暴行、強奪、監禁、レイプ、何でもありのクレイジーヤンキー影山兄弟と、コミュ障のサイコパス大学生柴田さん…この二組が殺し合いをする映画がマジでヤバい‥。
その映画の名は‥
「ハングマンズ・ノット」
「ハングマンズ・ノット」は、「カナザワ映画祭2017」の自主映画公募企画「期待の新人監督」でグランプリ(新人監督賞)と出演俳優賞をダブル受賞したほか、「ゆうばり叛逆映画祭2018」「学生残酷映画祭」などで上映され話題を集めたバイオレンス作品。
残虐な描写を含むためR15+となっています。
監督は、京都造形芸術大学映画学科出身で、学生自主制作のスプラッター専門映画祭「残酷学生映画祭2016」でグランプリを受賞した経歴をもつ新鋭・阪元裕吾。
主演のサイコパス柴田さんを演じるのは吉井健吾、影山兄弟・兄役は安田雄一郎、弟役は松本卓也が演じています。
あらすじ
コミュ障大学生・柴田と、暴力衝動を発散し続ける最凶ヤンキー・影山兄弟。出会ってはいけない2組が京都で出会ってしまった時、情け容赦ない殺し合いが始まる。
ヤンキーVSサイコパス B級映画だけど胸糞悪くて面白い!(ネタバレあり)
※下記ネタバレを含んで書いています。
ヤンキーとサイコパス、この二組が争い殺し合いをするという映画…とにかく強烈で凄い映画だった。
争う二組のキャラが凄い!
最凶ヤンキー・影山兄弟は、他人の家に勝手に踏み込みやりたい放題‥理由は自分がお金を突っ込んだパチンコの台で6万勝ったから‥気持ちは分かるがそんな理由で人の家に入り込みバットで相手の頭を殴りつけ、恋人を襲う!?
その様子は生配信されており、ネットで何人もの人間がその様子を観てしまう。
オープニングからぶっ放してくるそのシーンは強烈!
物凄く胸糞悪いが映画にくぎ付けになってしまいます。
そして、そのヤンキーの敵となるサイコパス柴田さんもまた凄い!
明らかに変な人、ストーリーだったり、職場にいる変わった先輩だったり、一見こういうヤバい人たまにいるなあ~という感じなんですが‥そのキレっぷりがマジでヤバい!
ドーナツ屋のレジ打ちのバイトで客に絡まれたら殺そうとしたり、捕まった警察官から銃を奪い射殺したり、ストーカーしていた女と勝手に恋人同士と思い込み、家に入り、拒否られたら恋人もろとも殺してしまう…。
特に刃物を持った柴田さんはヤバい、相対するヤンキー軍団の腹に刃物を刺しまくる‥これでもかってくらいに刺しまくるんです。
返り血を浴び、笑顔で刺しまくる柴田さん…
こんな二組が戦ったらどうなるの~って全く想像できない感じなんですが‥映画で描かれるのは
サイコパス柴田さんの圧勝劇!
その柴田さんの姿を観ていると何故か‥ヤンキーを倒す姿に爽快感を覚えてしまうんですよね。
ヤンキーとサイコパス、ハッキリ言って二人とも胸糞悪い悪的キャラクター‥。
でも、人間的な外道はヤンキーの方だったからなのか?
サイコパス柴田さんを応援している自分にちょっと驚きましたね。
そうそう、この映画‥ちょっとマイナーな映画会社だからなのか?分かりませんが‥
音量の調整が非常に難しい!!
セリフが全然聞こえなかったり、かと思えば大音量で挿入歌が流れたりで‥再々音量を調整することになりました。
そして、ツッコミどころ満載!!
ヤンキーがマシンガン持ってたり、血のりが嘘くさかったり、いやいやそんな事は無いだろうってシーン満載。
まあ…
完全なB級映画ではありますね。
でも、悪くはなかったですね。
87分という短さも功をそうして飽きずに観えました。
観て損は無い作品だとは思いますよ。(女性にはオススメしません)
(3.5点)
ちなみに、ハングマンズノットの意味は絞首刑のときに使われるロープの結び方で別名「首吊り結び」と言うそうです。
予告編