
本日ご紹介するのは
第1次世界大戦に起こった
実話を描いた映画
「1917 命をかけた伝令」

「1917 命をかけた伝令」は
名匠サム・メンデス監督が
第1次世界大戦を舞台に描く
実話を基にした戦争ドラマ
若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクの2人が、兄を含めた最前線にいる仲間1600人の命を救うべく、重要な命令を一刻も早く伝達するため、さまざまな危険が待ち受ける敵陣に身を投じて駆け抜けていく姿を、全編ワンカットに見える様に作り上げた映画です。
戦場を駆け抜ける2人の英国兵を

ジョージ・マッケイ
ディーン・チャールズ=チャップマン
という若手俳優が演じ
ベネディクト・カンバーバッチ
コリン・ファース
マーク・ストロング
という豪華イギリス人俳優が出演しています。
撮影方法も斬新で素晴らしい~!
これは観るべき作品です。
実話
映画のラスト エンドロールにこう出ます。
アルフレッド・H・メンデス上等兵に捧ぐ
アルフレッド・H・メンデスは、監督であるサム・メンデスの祖父です。
この映画は、メンデスの祖父である故アルフレッド・H・メンデスが上等兵として従軍した第一次世界大戦での自身の体験や、戦場で出会った人々のエピソードを基に作られています。
ようするに
実話を基に作られた映画なのです。
ただ実話を基にした作品ではあるものの、スコフィールドやブレイクといった映画内の登場人物はフィクションです。
映画で描かれた伝令もフィックションです。
映画で描かれたのは、サム・メンデス監督が、子供時代に祖父から聞かされた第一次世界大戦の話から着想を得たオリジナルストーリーです。
彼の祖父が「伝令」について話していた記憶の断片が胸に焼き付いており、それが「1917 命をかけた伝令」の物語へと発展していったようです。
メンデス監督は
「この映画はフィクションだが、祖父の体験談や、祖父が仲間の兵士から聞いた話にヒントを得ているシーンや要素が含まれている。1人の兵士が次々に指令を伝達するというシンプルな発想が私の記憶の中にずっと残っていて、やがてこの作品を作るきっかけとなった」
と語っています。
全編ワンカットのウソ
「1917 命をかけた伝令」は、全編ワンカットが凄いと話題になった映画ですが…。
映画を観たら気が付くと思うんですが、これ‥
全編ワンカットじゃないですよね💦
ただ、全編ワンカットのように作り上げてはいます。
ストーリーがほぼリアルタイムで展開し、全編がワンカットのような演出のため、観客は主人公の2人と一緒に歩いているような感覚に陥ります
しかし、“映画の全編がワンカットで撮影された”わけではありません。
もっとも長いテイクは9分ほどだそうで
そんな各シーンの長いワンカットを、継ぎ目なく上手く繋げているのです。
出来上がった映画は、まるで1つの長回しのワンカットのように見える‥。
そのおかげで臨場感も物凄いです!
撮影には完成直後の最新カメラ「アレクサ・ミニLF」を使用!
fa-arrow-circle-o-rightARRI ALEXA Mini LF
2つのカットを自然につなぎ合わせるためには、すべてのシーンをわずかな誤差も生じないよう正確に撮影する必要があり、本編全体に継続性をもたらすため、スピードや天候、キャストやセットなど、全ての要素の詳細にまでこだわり完璧に合わせるのは骨の折れる作業だったそうです。
その成果があり
第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門でノミネートされ撮影賞、録音賞、視覚効果賞を受賞しています。
海外の評価
この映画「1917 命をかけた伝令」
の海外の評価は
どうなっているのでしょう?
海外映画サイトRotten Tomatoesを調べてみました。

Rotten Tomatoesでは、映画評論家のレビューが461ありまして、89%が好意的にこの映画をとらえています。
一般大衆は88%が好意的にとらえており、「1917 命をかけた伝令」はかなり良い評価をされているようです。

お暇があればぜひ、観てほしい素晴らしい映画です。
「1917 命をかけた伝令」の様な
実話を基にした映画は
他にもたくさんありますよ~。