
10歳の少女の衝撃告白…
「私が弟を殺しました」
韓国の実話を映画化した作品です。
「幼い依頼人」

「幼い依頼人」は、2013年に韓国で実際に起こった漆谷継母児童虐待死亡事件をもとに、7歳の弟を殺したという告白した10歳の少女に心を動かされた弁護士が、真実を明らかにするため奔走する姿を描いた実話サスペンス映画です。
監督は
チャン・ギュソン
脚本に
ミン・ギョンウン
主人公の弁護士ジョンヨプ役に
イ・ドンフィ

虐待する継母役に
ユソン

弟を殺したと自白した少女役に
チェ・ミョンビン

他
イ・ジュウォン
コ・スヒ
ソ・ジョンヨン
ウォン・ヒョンジュン
等が出演しています。
実話ベースというのは恐ろしいですね。
しかし、ラストは心温まる様な感じで非常に良い映画でした。
元ネタ実話・漆谷継母児童虐待死亡事件

実際の事件・元ネタとなった漆谷継母児童虐待死亡事件
ほぼ映画と同じ感じです。
映画では弟が虐待で死んでしまいますがで、実話が妹が亡くなっています。
漆谷継母児童虐待死亡事件は、2013年8月に発生した慶尚北道漆谷郡で継母が義理の娘を殺害した事件です。
当時8歳だった少女が内臓破裂で死亡しています。
当初は、死亡した少女の姉(12歳)が
「人形の取り合いで妹を蹴った」
と供述していましたが
その後の捜査で、父親の再婚相手の女が少女のお腹を踏むなどして死亡させ、少女の姉には「自分がやった」と供述するよう強要していたことが明らかになりました。
女は「言うとおりにしないとお前も殺すぞ」と姉を脅していたということです。
取り調べによると、継母は2人の姉妹に唐辛子を10個ずつ無理やり食べさせ、ロープで体を縛って階段から突き落とすなどの虐待を日々行っていたという…。
また、姉妹の実の父親は、妹が苦しみながら弱っていく姿を動画で撮影し、姉に見せるなどしていたという。
12歳の姉は裁判官に「おばさん(継母)は自分を洗濯機に入れてスイッチを入れた。(継母を)どうか死刑にしてほしい」という内容の手紙を書いています。
2014年4月、継母と実父に対し懲役10年と懲役3年の刑が下りました。また、Aの姉を虐待した疑いなどで追加起訴され、同年11月には、それぞれ懲役9年と懲役3年を追加で言い渡されています。

12歳の姉は2012年10月に自ら警察署を訪ね「お父さんとお母さんがわたしをたたく」と訴えました。
しかし!警察は継母を呼び、形だけの事情聴取を行っただけで継母とその子を送り返したという。
2013年には、死んだ子の小学校の担任が、この子の顔が腫れあがり顎に裂傷の痕があったのを見て「虐待の疑いがある」として児童保護機関に報告していました。
さらに、それから3カ月後、この子は担任の教師に「お母さんに首を絞められた」と訴え、教師はこの子が両耳から出血しているのを見つけ、再び報告をしましたが、児童保護機関は継母に対してカウンセリングを行うだけだったそうです。
姉によると、警察や児童保護機関に足を運ぶたびに、姉妹は継母から一層激しく虐待されていたそうです。

映画は、実話をリアルに描いています。
これは、知るべき実話映画です。
そして、救いがある様に描かれています。
海外の評価
韓国映画
「幼い依頼人」の
海外の評価は
どうなっているのでしょう?
海外映画サイトIMDbを調べてみました。

海外映画サイトIMDbでは
海外
483人の
ユーザーの投票で
10点満点中
7.3点
という平均点
になっています。
ユーザーの投票で
8点
を付けたユーザーが
130人で
全体の26.9%を占め
一番多いです。
次は7点
70人の
14.5%
3番目は10点満点で
20797人の
14.2%
となっています。
7点以上の投票が多く
良作映画だという事がわかります。

予告編
まずは予告編をご覧ください。

お暇があればぜひ!観てほしい作品です。
実話が基になった韓国映画は
他にもたくさんあります。