
将棋にかけたわずか29年の人生・・
将棋に人生を賭け、29歳の若さで亡くなった棋士・村山聖の生涯を描いた大崎善生による同名ノンフィクション小説を、松山ケンイチ主演により映画化したドラマ!
作品情報
原題:聖の青春
邦画:ドラマ
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年11月19日
レンタル開始日:2017年4月1日
上映時間:124分
公式サイト
あらすじ
幼少期から難病を患う村山聖は、入退院を繰り返す中で将棋と出会い、15歳で森信雄に師事する。10年後、名人になる夢をかなえるべく上京した聖(松山ケンイチ)は周囲に支えられながら将棋に全力を注ぎ、七段に昇段したころ、同世代で名人のタイトルを獲得した羽生善治に激しいライバル心を抱く。さらに将棋に没頭する聖だったが、がんが彼の体をむしばんでおり……。
予告動画
感想とネタバレ
難病に苦しみながらもひたすら名人を目指して人生の全てを将棋に捧げた天才棋士・村山聖のわずか29年という短くも壮絶な生涯を、家族や師匠との絆、羽生善治をはじめとするライバルたちとの熱き友情とともに綴った感動の青春ドラマです。
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
村山聖とは?実話
この映画は実話映画です。村山聖という実際に存在した人物を描いた作品です。村山聖は「羽生世代」と呼ばれる棋士の一人です。
5歳のとき、腎臓の難病「ネフローゼ症候群」にかかっていることが発覚し、5年生まで国立療養所原病院(広島県廿日市)に入院していたそうです。
大人になり、一人暮らしをはじめ、3000冊の少女漫画などの漫画に囲まれて過ごしていたそうで映画でも少女漫画好きが分かるようなシーンがあります。
奨励会入会からプロ入りまで2年11か月しかかからず、羽生善治を超えるスピード出世だったそうです。
プロ入り後紆余曲折を得て、進行性膀胱癌になり治療、復帰するも癌の再発・転移が見つかり治療するも29歳の若さでこの世を去っています。
実際の本人の画像
村山聖を詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E5%B1%B1%E8%81%96
松山ケンイチの渾身の演技
元々役者として評価が高い松山ケンイチですが、この映画からカメレオン俳優の異名も手にしています。
何と松山ケンイチは20㎏も増量してこの役柄に挑んだのです。
他にも徹底した役作りがあります。
映画の中に、村山が森から教わったのは「酒と麻雀だけ」というセリフがあるのですが、劇中でふたりが麻雀を打つシーンはないにもかかわらず、撮影前に松山ケンイチは森役のリリー・フランキーと麻雀をすることをお願いしたそうです。
この映画を観れば、村上聖がどういった人物だったのかが理解できるだろう・・彼の将棋に対する情熱、羽生への思い。すべてが伝わってきます。
細かい役作りまでこだわり、村上聖を演じきった松山ケンイチの演技は素晴らしかったです。
映画「怒り」でも好演でした。
東出昌大の羽生さんも悪くない
実は東出昌大さんが羽生さんを演じているのですが、これがまた似てると評判です。
松山ケンイチだけでなく、東出昌大も侮れない!
後々考えたら、なかなか豪華なキャストです。
この映画の評価、おすすめ度は?
映画としては面白味は無いです。でも俳優陣の演技力、そしてこういう人物が生きていたという事を知る。なかなか見ごたえはある映画です。
この映画の様な、実話ベースの映画でオススメは「日本で一番悪い奴ら」などもオススメです。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.5)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.60)
Filmarks:★★★★☆(3.6)
2017年4月30日時点
妥当な線だと思います。これぐらいの評価のイメージ
個人的な私のおすすめ度は?
(3.5)です!
なかなか見ごたえありましたし、村上聖さんの事を知ることができました。良い映画です。松山ケンイチの演技力も必見です。
知って欲しい実話映画です。