
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
昭和の匂い漂う名作邦画の誕生です。
「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などで知られるベストセラー作家・横山秀夫の著作で、2012年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、13年「このミステリーがすごい!」第1位など高い評価を得た警察小説「64(ロクヨン)」を映画化した2部作のミステリー・ドラマの前編!
【作品情報】
原題:64 ロクヨン 前編
邦画:ミステリー・ドラマ
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2016年5月7日
レンタル開始:2016年11月25日
上映時間:121分
公式サイト
あらすじ
わずか7日で終わった昭和64年。その年に起きた少女誘拐殺人事件、“ロクヨン”から14年が経過し、未解決のまま時効が近づいていた。そのロクヨンの捜査に携っていた警務部秘書課広報室の広報官・三上義信(佐藤浩市)は、記者クラブとの不和、刑事部と警務部のあつれき、ロクヨンを模倣したような誘拐事件に直面し……。
予告動画
キャストはこいつら!
この映画を観るうえで知っておいた方が良いキャストを紹介します。
しかし!超豪華キャストでしかも人数が多い!金かかってんな~(*‘∀‘)
三上義信 (佐藤浩市)
当時“ロクヨン”の捜査にあたった刑事であり本作の主人公!警務部広報室で広報官として働いている。時効が迫ったロクヨン解決のために動き出すが、記者クラブとの確執、キャリア上司との対立や刑事部と警務部の軋轢など。それにめげず正義のために前を向いている三上義信に胸が熱くなること間違いなし。
諏訪(綾野剛)
三上の右腕的存在!係長である。仕事ができるオーラが満載です。
秋川(瑛太)
東洋新聞キャップであり、記者クラブのボス的存在!警察を信じておらず色々物事をかき回してくれる。
雨宮芳男(永瀬正敏)
少女誘拐殺人事件(ロクヨン)被害者の雨宮翔子の父親、妻も病気で失っており人生に絶望している。三上から伝えられた警察庁長官による慰問の申し出を断る。
日吉浩一郎(窪田正孝)
元科捜研研究員、NTTの先端技術部門から転職してきた職歴を買われて、技術吏員としてロクヨンの自宅班の4番手として招集された。事件でのミスも責任を問われ事件後に3か月ほど休職したまま依願退職扱いとなった。自宅では事件以来、14年部屋に引きこもったままである。
赤間(滝藤賢一)
とにかくムカつきます。キャリア組の警務部長であり自分の出世の事しか考えていない。三上に無理難題を押し付け、その責任も三上のせいにするという傍若無人ぶり!
美雲(榮倉奈々)
警務部秘書課。広報室の紅一点!榮倉奈々デカいし警官役とかこういう仕事しかないよね。
三上美那子(夏川結衣)
三上義信の妻。元ミス県警の美人という設定である。失踪中の子供あゆみから電話があるかもしれないからと引きこもり気味になっている。
手嶋(坂口健太郎)
東洋新聞サブキャップである。文句だけは一人前。
坂口健太郎この俳優陣の中では全く目立たない。
ほぼ出番なし・・
辻内欣司(椎名桔平)
本部長、いい人そうで悪い人。刑事部長を本庁のキャリアに据えようとしている。
荒木田(奥田瑛二)
刑事部長。刑事たちの象徴ともいえる刑事部長職についている。そのポストが本庁に『召し上げ』られると知り、最後の地方の刑事部長になるのを阻止すべくあらゆる手段を使おうとする。『幸田メモ』をひた隠しにしている・
二渡真治(仲村トオル)
警務部警務課 調査官(警視)であり三上の同期でもある。「幸田メモ」について調べている。
幸田一樹 (吉岡秀隆)
元県警捜査一課刑事である。ロクヨンでは自宅班だったが、事件の半年後に「幸田メモ」を残し辞職し現在は警備員となっている。
この様な豪華メンバーキャストが勢ぞろいした映画になっています。瑛太と綾野剛の同世代演技対決桃どころです。
64相関図
映画64の人物相関図です。前編はこの相関図だけで理解できると思います。
幸田メモとは?
前編映画内でよく出てきた言葉です。えっ・・なんだったっけ?
幸田メモとは?
64事件で犯人から3回あった電話・・その録音をことごとく失敗した事を県警が隠蔽しました。当時捜査1課の刑事幸田は隠蔽に反対したたのですが、却下され事件半年後に幸田は不祥事のことを書いたメモを残して退職します。
そのメモが「幸田メモ」です!
64(ロクヨン)とは?
けっこう映画観てて、なんでロクヨンっていうんだっけ?と思ったので64(ロクヨン)とは?何かを書いておきます。
1989年は昭和と平成をまたいでいる年です。昭和最後の年っである昭和64年(西暦1989年)は7日間しかないのです。(1月1日~1月7日までの7日間)。
昭和天皇崩御の2日前、昭和64年発生した昭和64年この映画の冒頭の少女誘拐事件は通称「64(ロクヨン)」と呼ばれることになったのです。
記者クラブ
この映画を観たら、記者クラブという存在がめっちゃ気になると思います。なのでちょっと調べてみました。
記者クラブ(きしゃクラブ)とは?
公的機関や業界団体などの各組織を継続取材を目的とするために大手メディアが中心となって構成されている任意組織。
公的機関はクラブに対し記者室を提供、光熱費なども負担している。
記者クラブに詰めている記者が普段、出勤するのは取材機関の記者室である。
日中は常駐し、プレスリリースを待ったり記者会見や記者懇談会で話を聞き、必要があれば現場に取材に行く。夜になると「夜討・朝駆」(ようち・あさがけ)と呼ばれる、関係者への取材(対象者の自宅や訪問先が多い)を行う。
政治報道の場合、番記者が取材対象に一日中張り付く。移動中に取り囲んで、「ぶら下がり」という非公式な会見を行うという手法も取られる。
事件などのその性質によっては記者クラブの内部でも報道協定で取材を制限することもある。
特に制度として確立しているのは身代金目的誘拐事件が発生した場合の誘拐報道協定である。犯人が「警察に通報すれば人質を殺害する」などと脅迫し、事件が報道されれば警察が捜査していることが犯人に露見し人質に危険が及ぶことから、報道を各社間の協定で控える。
また大きな事件、事故の関係者のところに多数の記者が集まる「集団的過熱取材」(メディアスクラム)が起きた場合に、地元の記者クラブなどが中心となって取材の自粛や制限を申し合わせることもある。
ちょっと難しいかもしれませんが、映画を観たらなんとなく雰囲気は理解できると思います。
【感想とネタバレ】
監督は「ストレイヤーズ・クロニクル」の瀬々敬久
わずか7日間しかなかった昭和64年に発生し、未だ未解決となっている少女誘拐殺人事件の解明に挑む刑事と、彼を取り巻く人々のドラマが描かれています。
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
とにかく骨太!俳優陣の演技力が物凄い!
“昭和64年”に起きた残忍な未解決誘拐事件を軸に、昭和64年から平成の現代まで続く人間模様、骨太な群像劇がスリリングに描かれています!
なんでしょうね~ミステリアスな雰囲気もありながらの熱い人間ドラマでもあります!
121分と長尺ながらもあっという間に終わってしまいます。まったく飽きることなかったです。
とにかく俳優陣の演技力がものすごい!もう画面から目が離せません!
記者クラブ VS 警務部広報室
映画前編となる本作は、64事件の謎を追いつつ警察内部の権力争い、そして記者クラブ VS 警務部広報室の確執を描いています。
最終的には記者クラブ VS 警務部広報室の話がメインでまとまってきます。
ハッキリ言いましょう!メチャ面白いです!
64 ロクヨン 後編は12月9日レンタル開始!
後編が気になる感じで終了した前編!
レンタルはまだなのか?いつレンタルなのか?と調べてみました。
後編は12月9日レンタル開始!
です。
楽しみですね(´∀`)
後編のレビューはこちら
【まとめ:この映画の評価、おすすめ度は?】
めっちゃ面白かったと思います最高です!後編が早くも楽しみ!
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.8)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.65)
TSUTAYA:★★★☆☆(3.28)
2016年11月29日時点
おろ?(⊙▽⊙)思ったより低いなあ~。
個人的な私のおすすめ度は?
自分はかなり楽しめました。めっちゃ面白かったです。とにかく俳優陣の演技を見て頂きたいです。
主人公の心情も上手く表していました!後編が観たくなる素晴らしい前編ですね!
後編のレビューはこちら
前編はかなり濃厚な映画という感じで
オススメの邦画映画です!