本日は紹介する映画は
「RAW 少女のめざめ」
「RAW 少女のめざめ」は、生肉を食べたことで、恐ろしい本質に“覚醒”していくベジタリアンの少女の美しく危険な青春を描いたホラードラマ作品。
監督は、2016年・第69回カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞した、フランス人女性監督ジュリア・デュクルノー。
ちなみにジュリア・デュクルノーはこれが‥長編デビュー作品。
衝撃的なラストにビックリするなかなかヒネられた作品ですよ~。
作品情報
洋画:ドラマ
制作国:フランス/ベルギー
製作年:2016年
日本公開:2018年2月2日
レンタル開始:2018年7月4日
上映時間:98分
あらすじ
予告動画
感想とネタバレ
実は、この映画レンタル開始は2018年7月4日なんですけど、ちょっと早めに楽天TVで配信されていたので、観てみました。
ちょっと脱線しますが
僕が使う配信サービスはNetflixだけでしたが、楽天テレビも使いやすいですね。1.2倍速、1.5倍速、2倍速で観ることもできるのが驚きました。Netflixにはそんな機能は無いので、B級映画で時間ない時とかはありがたい。
ただ、課金制はちょっとね💧
国内もNetflixみたいに定額制を導入してもらいたいですね。
ベジタリアンが目覚める
16歳のジュスティーヌは、両親と姉と同じ獣医科大学に入学します。
その大学はとにかくクソ大学!
何がクソかというと、新入生へのいびりが凄い!!
ここは軍隊か?相撲部屋か?ALSOKの研修か?っていうほどのカースト制度!
ベッドを窓から投げ捨てられ、四つん這いで移動‥そして血をぶっかけられる!
わけがわからないこの上下関係…
そして、ベジタリアンだと言っても、無理やり食わされるウサギの腎臓…
でもね、その時ジュスティーヌの中で何かが目覚めたのです!
とにかくお肉が大好き!!
学食で衝動的にハンバーグを万引きしようとしちゃうくらいお肉が気になって仕方ない!
そう思ったのですが、さらに凄い事が待っていたのです。
※この後は映画の本質に触れるネタバレを書いています。
衝撃のカニバリズム映画※ネタバレ
肉・肉・肉…
ベジタリアンが急に肉食になった…
それは別に珍しい事では無いかも知れません。
しかし、肉は肉でも…
ジュスティーヌが一番食べたい肉は‥人肉だったのです!?
事故で姉の指が切れたのですが、その指をジュスティーヌはついつい食っちゃうんです。
いけないとは分かりつつも、こらえきれない欲望…
姉の指を食うんですよ?本当にヤバい!
カニバリズムなのです。
マジでヤバいと思うんですけど、でもね、姉もカニバリズムなんですよ。
ここで、冒頭のシーンに繋がるわけなんですが
自ら車の前に飛び出し、避けて事故った車の運転手を食っちゃってるんです。
こういう事を繰り返して人を食べているんですね。
終盤に、姉と妹が喧嘩になるのですが…
獣同士の殺し合いにしか見えなかったですね。
ラストネタバレ
姉もカニバリズムという事で、映画好きの人々は何となく気が付くと思われるんですけど‥
兄弟の親もカニバリズムなのです。
厳密に言えば母親なのですが、その衝撃の事実を明かす父親の身体は噛み跡だらけでした…
一体どうしたら、人肉食を治せるのだろうか?
ラストシーンは、そんな父親の衝撃の告白でした。
この映画の評価、おすすめ度は?
カニバリズム映画といえば『グリーン・インフェルノ』みたいなグロ系B級ホラーが多いと思うんですが
この映画は、ドラマチックに仕上げてあり、面白かったです!
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(3.7)
Yahoo!JAPAN映画(3.46)
Filmarks(3.8)
2018年6月18日時点
海外の評価はこんな感じ
海外参考Rotten Tomatoes
批評家(3.9)
観客(3.8)
(Rotten Tomatoesでは批評家10段階評価なので5段階評価に修正しています)
海外参考IMDb
(3.5)
(IMDbでは10段階評価なので5段階評価に修正しています)
けっこう高評価ですね。
元ボクサーの一念発起の評価!
この映画のオススメ度は
(3.7)です!