「BEEF/ビーフ」
BEEF/ビーフ
「BEEF/ビーフ」は、スティーヴン・ユァンとアリ・ウォンが主演と製作総指揮を務めるA24製作のアメリカのブラック・コメディドラマです。
業績不振に悩む工事業者と、満たされない心を抱える起業家が、ふとした運転中にキレてしまい、お互いにあおり合ったふたりの間に生じた確執は、やがて復讐心へと変わっていくことになる。
Netflixより2023年4月6日 (木)
独占配信スタート
BEEF/ビーフという題名から肉のドキュメンタリー作品かと思っていたが、大間違い！面白い、ブラック・コメディ作品だった。
BEEFの意味には肉以外に、不満や怨声、文句という意味があるそうだ。
全10話あるが、1話30分ほどでちょうどよい長さで観やすく、A24製作の作品だということもおすすめの要素！
ちょっと見逃してしまいそうな作品だが、この作品は観るべき作品、Netflixドラマの中でもオススメです。
お暇があるなら是非！
キャスト
スティーヴン・ユァン
アリ・ウォン
ジョセフ・リー
ヤング・マジノ
デヴィッド・チョー
パティ・ヤスタケ
アシュリー・パーク
マリア・ベロ
ジャスティン・H・ミン
レミー・ホルト
ミア・セラフィノ
アンドリュー・サンティーノ
等が出演しています。
あらすじ＆ネタバレ
1. 鳥は歌わず、痛みにうめく
顧客の維持に悩む建設業者のダニーは、ホームセンターのフォースターズの駐車場で、エイミーが同チェーンのオーナー、ジョーダナへの売却を最終決定しているところを、エイミーと車でぶつかりそうになる。ダニーは報復のためにエイミーを追いかけるが、エイミーは報復のために自分を殴りそうになる。ダニーは、いとこのアイザックの違法商品に投資したためにモーテルを失った兄と両親のストレスを感じている。エイミーは、有名彫刻家の息子である夫のジョージ、義母のフミ、娘のジューンにますますストレスを感じている。ダニーはエイミーのナンバーから住所を聞き出し、彼女が銃を突きつけているところにやってくる。彼は彼女の家の点検に興味があると見せかけ、トイレの上で放尿する。激怒したエイミーは彼を追いかけ、ナンバーを聞き出す。
2. 生きる喜び
ダニーはアイザックから、兄ポールの名前で新しいビジネスを始めるというアイデアをもらう。兄弟が元カノのヴェロニカとその夫エドウィンを訪ねている間、アイザックはダニーに中井家が自分を探していると知らせる。エイミーはインスタグラムでポールを口説き、ギャラリーのオープニングでジョージと衝突する。エイミーはダニーのトラックを破壊し、その後ポールと喧嘩をする。エイミーはジョージとカップルセラピーを受けることに同意する。
3. 心に巣くう叫び声
エイミーとジョージは、ダニーが報復しようとする中、カップルセラピーに参加する。ダニーはエドウィンの教会に通い、建物周辺の修繕作業に誘われる。ジョルダナとのストレスフルな会議の最中、エイミーは電話越しにポールに心を打ち明ける。エイミーはふさぎ込んでいることをポールに認めるが、ポールは彼女の悩みを解決してくれない。ダニーは融資を断られるが、アイザックとダニーは教会の名義で融資を受けることを思いつく。ジョルダナはエイミーに、エイミーがあと5年在籍するという条件書を持参する。エイミーの店にポールが現れ、エイミーは猫をかぶっていたことを認めるが、ポールは彼女にキスをする。
4. 一度に全部は無理でも
ポールを送り届けたエイミーは、自分が結婚し、出張でベガスへ向かうことを明かす。アイザックはダニーに調達した建築資材を見せ、二人はそれをトラックに積み込む。ポールはダニーのバンを盗み、ダニーとアイザックと酒を飲むふりをしてベガスへ向かうが、ダニーは酒で気を失ってしまう。翌朝、目覚めたダニーのもとに、ポールがトラックを奪ったというメッセージが届き、ダニーとアイザックはベガスでポールを追い詰める。一方、ポールはエイミーとホテルの部屋で会い、食事や遊びを楽しむが、エイミーは肉体関係を持てないとポールに告げる。エイミーが学会で発表しているとき、アイザックはホテルのレストランでポールを見つけ、エイミーの部屋まで追いかけるが、ダニーとアイザックは積極的にポールに立ち向かう。ダニーとアイザックは、ホテルを出る際に学会のエイミーを見つけ、ダニーはロードレイジの件に関してエイミーにへつらう。エイミーがほくそ笑むのを横目に、ダニーとアイザックは逮捕される。
5. 奥深くに隠れた生き物
ベガスのホテルで逮捕された結果、アイザックは前科があるため自宅軟禁となる。ダニーが訪れ、エイミーの有名な亡き義父のこと、偽名でジョージと親しくしていること、それによって家にある貴重な美術品を盗むことができるかもしれないことをアイザックに話す。しかし、アイザックは自分が逮捕されるに至った経緯について、怒りをぶつける。ダニーはマイケルとボビーの協力を得て計画を進めるが、ジョージから孤立していることを打ち明けられ、罪悪感からマイケルとボビーに電話して中止させる。また、フミが経済的に困窮しており、エイミーから融資を受ける必要があることが明らかになる。その後、ポールはエイミーの家で会い、セックスをするが、その後、ポールはエイミーを侮辱し、手始めに少しお金を出せば、彼女のように簡単に達成できると示唆し、追い出される。ナオミとエイミーの友情は崩れ始め、ナオミはエイミーが道路で暴れた事件に関与しているのではないかという疑惑に駆られる。ボビーとマイケルは、フミがいる間にエイミーの家に侵入し、エイミーの銃で威嚇するが、つまづいて階段から転落する。
6. 誰もが魔法の円を描く
アイザックは教会の改装工事を担当することになり、教会のバスケットボール大会を知り、自分、ポール、ダニー、マイケル、ボビーの5人でチームを組むことになる。ポールとダニーは、リビングルームで室内ミニバスケットボールに興じ、絆を深める。ダニーはエイミーとの別れについてポールに打ち明けさせようとするが、ポールは心を閉ざしたままだ。ナオミはエイミーのもとを訪れ、暴走事件とボビーとマイケルの強盗未遂事件との関連について詳しく聞こうとする。しかし、エイミーはフミに鎮痛剤を大量に投与し、フミが気絶して話せなくなるように仕向けるが、フミはそれを阻止する。エイミーはダニーと会い、ナオミの疑惑を晴らすため、ダニーに金を払ってロードレイジ事件の犯人を特定させるという取引を持ちかける。しかし、フミがナオミに無関係だと説明すると、ナオミは調査をやめ、エイミーはダニーとの取引を取りやめることになる。ダニーは自暴自棄になり、アイザックが暴走事件の赤いトラックの運転手であることを突き止め、アイザックを逮捕する。
7. 私は鳥かご
人生が良い方向に向かっていると感じるエイミーとダニー。だが、消えない秘密とコントロールできない感情を抱える2人は、やがて辛い事実に直面する。
8. 最初に選んだ物語
子供時代の辛い思い出に駆り立てられるように、家族の問題、そして夫との関係に向き合うエイミー。ダニーがついた巧妙なウソが、大きな危険を招く。
9. 偉大なる製作者
いくつもの新たな危機に直面し、恐怖を通り越してパニック状態になるダニー。ジューンの身の安全を確保するためなら何でもすると決めたエイミーは、危うい計画を実行に移す。
10. 光の形
自分たちの行動により、想像を絶する事態に陥ったダニーとエイミーは、何が現実かわからなくなる。
海外の反応、評価とレビュー！
Netflixドラマ
「BEEF/ビーフ」の
海外での反応、評価はどうなっているのでしょう？
海外映画サイトIMDbで
調べてみました！
海外映画サイト
IMDbでは
平均が
10点満点で
8.4点という
高評価に
なっています。
ユーザーの投票で
一番多いのは
何と！
10点満点です。
全体の31.6%
が10点満点の評価
をしています。
次に多いのは
9点
全体の28.2%
３番目は
8点
全体の24.6%
8～10点がほとんど、海外ではかなり評判がいいみたいです。
私は完全に盲目的にこの作品に参加しました。予告編は見ませんでしたが、アジア系アメリカ人が中心になっていることは知っていました。アリ・ウォンが出演しているので、コメディになるのかと思っていました！でも、それは大間違いでした。
この作品は、異なる環境の中で平行した人生を送る2人の人物を描いた、心を打つドラマです。お金、地位、メンタルヘルスがこのシリーズで扱われる重要なトピックで、アジア系アメリカ人特有の文化的なひねりが効いています。スティーブン・イェンはいつも通り素晴らしい演技を見せてくれたが、アリ・ウォンの演技にも大変驚かされた！彼女はこのシリアスな役柄を見事に演じきっています。
主人公の2人の人生がどんどん悪くなっていくのを見るのが好きでした。もちろん、ずっと前から悲惨な状態だったのですが、衝突は、自分の人生に完全に「うんざり」していたこの二人にとって、効果的なきっかけとなります。同じような悩みを抱えていながら、互いを殴り合うことで捌け口にしているのだ。道路での怒りという些細なことが、2人にとってますます悪い状況へと発展していく。
脚本は効果的で、テンポが良い。視聴者は、なぜこの人たちがそうなのか、よく理解できる。ヒーローと悪役という明確な型があるわけではなく、2人の人間が自分たちの手に負えないことに対処していくという、誰もが共感できる内容になっています。
このシリーズについて全く知らなかったし、俳優も知らなかったし、シリーズ名も好きじゃなかったのに、「次に見るもの」リストに何度も表示されて、時々正しく表示されるんだ。この作品は素晴らしいシリーズで、説明しきれないほど多くの方法で人間らしさを表現しています。アジア系アメリカ人のキャストが中心で、私が理解できなかったと思われる点もいくつかありますが、一般的には、どんな生き方をしていても、このドラマを完全に理解することは可能です。私はこのドラマが大好きで、まだ見ていない友人がいたら、何人かに勧めています。とてもリアルな会話、風変わりな「日常以外の何ものでもない」瞬間、俳優陣の演技は素晴らしいです。これ以上お勧めすることはありません。事前に知っておいてほしいのは、皮肉が含まれていて、それを理解できない人もいると思いますが、うまく機能しています。今すぐ見てください。ドラマです。コメディではありません！！！でも、明るいドラマで、この映画には素晴らしいメッセージが込められています。
こんなの久しぶりに見た。本当に大好きです。登場人物はクレイジーで、壊れており、ユニークで、俳優たちはそれを見事に表現している。
テンポがよく、どのエピソードも夢中にさせられ、正直言って次に何が起こるか分からなかった。この作品の結末はわかっていたんです。しかし、ただ旅が続くだけなのです。
ネットフリックスがようやく良いシリーズを出してくれたのは嬉しいことです。コメディ、ドラマ、アクション、すべての要素が揃っている。私は何度か実際に笑った瞬間があったのですが、それは私にとっては珍しいことです。
スティーブン・ユエンにまた会えるのが嬉しい。彼が大好きです。彼はこの役に釘付けになった。
この映画を100％お勧めします。
あるレビューで、親しみやすいキャラクターがいないと書かれていましたが、私はこれ以上ないほど反対です。私は、2人の主人公と数人の副主人公に共感した。よくできたキャラクターとストーリーです。そして、キリスト教という形でスピリチュアルなものを取り入れることに反対していないところが素晴らしい。私は不可知論者で懐疑的なのですが、ハリウッドのキリスト教徒に対する憎悪に逆らっているのを見るのはうれしいことです。あまり多くを語らないが、あらゆる形の人生のストレスというテーマは、特にアメリカでは普遍的なものである。アジア人と結婚した白人として、成功し、両親を養うというアジア文化からのプレッシャーの話や、一時期中小企業のオーナーだったこともあり、とても親近感がわきました。素晴らしい番組です。高得点に値します。
まず、私のような映画マニアであれば、"A24 "としか言いようがないでしょう。オープニング・クレジットでこの言葉を目にしたら、私は100％納得し、絶対に失望しない。私は、奇妙で、狂気的で、心を揺さぶるエンターテインメントを観たいのですが、それがA24の作品であれば、きっと驚かされることでしょう。
このシリーズは、人間とは何か、人間であることとは何かを探求しているので、誰でも、誰でも楽しむことができます。特に、私のようなミレニアル世代（1985年生まれ）であれば、自分のために作られたように感じるでしょう！私たちの世代は、この地球上で非常にユニークな経験を持っており、私はこのショーで描かれた感覚を即座に理解しました。知っている人は知っていますよね。
アリ・ウォンの大ファンというだけで、A24に出会って超ハイテンションになり、最後は悲しみ、希望、愛、信仰、絶望、そして喜びをすべて巻き込んで、スペクタクルなエンディングになりました。実際のストーリーやキャラクターなどのレビューは控えさせていただきます。なぜなら、誰かにとってのネタバレを一つもしたくないからです。これは、有機的に、中断することなく体験すべきシリーズです。この作品は、あなたの全神経を集中させ、あなたの心を満たすに値するものです。そうでなければ、物語を結びつけるフラッシュ・モーメントを間違いなく見逃してしまうでしょう。ただ、注意を払い、しがみついていれば、F'nライドが待っているのです！最高のストーリーテリングです！
海外の反応はめちゃくちゃ良い、高評価のレビューしかありませんでした。
「BEEF/ビーフ」のようなNetflixドラマは興味深い作品が盛りだくさんです。
