが。おまけに英語吹き替えはかなりいい。
不要な映画
「iHostage」は全くもって不必要な映画だと思いました。
人質事件は刺激的で良い映画になり得ますが、本作には特に目新しい要素はありません。原作の事件自体も、映画全体を支えるほどの説得力はありませんでした。
最大の問題は、登場人物の誰もが深みがなく、記憶に残る人物ではないことです。人質犯、人質、警察、交渉人、どれも平板で単調に感じられます。彼らのその後に何が起こるのか、心を揺さぶるような背景や感情描写が欠けています。
総じて、「iHostage」は人質というジャンルに何ら新しい要素や面白みを加えていない、忘れられがちな映画です。個性豊かなキャラクターや手に汗握るストーリーを求めているなら、時間の無駄です。
レビューはけっこう賛否両論な意見が多かったように思いました。
まあ~僕はそれなりに楽しめたんですけどねー。
「iHostage」のような実話を基にしたNetflix作品は興味深い作品が盛りだくさんです。