
本日ご紹介する映画は、実話を基にした胸糞が悪くなる映画
「先生を流産させる会」です。
この映画は、2009年に起こった愛知県半田市の市立中学での事件をモチーフにした作品で、妊娠した先生を流産させるために5人の女子生徒が結託した姿を描いた人間ドラマ映画です。
思春期、反抗期、子供の心に描いた些細なことかも知れない…
でも、この映画で描かれている事は許せない!
本当にあった事件だからこそ、余計に胸糞が悪くなる…そんな映画です。
予告編(トレイラー)
先生を流産させる会:作品情報
原題 | 先生を流産させる会 |
邦画 | 人間ドラマ |
製作年 | 2011年 |
製作国 | 日本 |
日本公開 | 2012年5月26日 |
レンタル開始 | 2012年10月10日 |
上映時間 | 62分 |
監督 | 内藤瑛亮 |
脚本 | 内藤瑛亮 |
キャスト | 宮田亜紀 小林香織 高良弥夢 竹森菜々瀬 相場涼乃 室賀砂和希 大沼百合子 |
おすすめ度 | (2.0) |
あらすじ
中学校の先生であるサワコ(宮田亜紀)は、モンスターペアレントの親や思春期の生徒たちに悩まされながらも教師生活を送っていた。ある時サワコの妊娠が発覚し、その事を知った生徒のミヅキ(小林香織)は嫌悪感を抱く、「あいつセックスをしたんだよ気持ち悪く無い?」と仲間の生徒たちを誘導し、5人の女生徒で「先生を流産させる会」を結成し、給食に薬を混ぜたり、椅子のネジを外したり、サワコに対して悪事を働いて行く。
映画の基となった実話
映画の基となった事件は、半田市立成岩中学校事件です。
映画では5人の女性となっていますが、実話の方は男子生徒11人の犯行です。
彼らが行った犯行は、いくつか映画でも出てきました。
実際に行った犯行
- 糊やチョークで作った精液を模した液体を担任の車にかけた。
- 理科の実験で出てきた薬品を担任の給食に混ぜた。
- 教員が座る椅子の背もたれのネジを緩めて転倒させようとした。
彼らが「先生を流産させる会」を結成した理由を調べたら驚きました。
その理由は…
- 席替えの際に不登校の生徒らに配慮して席順を決めたこと
- クラブ活動での出来事を注意されたこと
- 先生を困らせてやろうと会を結成
中学一年生の犯行ということで、善悪の区別がつかない子供の仕業なのかもしれないが…
悪すぎる…こういう事をやったらとんでもないとこになるんだぞ!
と日頃から教育が大事ですね。
感想とネタバレ
映画としては、面白みが無い映画です。
2011年に製作された映画にしては、古い様な‥何か昭和の映画を観ている様な感じです。
妊娠した先生を流産させようと、5人の女生徒が結託するんですが‥カースト制度というか、1人のリーダー各の少女の思いのみで行われています。
ちなみに映画に出演した5人の少女は全員この映画が初主演です。
リーダー各の少女ミズキを演じた小林香織ちゃんは、美人では無いけど‥なんかオーラあります。
失礼で申し訳ないですけど、観てるとなんかイラッとするんですよね。
もちろん役柄あっての事ですが…胸がムカついてくるこの映画のソレを助長させます。
教室の机の上を歩いて渡るシーンは…
うわぁ‥こういうヤツいるわ~‥とか思いましたね。
一番ムカついたのは‥
「生まれる前に死んだらいなかったのと同じ」というセリフ
とイライラしながら観ていました。
そんな小林香織ちゃん演じるミズキに対して、他のメンバーは気を使い、結託します。
そして、5人グループの中でも一番格下と思われる少女を実行犯役にするんです。
ここらの部分は、学校カースト制度だなあ‥と、結局この少女の密告により「先生を流産させる会」もメンバーがバレるのです。
そこからは、ミズキが逆に浮いていきます。恐怖での主従関係はふとしたことで崩壊するもの…
正直、ざまあみろと思いましたが…色々と深いところまで描いた映画なんだなあ~と感心。
そうそう、被害者となったサワコ先生…めっちゃ気が強そうでした。
ちょっと‥自分が学生だったら一歩距離を置きたい先生です💦
だからこそ、子供から大人への思春期時期には‥反抗したくなる存在だったのかも?
モンスターペアレントのおばちゃんとか出て来たり、映画は昭和っぽいですけど…描かれている事は、現代社会にある問題でしたね。
しかし、この映画観て思ったけど‥教師って本当に大変な職業ですよね。
映画のラストは完全にB級路線になっちゃいます。
オチが良ければ、もっと良い映画だっただけに非常に残念…
でもまあ、62分という短さが良いですね。
タラタラ長く無い分、スーっと終わっちゃった感じです。
まとめ
面白くは無かったけど、こういう事件があるという事は勉強になりましたね。
そう言った意味合いでも、一度観ておいた方が良い作品です。
この映画の他にも、日本で起こった衝撃的な事件を映画化した作品を紹介します。