クリスマスが近いので~クリスマスホラーをご紹介します。
「サイレント・ナイト」
「サイレント・ナイト」原題:Silent Nightは2021年のイギリス映画
毒ガスが蔓延する地球を舞台に、最後のクリスマスイブを過ごす人々の姿をブラックユーモアを交えながら描いた世紀末映画
日本劇場公開日:2022年11月18日
地球温暖化で起こる異常気象の数々‥地球に住めなくなる日も近いのではないか?
そんな恐怖を感じている人々は多いはず、この映画はまさにそんな未来を描いた作品…。
謎の毒ガスが地球を覆っていき、そのガスを吸い込んだ人間は血を吹き出し死んでしまう‥、そんな死に方はしたくないだろうと政府からはピルという自殺用の薬が配られている。
そんな毒ガスが迫る中、田舎屋敷に学生時代の友人たちとその家族が集まり、子どもを含む12人の男女はパーティーをして再開を喜び合う。
楽しく過去話に花が咲いて盛り上がるのだが、徐々にパーティに不穏なムードが漂い始める。
という映画です。
けっこうダラダラな展開で進む映画なんですけど、ラストにひょいっと、どんでん返しがあります。
総評したら3/5点と言う感じだろうか?
まあ~お暇があればチラッと観てみてもいいんじゃない?って感じの映画です。
キャスト
集会の主催者ネル役
キーラ・ナイトレイ
ネルの夫サイモン役
マシュー・グード
ネルとサイモンの長男アート役
ローマン・グリフィン・デイヴィス
ネルとサイモンの双子の息子ハーディとトーマス
ハーディ・グリフィン・デイビス
ギルビー・グリフィン・デイビス
ネルの妹サンドラ役
アナベル・ウォーリス
サンドラの夫トニー役
ルーファス・ジョーンズ
サンドラとトニーの娘、キティ役
ダビダ・マッケンジー
ジェームズ役、ネルとサンドラの幼なじみ役
ソーペ・ディリス
ジェームズの妻ソフィー役
リリー=ローズ・デップ
アレックス役
カービー・ハウエル・バティスト
アレックスの妻ベラ役
ルーシー・パンチ
等が出演しています。
ネタバレ!アートは生きていた?毒ガスは嘘?
ネルとサイモンの夫婦は、田舎の邸宅で、かつての学校の友人とその配偶者を招いて毎年恒例のクリスマスディナーを催している。
今年のクリスマスは特別な日で、全員がフォーマルな服装をし、子供たちは悪態をつくことが怒られず許される。
なんだか不思議な感じだが、巨大な渦巻く有毒ガス雲(数分後に多数の小さな緑色の竜巻が起こり、一般には迫りくる危険の前兆とみなされる)が、ほとんどの生物を死滅させる差し迫った環境災害のため、英国政府は、雲が英国を襲う前に素早く簡単に死ねるようにピルと呼ばれる自殺薬が、ホームレスと不法移民を除く全住民に配布されていることが徐々に明らかになる。
ピルは、ネル、サイモン、そして他の友人たちは、薬を飲んで子供たちに与えるという自殺の約束をした。
しかし、ジェームズは友人たちの決定に同意するが、若い妻ソフィーは最近妊娠していることがわかり、薬を飲むかどうかまだ迷っている。
夜の間にいくつかの対立がある。キティは自分に似た人形を与えられ、父親を抱きしめるが、サンドラは抱きしめるように懇願するが拒否する。
アートはどうせ死ぬのに贈り物を渡すという行為が馬鹿げていると考え、大人たちに激怒して部屋から逃げ出す。
サンドラはジェームズに、学生時代になぜ自分とセックスをしなかったのかと不思議に思うと告げる。
その話の中でサンドが教師とSEXをしていたという秘密が明らかになる。
トニーは彼女の告白に明らかに動揺し、自分は間違いを犯したことはないと主張するが、その当時、ベラはサンドラと付き合う前に一度トニーとセックスをしたことがあると言う。
アレックスは祝賀会で取り残されたと感じ、飲み過ぎてベッドで気絶する。
ネル、サイモン、そして子供たちは、別れを告げるために海外にいるネルの母親とビデオチャットをする。母親はガスが来るのを見て、電話を切って薬を飲む。
その会話で長男のアートは動揺する。
アートは政府と科学者が間違っていると考え始める。
アートはジェームズとソフィーに不安を訴える。ソフィーは、自分が妊娠しているので薬を飲みたくないとアートに打ち明ける。
アートは両親に薬を飲まないと告げる。話し合いの末、アートは屋敷から逃げ出す。
アートは外のすぐに道端で赤ん坊を含む家族が乗った車を発見する。
彼らは死んでおり、車には薬の箱がいくつかあった。
ショックを受けたアートは、小さな緑の竜巻が彼の周りを渦巻く中、叫び始める。彼の叫び声でサイモンが彼を見つけ、家に運ぶ。
帰宅後、グループは午前 12 時を過ぎ、薬を飲む時間だと気づく。
彼らは別れを告げるために別々の部屋に分かれる。
アートは気絶し、ネルが彼を抱きしめ、サイモンは子供たちに薬を渡す。
少年たちは薬を飲むための飲み物を頼むので、サイモンは炭酸飲料を持って部屋に戻る。
一方、ジェームズはソフィーに、彼女が飲まない限り自分も飲まないと圧力をかけ、結局彼らは薬を飲むことにする。
ベラはアレックスを起こして薬を飲ませようとし、かなり酔っている間に飲ませるが、アレックスは目を覚まして薬を吐き出してしまう。
ベラはアレックスに 5 分しかない(薬を飲んだ自分が死ぬまで)と言い、キッチンで 2 人はダンスをし、その隙にベラはアレックスを刺す。そして2 人ともすぐに死ぬ。
トニー、キティ、サンドラはベッドで死を待つが、キティが人形のことを思い出して人形を取りに走り、サンドラは再び抱擁を懇願する。キティが戻ってくると、両親が亡くなっており、両親の間に這い込み、ついにサンドラを抱きしめる。
ネルはアートの目、鼻、耳から血が出ていることに気づく、毒ガスで恐ろし死が待っているんだと‥家族全員が怖くなり、急いで薬を飲んでアートの隣に横になるサイレント・ナイトとなった。
翌朝になると全員が死んでいる。
ベッドでサイモン横で死んでいたと思われたアートだったが、突然目を開けた。
アートは死んでいなかった。
エンドロールが流れる。
毒ガスは嘘だったのか?科学者の考えを否定していたアートの考えが正しかった事が分かるラストシーンでした。
集団心理といったらいいのか?最後まで足掻こうとせず、政府の配布した薬を飲んで死んでいく人々が印象的な映画でしたね。
ただ‥そんなに皆死ぬかなあ~?
最後まで生きようと足掻く人もいると思うんですよね。
そういう部分があまり描かれていなかったので、ちょっと無理やりな感じがしました。
同じ、地球崩壊人類絶滅ネタでは、Netflixの「ドント・ルック・アップ」がオススメです。
アートのいう事を聞いて家族で最後まで足掻くことができたならば、生きることができたのに‥。
生き残ったアートはどうなるんでしょう?
気になりますね。