
本日は、2017年のNetflixオリジナル映画「最初に父が殺された」のネタバレと感想を書いていきます。
「最初に父が殺された」は、クメール・ルージュ時代のカンボジアを生き抜いたルオン・ウン(英語版)の回想録『最初に父が殺された 飢餓と虐殺の恐怖を越えて(英語版)』をモチーフに、アンジェリーナ・ジョリー監督が映画化した歴史・スリラー映画です。
作品情報
原題: First They Killed My Father: A Daughter of Cambodia Remembers
洋画:歴史・スリラー
製作年:2017年
製作国:アメリカ・カンボジア
ネットフリックス配信:2017年9月15日
上映時間:136分
最初に父が殺された | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
あらすじ
カンボジア。5歳の少女・ルオンは家族と一緒に温かい幸せな生活を送っていた。ところが、突如、街に武装した組織がやってきて、ルオンたち家族も家を出ることになる。そして、幼いルオンが見たものは、あまりにも壮絶なカンボジアの歴史と戦争の一部だった。
予告動画
感想とネタバレ
最近Netflixオリジナル映画にハマっている管理人です。
オリジナル映画って良いですね~、今まで目を向けて無かった動画配信サービスも加入してみれば便利な物…
ここ2週間レンタルショップに行っていません💧
というわけで、本日はブラッド・ピットの嫁さんで離婚協議中のアンジェリーナ・ジョリーが監督した映画をオススメします!
【最初に父が殺された】って映画なんですけどね。
ルオン・ウン著書の「最初に父が殺された―飢餓と虐殺の恐怖を越えて」って本をモチーフに作られた映画です。
「最初に父が殺された」を観る前に知っておくべきこと※ネタバレ
1975年~1979年に、ポル・ポト率いるクメール・ルージュは、当時のカンボジア国民の約四分の一にあたる推定200万人を
処刑、飢餓、病気、強制労働によって組織的に殺害しました。
この映画「最初に父が殺されたは」は、その時を家族の中で唯一生き延びたルオンを主人公に、時代の始まりから終わりまでを描いています。
予備知識なしで観たら、平和ボケした日本人である我らには、その時代背景などに入り込めません。
この映画は、ある程度時代背景を調べていた方が良いと思います。
その三つは
・オンカーとは?
・クメール・ルージュとは?
・ポル・ポトとは?
の三つです。
まず映画に再々出てくる「オンカー」という言葉
見えない支配者「オンカー」は、実際には存在しないものです。
映画観ていても、再々出てくるけど誰?ってなっちゃいます。
オンカーは、カンボジア語で組織を意味するそうで、その組織って何?て言われると誰も知らなかったのが実態です。
オンカーと言われると上層部からの命令としてしか知りえなかったそうです。
支配している者に団結させないように「内部の敵を探せ」恐怖密告システムの伝達をこの名でしていたそうです。
その正体は、クメール・ルージュ、カンプチア共産党、ポルポト派でした。
クメール・ルージュは、映画観てて何となくは理解できるとは思います。
カンボジアの政治勢力、及び極左武装組織です。
民主カンプチアにおけるカンプチア共産党とサロット・サル(ポル・ポト)による独裁体制を支え、民主カンプチア崩壊後はカンプチア人民共和国やカンボジア王国への抵抗を行った勢力の総称として用いられています。
ようするにポル・ポトに追随する武装勢力と思ったら理解しやすいと思います。
このクメール・ルージュが大虐殺を行った犯人なのです。
そして最後は、ポル・ポトを知っていたら完璧です!
あまり知らなかったんですが、ヒトラーやムッソリーニとかに引けを取らない独裁者です!
クメール・ルージュを操っていたボスですからね…ヤバいに決まっている…
中華人民共和国の毛沢東主義を基盤にした「原始共産主義社会」であり、その実現のために、国立銀行を閉鎖し、貨幣なども廃止する一方、都市住民を農村に強制移住させ、わずかな食料を与え奴隷の様に食糧増産に従事させ、その食糧を外国からの武器調達のために輸出してしまい、国民の多くが飢餓、栄養失調、過労により殺してしまった張本人です。
「最初に父が殺された」は前述したように、ポル・ポト率いるクメール・ルージュの虐殺と農業従事を描いています。
こういう予備知識なしに観てしまうとイマイチ分からないので、ぜひ知っておいてください。
映画は実際にあった事よりは、綺麗に描かれているかもです。
実際はもっと酷かった様で、すぐに銃殺されていたらしい…
この映画ではそこまでのシーンは描かれていません‥
でも、大人の死体はゴロゴロ出てくるので、子供目線で描いているからなのかも知れません。
この映画で描かれている事がつい30年ほど前までに現実にあったと思うと怖くなりますね…
この映画の評価、おすすめ度は?
面白い、面白く無いというより、観るべき映画ですね…
アンジェリーナ・ジョリーもなかなか濃厚な作品作りますね。
「最初に父が殺された」と同じく知るべき実話映画は他にもあります。
各映画サイトの評価はこんな感じ
Filmarks(3.6)
2018年1月6日時点
海外の評価
批評家89% 観客82%
かなりの高評価(゚д゚)!
元ボクサーの一念発起の評価は?
この映画のオススメ度は
(3.5)です!
観るべき映画ですが、決して面白い映画ではないです。
終始思い雰囲気…観るのが辛くなる映画です。
でも、知っておかねばならない実話映画ですね!!