アート・ザ・クラウンの初登場作
「テリファー0」
「テリファー0」原題:All Hallows' Eveは2013年のアメリカ映画
テリファーシリーズの『テリファー』前日譚となるアート・ザ・クラウンの初登場作品で、2008年の短編映画『The 9th Circle』と、2011年の短編映画『Terrifier』の映像が組み込まれてた作品で『Something in the Dark』を含めた3部構成で、ハロウィーンの夜に2人の子供とベビーシッターが謎のテープを再生した事により恐ろしい惨劇に巻き込まれていく姿が描かれています。
この映画に組み込まれている2011年の短編映画『Terrifier』はまさにテリファーの前日譚となっており、アート・ザ・クラウンの恐怖を存分に体感できる恐ろしい作品となっています。
そのグロさは‥正統派シリーズ以上かもしれない…。
ホンマに怖い‥。もとろんR₋18指定です。
テリファーシリーズが好きな人は観ておきたい作品だと思われます。
キャスト
ケイティ・マグワイア(サラ役)
キャサリン・キャラハン(キャロライン役)
マリー・メイザー(衣装デザイナー)
ケイラ・リアン(ケイシー役)
マイク・ジャンネッリ(アート・ザ・クラウン役)
シドニー・フライホファー(ティア役)
コール・マシューソン(ティミー役)
ブランドン・デスペイン(エイリアン役)
マイケル・クミエル(従者/ジョン役、声)
マリッサ・ウルフ(クリステン役)
ミナ・テイラー(サラ役)
ダニエル・ロダス(車に乗った男役)
クリスティン・エヴァンジェリスタ(スケアクロウ役)
アンナ・マリエール(妊婦役)
エリック・ディエズ(サタン役)
等が出演しています。
ネタバレ&あらすじ
ハロウィーンの夜、トリック・オア・トリートに出かけた後、子供たちのティアとティミーは、キャンディ袋の中に無地のVHSテープを見つけて驚きます。
ベビーシッターのサラは止めますが、子供たちに押し切られてしまい‥一緒に、アート・ザ・クラウンという名の殺人ピエロが登場する 3 つの物語が収録されたテープを見ることになりました。
最初の章『The 9th Circle』では、ケイシーという名の若い女性が登場します。彼女は電車を待っている間にアート・ザ・クラウンに薬を飲まされ、誘拐されてしまいます。
彼女が目を覚ますと、クリステンとサラという2人の女性と共に暗い部屋に鎖でつながれていました。
サラが鎖で引きずり出されると、ケイシーとクリステンは彼女の後を追って、自分たちの鎖がどこにつながっているのかを見に行きます。
鎖の端にたどり着くと、ケイシーは大きな岩で鎖を断ち切ろうとします。
すると、奇形の人型生物が現れ、包丁でクリステンをバラバラにします。
包丁がケイシーの鎖を断ち切って解放してしまいます。
ケイシーは逃げてショッピングカートを押した男性に出会い、助けを懇願しますが、その男性のショッピングカートには切られた腕がありました。男性も敵だったのです。
再び捕まり、すぐに縛られてフードをかぶった悪魔崇拝の集団に囲まれます。
拘束された妊婦の子宮から胎児が魔女たちによって切り取られるのを見た後、ケイシーは悪魔(サタン)にレイプされます。
サラはビデオを消し、ティアとティミーをベッドに送り届けた後に、一人でビデオを見続けます。
2 番目の章「Something in the Dark」では、田舎の家に引っ越してきたばかりのキャロラインが登場します。夜、明るい物体が家の近くに墜落し、停電が発生します。
キャロラインの電話と車が故障し、彼女は家の中に誰かいるのではないかと疑います。
突然、画家の夫ジョンから電話がかかってきますが、すぐに接続が切れます。
彼女はエイリアンにストーカーされていることに気づき、エイリアンを混乱させた後、階段の下の小さな部屋に隠れます。
そこで、彼女の電話が再び鳴り、エイリアンに彼女の居場所を知らせます。
エイリアンが彼女を引きずり出すと、彼女はジョンの絵の 1 つからシートを剥がし、アート・ザ・クラウンの絵を現します。
3 番目の「Terrifier」では、人里離れた道路を車で走る衣装デザイナーが登場します。
ガソリンスタンドに立ち寄った彼女は、店員がアート・ザ・クラウンを激怒して追い出しているのに気づきます。
アートはどうやらガソリンスタンドのトイレの壁に排泄物を塗りつけたようです。
店員が彼女の車のガソリンを入れ、道順を話している間、ガソリンスタンドの中から物音が聞こえます。
店員は中に入って調べますが、戻ってこないので、衣装デザイナーが建物に入り、アートが弓のこで体を切断しているのを目撃します。
彼女は車で走り去りますが、アートが彼女の座席の後ろに現れ、セロハンで彼女を窒息させようとします。
彼女は急ブレーキをかけて逃げ出し、大きな小屋の中に立てこもります。
アートは小屋に潜り込み、ナイフを取り付けた鞭で彼女を切りつけます。
ムチに取り付けた武器が外れて落ちて、それを拾います。
彼女はメスでアートの目を刺し、ナイフで背中を刺します。
アート・ザ・クラウンは死んだようでした。
彼女は再び逃げ出し、近くの警察署まで車で連れて行こうとする男性に拾われます。
生きていたアート・ザ・クラウンは車で彼らを追いかけ並走します、拳銃で男を殺し、車を衝突させ大破させます。
衣装デザイナーは意識を失います。
しばらくして、衣装デザイナーは粗末な手術台の上で意識を取り戻し、アートが彼女の手足と胸を切断し、体に女性蔑視のPIGと卑猥な言葉を刻み込んでいることに気が付きます。
衣装デザイナーは手足を切り落とされていました。
あまりにも恐ろしいシーンに、サラはテレビを消します。
家の電話が鳴り、サラが電話に出ると、3 番目の章の衣装デザイナーが助けを求める声が聞こえます。
テレビが再びオンになり、薄汚い部屋が映し出される。
アート・ザ・クラウンがフレームに入り、貞子のように画面の中からサラに近づき、ガラスを叩き始めます。
サラは、テレビ画面に映る自分の姿と、その背後にいるアートを見ます。
サラは必死にビデオデッキからテープを取り出し、床に叩きつけて破壊します。
その後すぐに、ティアとティミーの叫び声が聞こえます。
サラは急いで 2 階に駆け上がりますが、部屋の外に血まみれのピエロのアート・ザ・クラウンがいて、サラを笑いながら、楽しそうに中に入るように身振りで合図していました。
サラは恐怖で目を覆ったが、数秒後に目を開けると、アート・ザ・クラウンは消えていました。
サラが部屋に入ると、ティアとティミーの切断された首と、壁に血で書かれた「ART」という文字がありました。
エンドロールが流れる。