
戦争って本当に良い事何も無いですよね…という事で、ご紹介する映画は
「日本のいちばん長い日」です。
「日本のいちばん長い日」は、混迷極める太平洋戦争末期の日本において国の行く末を模索する人々の姿を描いた、昭和史研究の第一人者・半藤一利のノンフィクション小説を映画化した戦争ドラマ!
監督は、『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』などの原田眞人。
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
作品情報
原題:日本のいちばん長い日
邦画:戦争ドラマ
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年8月8日
レンタル開始:2016年1月06日
上映時間:136分
あらすじ
1945年7月。太平洋戦争での戦況が悪化する日本に対して、連合軍はポツダム宣言の受託を迫る。連日にわたって、降伏するか本土決戦に突き進むかを議論する閣議が開かれるが結論を一本化できずにいた。やがて広島、長崎に原爆が投下され、日本を取り巻く状況はさらに悪くなっていく。全国民一斉玉砕という案も取り沙汰される中、阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)は決断に悩み、天皇陛下(本木雅弘)は国民を案じていた。そのころ、畑中健二少佐(松坂桃李)ら若手将校たちは終戦に反対するクーデターを画策していた。
予告動画
感想とネタバレ
この映画は実話映画です!
こういう映画は、今の日本人は本当に観るべきだと思います。
この映画を観れば、今の日本人は幸せボケをしてるんだろうな~と思ってしまう‥もちろん自分もその一人なのだが、過去の日本人が持っていた熱さを今の日本人は忘れつつあるような気がする。
「日本のいちばん長い日」は、敗戦を受け入れ、ポツダム宣言の受諾が決定した1945年8月14日の御前会議から、翌15日の玉音放送までの戦争終結に至る実際にあった激動の24時間を映画化した作品です!
役所広司、本木雅弘、山崎努ら豪華キャストで映画化しています!
↓以後映画の※ネタバレ込みで感想を書いています。観賞予定の方はご注意ください
戦争終結か?戦争継続か?
1945年7月、日本圧倒的不利な状況で戦局が厳しさを増す中、日本に無条件降伏を求めるポツダム宣言が発表されます。
連日閣議が開かれ議論に議論が重ねられるが、受諾し全面降伏しするのか?それとも反対し玉砕覚悟の本土決戦を選ぶのか?
ポツダム宣言とは?
ポツダム宣言(ポツダムせんげん、英語: Potsdam Declaration)は、1945年(昭和20年)7月26日にアメリカ合衆国大統領、イギリス首相、中華民国主席の名において大日本帝国(日本)に対して発された、「全日本軍の無条件降伏」等を求めた全13か条から成る宣言である。正式には日本への降伏要求の最終宣言(Proclamation Defining Terms for Japanese Surrender)。他の枢軸国が降伏した後も交戦を続けていた日本はこの宣言を受諾し、第二次世界大戦(太平洋戦争/大東亜戦争)は終結した。
さらに詳しくはこちら⇒参考fa-arrow-circle-rightポツダム宣言とは?
天皇が選んだ結果は?
議論を重ねるが、結論が出ないまま8月に突入します。
8月6日に広島、そして8月9日に長崎に原爆が投下され『一億玉砕論』の声も上がる中、日本最大の決断がくだります。
それは、全面降伏
昭和天皇は日本国民が生き残るために降伏を選ぶのです!この天皇が選んだ降伏と言う結果によって今の日本があるのです。
昭和天皇を演じたのは本木雅弘!演技が良すぎてビックリします。『天空の蜂』にも出ていましたが、シリアスな役どころがぴったりです!
降伏を選んだ昭和天皇、そして‥降伏発表を前日に控えた夜、降伏に反対する若手将校らは玉音放送を流させまいとクーデターを企て皇居やラジオ局占拠に向け動きはじめるのです。
暴走する若手将校畑中少佐を演じるのは松坂桃李!
『エイプリルフールズ』で見せた演技とは違ってシリアスな役どころを見事に演じていました。
ちょっと神経質そうな役柄で見事に怪演しています!
キーマンは阿南惟幾陸軍大臣(※ネタバレ)
役所広司が演じる阿南惟幾陸軍大臣がこの映画のキーマンとなります。
役所広司はさすがの演技で安定感があります。
日本を救うために、戦争継続を訴える若手将校たちの暴走を、最後まで彼が上手く止めていてくれたおかげで今があると思います。
ラストは自決しますが、割腹に介錯なしという壮絶な最期!若手たちに申し訳ないと思ったのでしょうか?
切腹を超える割腹‥戦国時代でもないのに、昔の日本人の使命感と言うか、根性と言うか、責任感というか、天皇への忠誠心というか、頭が下がります。本当に凄いです!
阿南惟幾とは?
阿南 惟幾(あなみ これちか)は、1887年(明治20年)2月21日 - 1945年(昭和20年)8月15日)は、日本の陸軍軍人。陸軍大将正三位勲一等功三級。
1945年(昭和20年)4月に鈴木貫太郎内閣の陸軍大臣に就任した。太平洋戦争(大東亜戦争)末期に降伏への賛否を巡り混乱する政府において戦争継続を主張したが、聖断によるポツダム宣言受諾が決定され、8月15日に自害。日本の内閣制度発足後、現職閣僚が自殺したのはこれが初である。
くわしく阿南 惟幾を知りたい方はこちらへどうぞ⇒参考fa-arrow-circle-right阿南 惟幾とは?
この映画の評価、おすすめ度は?
なかなか濃厚な作品でした。たまにはこういう日本映画は観なければいけませんね!
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.5)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.70)
TSUTAYA:★★★☆☆(3.09)
2016年5月03日時点
妥当な線だと思います。濃厚な戦争ドラマですが、難しい話に眠気も来ちゃいます。
個人的な私のおすすめ度は?

(3.4)です!
凄く勉強になりました!そして大和魂を観た!
昭和の人々には楽しめる作品ではないだろうか?平成生まれにはちょっとどうなのだろう・・・
でも両者に観てほしい実話戦争映画ですね!