
本日は2017年の映画「彼らが本気で編むときは、」のネタバレと感想を書いています。
これけっこう真面目な映画っすね!
「彼らが本気で編むときは、」は、荻上直子監督が5年ぶりにメガホンをとり、トランスジェンダーのリンコと育児放棄された少女トモ、リンコの恋人でトモの叔父のマキオが織り成す奇妙な共同生活を描いた人間ドラマ映画です!!
作品情報
原題: 彼らが本気で編むときは、
洋画:ヒューマン・ドラマ
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年2月25日
レンタル開始:2017年9月6日
上映時間:127分
あらすじ
母親が家を出てしまい置き去りにされた11歳のトモ(柿原りんか)が、おじのマキオ(桐谷健太)の家を訪ねると、彼は恋人リンコ(生田斗真)と生活していた。トランスジェンダーのリンコは、トモにおいしい手料理をふるまい優しく接する。母以上に自分に愛情を注ぎ、家庭の温もりを与えてくれるリンコに困惑するトモだったが……。
予告動画
感想とネタバレ
この映画を観た後、妙にテンションが下がってしまった💧
知り合いに『良い映画だから観てみて~。』
と言われたので観たんですけどね‥うん‥この映画リアルに社会問題映画だわ。
社会問題映画※ネタバレ
何か若干ゆる~い映画かなぁ?ちょっと笑えたり?と思っていたのだが、ガッツリ社会派映画でした。
介護問題、ネグレスト、性同一性障害、いじめ…
現代の日本に潜む問題を題材にした作品です。
性同一性障害…昔はそういう人も見かけなかったのですが、最近は職場にもチラホラ見かけます。特にどうとか感じませんが、世間的には否定的なのかもしれませんね。映画ではかなり差別的に扱ってます。
ネグレスト‥これもまた多い!育児放棄だけでなく、虐待して逮捕されてる親の多い事・・
今の親は余裕がなくなってきているんでしょうか?
介護問題‥これもまた問題ですよね、映画の中で離れれてホッとしたありますが‥そうなんです。政府は認知症の人でも在宅で介護を推進してますが、これ絶対無理!愛していた人を愛せなくなってしまうし、認知症介護しながら働くなんて無理です。施設に入れてってのが一番でしょうが、今は費用がすごくかかります。
イジメ…子供がいる身では他人ごとではないです。今の子のイジメは陰湿ですからね。
この映画は、そんな問題をいっぱい描いた作品です。母親に育児放棄された少女が叔父とその恋人に出会い、共同生活をしながらそういう事を描いてます。
想像以上に明るい作品では無いっすね…色々考えらされます。
生田斗真が美しすぎる!
この映画では生田斗真が、性同一性障害の元は男性(リンタロウ)→女性(リンコ)を演じています。
きっと笑えんだろうなあ…と思っていたのだが、全然そんな映画ではありません💧
至って真面目に性同一性障害の役を演じています。
そして驚くほど…
(゚д゚)!生田斗真が美しすぎる!!
いや~顔は元々整ってるけど、凄いですね~。本当の女性に勝てるでしょう(笑)
彼らが本気で編んだ物※ラストネタバレ
ここは笑うところなのだろうか?
彼らが本気で編んだものは…
まさかのチョン切った○○○だった!?
それを108個作り燃やし供養するのだという・・・
そして、この映画のラストもどういう答えを自分の中に出せば良いのか?わからない…
選んだ選択は…
失敗?
成功?
とにかく分からない‥それで幸せになったのか?母は改心したのか?
でも経験上、改心は無いと思う。母である前に女である女性の本質はそう簡単に変わることは無い。
この映画の評価、おすすめ度は?
良い映画なのかと問われたら良い映画だったんだろうなあ‥と思います。
何というか…申し訳ない言葉で表しにくいです。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(4.0)
Yahoo!JAPAN映画(4.04)
Filmarks(4.1)
2017年11月22日時点
けっこうな高評価!「チョコレートドーナツ」のような映画と評価している人もいました。
元ボクサーの一念発起の評価は?
(3.4)です!!
申し訳ございません。何か自分には合わなかったみたいです。
何だろうな…この気持ちは…
スッキリと幸せなラストが観たかったんでしょうね。
生田斗真主演映画は他にもこんなのがあります。