「孤狼の血」任侠映画が嫌いな元ボクサーがハマった任侠映画!こいつはマジで凄い!

本日ご紹介する映画は2018年話題になったヤクザ映画
孤狼の血です。

 

ヤクザ映画は滅多に観ないんですけど、この映画は面白かったです。

 

舞台は、昭和63年(1988年)の広島です。

暴力団対策法成立以前なので、昭和ヤクザ全盛期!マジで怖いです💦

 

映画は‥

対立する二大暴力団、加古村組と尾谷組の抗争の火種となる加古村組系の金融会社社員の失踪事件が起こり、抗争を止める為にマル暴のベテラン刑事・大上(役所広司)と新人刑事・日岡(松坂桃李)が事件解決に奔走するというストーリー。

 

その中で描かれる、刑事たちの姿や、暴力団組織間の激しい抗争は何と言うか…

ドス黒い!

近年まれにみる骨太の作品、昭和ヤクザ映画が好きな人にはめっちゃハマる映画です!

いごっそう612

この映画に5段階で点数を付けると

(4.1)です。

予告編(トレイラー)

作品情報

原題孤狼の血
邦画ドラマ
製作年2018年
製作国日本
日本公開2018年5月12日
レンタル開始2018年11月2日
上映時間126分
監督白石和彌
脚本 池上純哉
キャスト役所広司
松坂桃李
真木よう子
滝藤賢一
音尾琢真
駿河太郎
中村倫也
中村獅童
矢島健一
田口トモロヲ
ピエール瀧
石橋蓮司
江口洋介
竹野内豊
おすすめ度

(4.1)

あらすじ

昭和63年、広島の呉原では暴力団組織が街を牛耳り、新勢力である広島の巨大組織五十子会系「加古村組」と地元の「尾谷組」がにらみ合っていた。ある日、加古村組の関連企業の社員が行方不明になる。ベテラン刑事の刑事二課主任・大上章吾(役所広司)巡査部長は、そこに殺人事件の匂いをかぎ取り、新米の日岡秀一(松坂桃李)巡査と共に捜査に乗り出す。

感想とネタバレ

冒頭のシーンからバイオレンス、バイオレンス、バーイオレンス!

昭和臭漂う絵柄に、見るからに臭そうな養豚場での暴行シーン、そしてちょん切られるエンコ(小指)!

昔懐かしの昭和ヤクザ映画!それをこの豪華キャストでやるんだから興味深々ですよね。

僕は任侠映画はあんまり観ないんですけど、この映画は面白かったです。

 

何ていったって、監督が白石和彌ですからね。

凶悪(2013年)、日本で一番悪い奴ら(2016年)、彼女がその名を知らない鳥たち、サニー/32(2018年)など数々の問題作を作り出しています。

特に凶悪はマイベストの1つの怖い実話映画です。

その白石和彌監督作品とあらば、期待感が高まってしまいます。

 

主演は、役所広司演じる汚職警官と松坂桃李演じるの真面目な刑事。

孤狼の血
(C)2018「孤狼の血」製作委員会

 

このデコボココンビが合うのかな?と一抹の不安もあったんですが、役所広司がやっぱ上手い!

最近演技力上がった松坂桃李が演技が下手に見えるほど、役所広司がグングン引っ張っていきます。

 

ヤクザとヤクザの抗争、それを大上(役所広司)が必死で止めようとします。

もうね、何でもあり!相手ボコボコにしたり、タマタ〇を切ったりと完全な暴走列車!

孤狼の血
(C)2018「孤狼の血」製作委員会

いごっそう612
なんで、そんなに必死に止めようとしているんだ?

 

これが全然わけわかんなかったんですよ、汚職警官の大上(役所広司)が何故にそこまで必死に抗争を止めようとするのか?

一体この先に何が待ち受けているのか…?

 

そして、明らかになる大上(役所広司)の正体…

いごっそう612
ガミさ~ん!

 

大上(役所広司)の真の目的を知った瞬間は泣きそうになりました。

そんなガミさんの真の姿を知ってからの、行方不明だったガミさんが見つかり、その姿…

衝撃的でしたね…

 

そして、そのガミさんに影響を受けて変化していく日岡(松坂桃李)。

なるほど、こういう映画だったのか‥と終盤になってようやくこの映画の構図が理解できました。

それほど、序盤の大上(役所広司)のゲスっぷりが凄いんです。

 

バイオレンス、任侠映画が好きな人は、間違いなく楽しめる作品だと思います。

いごっそう612
けっこうグロいシーンありますよ。

何故に一之瀬守孝を逮捕した?

ラストに、一之瀬守孝(江口洋介)を逮捕するように日岡(松坂桃李)が仕掛けるのですが、何故に親交のあった一之瀬守孝を逮捕したのでしょう?

いごっそう612
ちょっと考察してみました。

 

一之瀬守孝(江口洋介)は、ラストに五十子(石橋蓮司)を殺しました。

敵のボスを殺ったのですから尾谷組の勝利と言えます。

このまま行けば、尾谷組は五十子会を潰していたでしょう。

しかし、尾谷組を実質仕切っていた一之瀬守孝(江口洋介)が捕まることによって、手打ちが可能なのです。

 

五十子が死んだことにより、五十子会は瀧井銀次(ピエール瀧)が引き継ぐことになります。

瀧井銀次(ピエール瀧)と親交の深い日岡(松坂桃李)は、尾谷組が五十子会を潰すのを良しとしなかったのでしょう。

さらなる抗争も起こりますしね。

五十子会は瀧井銀次(ピエール瀧)を使いコントロールできる、尾谷組も潰さずボスのいないうちにコントロール下に置く。

それによって街の平和を守るという事だったのだと思います。

 

だからこそ、日岡(松坂桃李)は、一之瀬守孝(江口洋介)を逮捕したのです。

実話?続編は?

この映画…もしかして実話なのかと思い調べました。

白石和彌監督ですし、広島、昭和、ヤクザ…本当にあった話の雰囲気がありますよね。

しかし、答えは実話ではありませんでした。

 

この映画は、柚月裕子の原作小説「孤狼の血」をベースに実写映画化されました。

小説が基になっており、実際にあった事件を映画化したものではありませんでした。

実話では無く、フィックションですね。

いごっそう612
でも、面白かったからOK!

 

そして、小説は『孤狼の血』の続編『凶犬の眼』が発売されています。

所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、懇意のヤクザから紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく……。

〈KADOKAWA公式サイト『凶犬の眼』より〉

前作で“悪徳刑事”の大上から刑事としての覚悟を受け継いだ日岡が、ヤクザと対峙しながら、迷い、刑事として成長していく姿が描かれているそうです。

 

ここまで来たらおわかりですね?

そうです!

映画も続編が決定しているのです

公開日などはまだ未定ですが、来年あたりが怪しいですね。

いごっそう612
今度は映画館まで足を運ぼう!

まとめ

本当に面白く怖い映画でした。

こんな任侠映画ならもっと観たくなります。文句なしにオススメです。

続編が早くも待ち遠しいですね。

 

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