世界各国で行われる大学統一入試「STIC」…不正に厳しいこの試験‥まさか集団カンニングをしようって人はいませんよね?
…それがいたのです!
ということで、本日ご紹介するのは~そんな集団カンニングを描いた実話映画
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は、中国で実際に起こったカンニング事件をモチーフに製作されたタイ映画。天才少女を中心とした高校生チームが世界各国で行われる大学統一入試「STIC」に挑む姿を描いた作品です。
中国、香港、台湾、マレーシア、ベトナム…8つの国と地域でタイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録。
監督は、長編デビュー作のシチュエーションホラー「Countdown」(2012)がいきなりアカデミー賞外国語映画賞のタイ代表に選ばれた俊英ナタウット・プーンピリヤ。
悪事に身を染めて行く天才少女リンをチュティモン・ジョンジャルーンスックジン、悪事に巻き込まれる天才少年バンクをチャーノン・サンティナトーンクンが演じています。
タイの美人女優イッサヤー・ホースワンにも注目です。
あらすじ
小学生の頃からずっと成績はオールA、さらに中学時代は首席と天才的な頭脳を持つ女子高生リン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)。裕福とは言えない父子家庭で育った彼女は、その明晰な頭脳を見込まれ、晴れて進学校に特待奨学生として転入を果たす。新しい学校で最初に友人となったグレース(イッサヤー・ホースワン)を、リンはテストの最中に“ある方法”で救った。その噂を聞きつけたグレースの彼氏・パット(ティーラドン・スパパンピンヨー)は、リンに“ビジネス”をもちかけるのだった。
それは、より高度な方法でカンニングを行い、答えと引き換えに代金をもらう――というもの。“リン先生”の元には、瞬く間に学生たちが殺到した。リンが編み出したのは、“ピアノ・レッスン”方式。指の動きを暗号化して多くの生徒を高得点に導いたリンは、クラスメートから賞賛され、報酬も貯まっていく。しかし、奨学金を得て大学進学を目指す生真面目な苦学生・バンク(チャーノン・サンティナトーンクン)はそれをよく思わず…。そして、ビジネスの集大成として、アメリカの大学に留学するため世界各国で行われる大学統一入試<STIC>を舞台に、最後の、最大のトリックを仕掛けようとするリンたちは、バンクを仲間に引き入れようとするが…。
実話の元ネタは‥中国の不正入試事件
たかが、カンニング…。コメディっぽい作品だろうなあ~ と思いながら観てみたのだが…。
タイの映画だと思い侮っていたのですが、全然レベル高いっスわ!まったく飽きずに観えたし満足度も高い!
マジで凄い手腕、才能をめっちゃ感じました。ナタウット・プーンピリヤ監督には今後も注目ッスね。
さて、この映画‥実話が元ネタとなっているんですが、タイの映画だからタイの事件?って訳では無く、本作は中国の不正入試事件が元ネタとなっています。
モチーフとなった事件は、2014年の米国留学への条件となる大学進学適性試験(SAT)で、中国の学生多数によるカンニングが発覚。受験予備校が主導し、時差の関係で数時間早く実施される外国の試験会場から、雇われた受験生が試験問題を携帯電話で連絡係に伝える組織的な手口で犯行を行った事件。
調べてみると、中国と韓国…出るわ出るわ‥カンニングでの不正入試事件💦
いや~映画の様な事をリアルでやってたんですね。それもまた凄い…。
映画ではラストに綺麗にまとめてますけど、僕はちょっと反発…。人生を狂わされたバンクに対しての、リン態度が自分勝手!!
バンクだってね~、親の顔思い浮かべて悲しい思いしてるんだよ。バンクの人生を狂わした責任はリンにはある気がしますけどね💦
まあ、バンクに対してはリンが実行犯じゃないんスけど‥。
予告編