富加町の実話・幽霊団地事件(高畑住宅)を映画化
「N号棟」
「N号棟」は2022年の邦画作品
2000年に岐阜県で実際に起きた幽霊団地騒動をもとに、幽霊が出るという噂の廃団地「N号棟」を訪れた大学生3人が、怪現象を目撃・体験しながら隠された謎に迫っていく様を描いたホラー映画です。
個人的には全然面白くも怖くもなかったです。
タナトフォビア(死恐怖症)を抱える、大学生の史織(萩原みのり)が元カレの啓太(倉悠貴)が制作するホラー映画のロケハンに同行し、廃団地のN号棟でポルターガイスト現象や、幽霊を見てしまい、住人が隠すとんでもない秘密に迫っていくというストーリーなんですが、観てて「ミッドサマー」のパクリみたいなシーンがガンガン出てきます。
不気味な映画ではあるんですよー、上手くいけば面白くなった気がしますけど…惜しい
タナトフォビアは死んだ後どうなるかがわからないから怖いんです。
でも、死後の世界があるならタナトフォビアなんか患わずに生きて行けるじゃないですか。
そんな感じの事も映画に散りばめながら、そして実話も混ぜながら~って感じで、何もかんもが中途半端でわけわかんねーって映画になっちゃったって感じです。
個人的には惜しいの一言‥。
まあ、実話をモチーフに作られているから、興味深い映画ではありますね。
キャスト
史織/萩原みのり
真帆/山谷花純
啓太/倉悠貴
加奈子/筒井真理子
他
岡部たかし
諏訪太朗
赤間麻里子
等が出演しています。
実話 岐阜県富加町の幽霊団地(高畑住宅)事件
2000年、岐阜県富加町で実際に起きた実話
「幽霊団地事件」
「夜中に誰もいない部屋から音が聞こえてくる」「ドアが勝手に開閉を繰り返す」「テレビのチャンネルが勝手に変わる」など、数多の怪奇現象が報告されたことで、警察、マスコミ、霊能者までが団地に押し寄せ、大パニックとなった事件です。
現象が起きた場所は1998年建築の4階建ての公営住宅であり、24世帯のうち報告があったのは15世帯。
たとえば次のような現象が起きたと言う。
- テレビのチャンネルが、住民は何もしていないのに、勝手に変わる
- ドライヤーが、電源コードをコンセントに差し込んでいないのに、勝手に動き出す
- 食器棚から皿が水平方向に数メートル飛び出す
- 水道の蛇口から勝手に水が流れる
2000年10月13日に地元の新聞の中日新聞がこの出来事およびそれにまつわる騒動を記事にして報じた。それを皮切りに、報道各社がこの公営住宅に押し寄せて取材合戦が起き、いつしか原因はポルターガイストであるとされた。テレビ朝日の人気番組ニュースステーションもこの件を扱い、現場から中継放送(住宅内に取材カメラが入って現場の住宅内や食器棚の撮影や、住民へのインタビューなど)も行われた。なお中継放送中にはポルターガイスト現象は特には起きなかった。いくつかの週刊誌なども取材を行いこの件を記事にした。
報道や週刊誌で扱われるうちに全国各地から霊能者や降霊術師、あるいは自称する人物がやってきて、「みて(視て、診て)さしあげる」とか、「除霊してさしあげる」などと申し出があった。なかには最初から高額の金額を要求する明らかに金銭目的の詐欺師の類もいたとされる。
2002年に原因は建付けの問題だったと結論された。
なおこの公営住宅には2021年時点では当時の住人はほとんど残っておらず、当時のことを知る人はほとんど残っていない。当時の自治会長もすでに没している。
ちなみにマスメディアが騒ぎ出した真実は‥新築マンションでいろいろな怪奇現象が起こったために、自治会長は住民と相談し、“祈祷師” を呼んでお祓いしてもらうことにしました。本当は建付けが悪いとも知らずに…。そしてその費用、要するに数十万円もの “お祓い料” を町役場に請求したところ、役場は政教分離の原則からこれを拒否。納得いかない住民が地元メディアに事のいきさつを訴えたことから、マスコミが騒ぎ出す事態になったようです。
参考岐阜県富加町の幽霊団地(高畑住宅) | 全国怪奇現象ファイル
海外の反応、評価
ホラー映画
「N号棟」の
海外での反応、評価はどうなっているのでしょう?
海外映画サイトIMDbで
調べてみました!
海外映画サイト
IMDbでは
平均点が
3.0点という
超低い評価に
なっています。
ユーザーの投票で
一番多いのは
最低点の
1点です。
全体の33.3%が
1点の評価をしています。
次に多いのは
3点
全体の19.4%
3番目は
5点
全体の13.9%
海外でも意味わかんねーって感じで、海外の反応、評価はかなり低いようですね。
海外のレビューも紹介します。
「N号棟」は、スウェーデンで異教カルトの手中に落ちたアメリカ人大学院生のグループを描いたアリ・アスター監督の2019年のヒット作「ミッドサマー」が以前に探求した領域もカバーしている。しかし、アスターの映画にはある種の歴史的、文化的真偽があったのに対し、後藤のホラー映画は子供たちがキャンプファイヤーの周りで話す論理のない怪談に似ており、恐怖というよりはばかばかしい衝撃を伴う。
しかし、監督は、二宮龍太郎監督の2020年『瀬戸際のミドリ』の燃えるようなタイトルキャラクターとしてブレイクした萩原みのりを完璧に主演させている。「ビル」内 N」と全力投球のパフォーマンスで、彼女は再びその鋭い目つきの激しさを印象づけた。しかし、たとえ萩原であっても、この映画のさらに荒唐無稽な部分を売ることはできない。
この映画は、死に対する極度の恐怖症である死恐怖症に悩まされている女子大生の詩織(萩原)を主人公にしていますが、そのせいで睡眠が妨げられるだけでなく、自分の存在の意味に疑問を抱くようになります。自分の死が近づいていることを十分に認識しているとき、どのようにして完全に生きることができますか?
それにもかかわらず、彼女は、元カレの啓太(倉悠貴)と現在のガールフレンドの真帆(山谷花純)という2人のクラスメートとともに、不気味な出来事が報告されている廃墟となった田舎の団地(公営住宅団地)を撮影するための遠征に参加する。
敷地内に入るとすぐに、脅迫的な様子の管理人が近づき、住む場所を探しているという詩織の嘘を聞くと友好的になり、朽ち果てた空室のアパートに案内する。
彼はまた、奇妙に幸せな住人たちを彼らに紹介し、彼らはトリオを歓迎パーティーに招待します。そこで二人は、団地には幽霊が這っているという不気味な雰囲気を持つ女性・加奈子(筒井真理子)と出会う。「私たちは彼らと一緒に住んでいます」と彼女は笑顔で詩織に言います。「私たちは彼らを理解する必要があります。」合図すると、幽霊の住人がその存在を知らせているかのように、壁がガタガタし始めます。全員がパーティールームから逃げ出し、トリオの新しい知り合いの一人がレールを飛び越えて死亡した。
明らかに、主人公たちは出発する時間ですが、彼らは一晩泊まることにしました。超常現象は偽物だと信じる懐疑論者の詩織は、カメラを動かしながらさらに調査したいと考えている。
この時点から、この映画は不条理な方向に進んでいく。なぜなら、安全が目前に迫っているにもかかわらず、なぜ詩織たちが団地に留まるのかという疑問に説得力を持って答えることができないからである。特に、加奈子が猟奇死教団のリーダーであることが明らかになってからはなおさらである。 。「ビル」N」は、批評家ロジャー・イーバートが「白痴のプロット」と呼んだもの、つまり主要な登場人物が白痴であるという事実だけによって維持されるプロットの優れた例を提供します。
小柄な詩織が自分の二倍の大きさのナイフを持った男を制圧するシーンを考えると、彼女は信じられないほど勇敢でもあります。しかし、「信じられない」という意味の「信じられない」。
やっぱり酷評ですね💦
「N号棟」のような映画は実話ホラーは興味深い作品が盛りだくさんです。