本日ご紹介する映画は最恐に怖いホラー映画
「来る」です!
僕はこの作品にとっても期待しているのです。
何といっても、監督が中島哲也というのが期待できる要素ナンバーワン!
湊かなえの小説「告白」の完成度は凄かったですよね。
今回その中島哲也監督が映画化するのは…
「第22回日本ホラー大賞」で大賞に輝いた小説「ぼぎわんが、来る」。
参考fa-arrow-circle-rightぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫) [ 澤村伊智 ]
さらにとどめに超豪華キャスト!
岡田准一に加え、妻夫木聡、黒木華、小松菜奈、松たか子っスよ!
てことで初日に行って来ました!
映画「来る」は、幸せな夫婦に憑いている“何か”は…声と形をまねて、人の心の闇に迫り来る怪物…、そんな怪物と霊媒師たちの戦いが繰り広げられる和製ホラー映画です!
予告編(トレイラー)
作品情報
原題 | 来る |
邦画 | ホラー |
製作年 | 2018年 |
製作国 | 日本 |
日本公開 | 2018年12月7日 |
レンタル開始 | 未定 |
上映時間 | 134分 |
監督 | 中島哲也 |
脚本 | 中島哲也 岩井秀人 門間宣裕 |
キャスト | 岡田准一 黒木華 小松菜奈 松たか子 妻夫木聡 青木崇高 柴田理恵 太賀 |
おすすめ度 | (4.2) |
あらすじ
幸せな新婚生活を送る田原秀樹(妻夫木聡)は、勤務先に自分を訪ねて来客があったと聞かされる。取り次いだ後輩によると「チサさんの件で」と話していたというが、それはこれから生まれてくる娘の名前で、自分と妻の香奈(黒木華)しか知らないはずだった。そして訪問者と応対した後輩が亡くなってしまう。2年後、秀樹の周囲でミステリアスな出来事が起こり始め……。
来る:感想とネタバレ
映画「来る」はですね…ハッキリ言って…
めっちゃ面白かったです!
怖いというより面白い映画という感じ、エンターテインメント性あふれるホラー映画でしたね。
映画は、題名でも分かるように"来る"んですよ、その正体はハッキリとは映画内では描かれていませんが、来るのは"ぼぎわん"という妖怪、神様…みたいなものの様です。
子供の時に、〇〇が来るとか親に怖がらせられた事って無いッスか?
主人公、田原秀樹(妻夫木聡)の田舎でのソレは"ぼぎわん"なんですよ。
悪い事してると"ぼぎわん"が来るぞ~!みたいなね。
大人になって、子供ができた田原秀樹(妻夫木聡)の元にソレが来ちゃうんです。
ソレを何とかするために、親友の民俗学者の津田大吾(青木崇高)に、オカルトライター岡田准一(野崎)を紹介してもらうのです。
映画『来る』岡田准一と妻夫木聡の競演なんて夢の組みあわせ! pic.twitter.com/4AHn3jFTfD
— いごっそう612 (@jonitapiaboxing) 2018年12月7日
その彼女で霊能力の持ち主、キャバ嬢の比嘉真琴(小松菜奈)の協力を得て立ち向かうのだが…
まあ~ぼぎわんが最恐なんですよ。
姿は見えないんですが、狙われた人物は猛獣に噛まれたような傷が背中にできて行きます。
田原の後輩社員、高梨重明が死んでいく姿は怖かったですね。
このままこの映画、こういう路線で続いて行くのかな?と思ったら‥・
それだけで終わらないのがこの映画なのです!
本当に怖いのは人間※ネタバレ
お化けが怖い‥そういう普通の映画では無いのがこの映画!
本当に怖いのは‥人間の心の闇なんです。
田原夫婦は一見幸せな夫婦に見えますが、中身はぐちゃぐちゃのドロドロでした。
人間の闇を『来る』で観た… pic.twitter.com/uKlXRIVNKO
— いごっそう612 (@jonitapiaboxing) 2018年12月7日
fa-check田原秀樹(妻夫木聡)は
育児ブログに夢中で、ブログでは良いイクメンぶりをアピールするのですが、実態は育児も何もしないクソ男…
田原香奈(黒木華)は
育児をしない秀樹に不満があり、実は浮気をしているクソ女…
そして香奈と浮気をしているのが…秀樹の親友である津田大吾(青木崇高)なんです。
津田大吾(青木崇高)はなかなか印象に残った。 pic.twitter.com/USFIEgsdhz
— いごっそう612 (@jonitapiaboxing) 2018年12月7日
映画は分けているのでは無いですけど、目線が変わります。
第一話、第二話と言う感じ、田原秀樹(妻夫木聡)からの目線、田原香奈(黒木華)からの目線で観た物語は、隠された真実などが露わになり…
と怖くなります。
田原夫婦の姿を見て、イクメンを名乗るブロガーさんは‥
他人ごとじゃないと恐怖したんじゃないっスかね。
僕も気持ちは分かりますね、書くたびにアクセスが上がってきたりして…
ブログにハマってしまうと言う様な…
ブロガーには他人ごとでは無い映画だったなあ💦
まあ、そういう事で、お化けが来るっていう怖い映画ではあるのですが、ぼぎわんより人間の方が怖い…。
中島哲也が上手いのは、その闇の部分を明らかにする前に、そのヒントを映画の中に埋め込んでいるところ!
観てて、あれ…何か違和感が…って思うと思うんですよ。
その違和感の答えが明らかになって行くのは、ある意味爽快感がありましたね。
参考fa-arrow-circle-right映画「来る」キャスト!
松たか子が出て来てからが最高に面白い!
映画がグッと面白くなるのが、松たか子さん演じる比嘉琴子が出て来てからです。
日本屈指の退魔師である彼女の"払い"はまさにエンターテインメント!
国家権力を動かし、全国各地から仲間を呼び集め、壮大な"払い"を実施するんです。
その姿は…
まさにその一言につきますね。
"ぼぎわん"と戦っている最中に、野崎が出てきたところを、邪魔だと殴って倒す姿にはしびれました。
ラストのセリフが気になりますよね~。
言葉にしなかったのですが
「もう、私はあなたを守れない(疲弊して"ぼぎわん"に負ける可能性があるから)」だったのだろうと推測しました。
※小説とか読んでラストのセリフを考察された方は、コメントで考察を書いてください。
映画ラストのネタバレ、考察
そうそう、ラストの展開がイマイチごちゃごちゃしてましたよね。
比嘉琴子は知紗をなぜ闇の世界へ送ろうとしていたのか?
"ぼぎわん"は、田原秀樹の子供だから知紗を狙ったのではなく、自分で自分を傷つける様な心に闇を持った子供を連れ去る妖怪。
夫婦関係のドロドロから知紗は心に闇を宿してしまう。
知紗は、パパにいなくなって欲しい、ママにいなくなって欲しい、そんな事を願ってしまった。
だから、田原夫婦は死んでしまう。
知紗は"ぼぎわん"を必要とし、"ぼぎわん"を心に宿す。
だから、比嘉琴子は知紗ごと闇の世界へ送り返そうとしていた。
※小説とか読んでラストのセリフを考察された方は、コメントで考察を書いてください。
という事だと考察しました。
しかし…序盤の後輩が死んだシーンでも、"ぼぎわん"の存在は感じられます。
秀樹の生まれる前の子供の名前も出てきます…
となると‥知紗が呼び寄せたわけでは無い…
死んだ、秀樹の幼友達"知紗"の仕業なのか?
幼いころに"ぼぎわん"に目を付けられていたのか?
後輩も死ぬまでに一年弱かかっていました。
映画では解明されてない謎がいくつかありますね…。
原作を読んだブロガー仲間のブログを読んで分かったのですが、映画と原作はラストにかなり違う部分がある様です。
読んでなるほど、原作で描かれてない部分があるんですね。
しかし、映画でもラストの展開は良かったですよね、なんか分からないけど‥こうするのが正しい様な‥
岡田准一カッコ良かったですね。
まあ、そのカッコ良さも‥比嘉琴子には迷惑だったでしょうが…
彼女の生死は映画で描かれていませんが、続編があるとしたら絶対登場するでしょうね。
ラストの知紗のセリフ…
「さむい さむわん ちがつり」
ぼぎわんが喋りそうな言葉ですよね…もしかしてまだ知紗の中に生きているのかもしれません。
ぼぎわんの正体は?
映画では、ぼぎわんの正体について描かれていません。
僕は気になって調べてみました。
色々な意見が書かれていましたが、ぼぎわんの正体は…
ブギーマンです。
映画好きなら誰もが知っていますね。
良く映画でも出てくる子供をさらうお化けです。
海外では、子供にいう事を聞かすために〇〇が来るぞって言うときに、ブギーマンの名前を使います。
「bogeyman(ブギーマン)」の名前が、「ぼぎわん」に変化していた様ですね。
まさか…「ぼぎわん」の正体が、日本の古来の妖怪では無く、海外のブギーマンだったとは…
参考fa-arrow-circle-rightブギーマン - Wikipedia
映画『来る』は賛否両論!
多分この映画は、賛否両論になると思います。
こういうエンターテインメント性の強いホラー映画は嫌いな人も多いはず…
「来る」観る。なんかいまいちだったな。最後はあれでいいのか。「ぼぎわん」を入れなかったのと、民族学的に解いていかなかったのは、商標登録の問題なのかな。そっちがメインで見たかったのに残念。
— ぶち (@shining72527buc) 2018年12月7日
『来る』メチャクチャいいぞ! スゲーいい感じにいろいろビジュアル化されてる! イマドキな感じの分譲マンションの敷地で行われる霊媒師軍団とアレの最終バトルは怪獣映画的な満足感すらあるし、松たか子パンチも最高なのので、TLのみなさんにはオススメです。
— QTQ (@glow_Q) 2018年12月7日
『来る』鑑賞。なんじゃこりゃ。中島哲也節炸裂なのには違いないんだけど、ホラーにしてはヌルすぎるし、脚本もあまりにもちぐはぐ過ぎてどんどん興味が削がれていくし、クライマックスの儀式も肩透かし。たまにブチ込まれる脳裏に強烈に残る異様な描写以外何も残らない”空っぽ”な映画。正直イマイチ。 pic.twitter.com/RkVQTXOQiV
— 飯間 (@iima1115) 2018年12月7日
映画「来る」試写。中島哲也監督の最新作。期待を裏切らないわ、すごくおもしろかった。自分がここにいたら、どんな内面がえぐりだされるのだろうかと考えるとゾっとする。まさに新世紀のエクソシスト!構成が絶妙で終始目が離せない。目を離したのは毛虫のシーンだけ(→超苦手)#来る
— さいとうかおり (@saikaosai) 2018年12月3日
『来る』
もうどうしようもなく中島哲也だ
確実に言えるのは「ホラー映画ではない」ということ
禍々しい人間ドラマ+霊能力バトル確実に賛否両論巻き起こるであろう問題作なのは間違いない
映像のセンスに騙されてる感は否めないが、脳みそを刺激したいなら堪らない一作
オムライスが怖くなるよ pic.twitter.com/wjJogaaB4m— AKIRA@映画垢 (@movielike77) 2018年12月7日
調べたら、めっちゃ賛否両論…悪い意見もかなりありますね💦
でも、僕はめっちゃ面白かったです。
この映画に5段階で点数を付けると
(4.2)です。
134分と長尺なんですけど、飽きることはありませんでした。
真っ二つになる妻夫木聡さんは見ものですよ~。
イクメンブロガーを語る人は、真っ二つにならない様にしてくださいね。
映画「来る」は、2018年12月7日公開です!