「892 命をかけた叫び」ブライアン・ブラウン=イーズリーの実話を描いた映画

ブライアン・ブラウン=イーズリーの実話を描いた映画

892 命をかけた叫び
Breaking

「892 命をかけた叫び」原題:Breakingは2021年のアメリカ映画

米国退役軍人省からの支援を受けられなくなってしまい生活苦になった元海兵隊員が、銀行に立てこもり、抗議する姿をテレビで放送するという、命をかけた過激な計画を実行に移す姿を描いたスリラー映画です。

しかも‥これ実話映画。

主人公ブライアン・ブラウン=イーズリーは実在した人物で、映画で描かれていることもほぼ実話です。

白人は殺されないけど、黒人はすぐ射殺されると、ブライアン・ブラウン=イーズリーは言いますが、黒人差別の社会問題を提起した作品でもあります。

命を懸けて色々な問題に一石を投じたブライアン・ブラウン=イーズリーの姿を描いた映画‥。

題名にある892の意味は、VA受け取れなかった障害手当892㌦のことです。

ジョン・ボイエガが主人公を熱演してます。物凄く考えらされる映画ですし、究極のベッドエンドは思わず絶句‥。

しかもこれが実話とは‥

観ておく価値はある映画です。

キャスト
ジョン・ボイエガ
ニコール・ベハーリー
セレニス・レイバ
マイケル・ケネス・ウィリアムズ
コニー・ブリットン
ジェフリー・ドノヴァン
オリヴィア・ワシントン
ケイト・バートン
等が出演しています。

ブライアン・ブラウン=イーズリーの実話を描いた映画

「892 命をかけた叫び」は、アーロン・ゲルが2018年4月9日にTask & Purpose誌に寄稿した記事「『殺す必要はなかった』:ブライアン・イーズリー伍長の死」という記事に基づいて作られています。

映画でジョン・ボイエガが演じたブライアン・イーズリーについての記事です。

 

ブライアン・ブラウン=イーズリー本人
ブライアン・ブラウン=イーズリー本人

 

イーズリーは33歳の米海兵隊の退役軍人で、2005年に名誉除隊されるまでクウェートとイラクで勤務していた。

イーズリーはジョージア州に住む母親の元に戻った。

母親の元に戻った後、イーズリーはジェシカという女性と出会い、関係を持ち、一緒に暮らし、やがて結婚した。

2008年、ジェシカは娘を妊娠し、ジェイラと名付けた。

最終的に、イーズリーは精神疾患と重度の慢性腰痛と診断された。

そして2011年、イーズリーの母親が亡くなった。

彼女の死をきっかけに、イーズリーは退役軍人省(VA)の精神病院や車内など、さまざまな住居を転々とするようになった。

イーズリーはVAから毎月受け取る障害手当でなんとか生活を維持しようとした。手当の額は892ドルだった。

 

ジェシカさんは、ブライアン・イーズリーさんの生活環境や精神状態の不安定さに加え、娘の世話を手伝うために彼が家にいることがほとんどないこともあったと語った。

ある時、イーズリーさんは娘のジェイラちゃんに携帯電話を買って、宿題を手伝うために使っていた。

さらに、イーズリーさんはほぼ毎晩娘に電話をかけ、2人で一緒に祈った。

その合間に、イーズリーさんはリンカーン工科大学で教育を受けようとした。

しかし、2017年7月3日までに、経済的な困難のためにイーズリーさんが教育を受けることが困難になった。

退役軍人省はイーズリーさんにいつもの892ドルの小切手をまだ渡していなかったため、イーズリーさんは予約を取るために退役軍人省の地域給付事務所を訪れた。

そこで事件が起き、イーズリーさんは警察に手錠をかけられた。

退役軍人省は彼が好戦的だったと主張し、最終的に警察は彼を拘留から解放したが、彼は退役軍人省からいつも受け取っていたお金を受け取ることはできなかった。

彼は3日後に帰国する予定だったが、それは叶わず、数日後にすべてが変わることになる。

2017年7月7日の朝、ブライアン・イーズリーは、バックパックの中にC-4爆弾を隠していたと主張し、ウェルズ・ファーゴ銀行に押し入った。

彼は、2人の行員を除く銀行員全員に避難する時間を与えた。経済的に絶望的な状況に注目を集めたい一心で、イーズリーは911に通報した後、地元のニュース局にも電話し、編集者に自分の見解を説明した。

通話中、彼は自分の経済的苦境と、食料や住居などの必需品の調達の苦境を強調した。さらに、イーズリーは、誰かを傷つけたり、銀行を強盗したりすることが目的ではなく、いつもの892ドルの小切手を受け取りたかっただけだと語った。

警察とSWATが現場に到着すると、危機対応の交渉人であるアンドレ・ベイツ軍曹が銀行に電話をかけ、ブライアン・イーズリーと話し始めた。

ベイツ軍曹は、米海兵隊での経験を語り、イーズリーと親しくなろうとした。ベイツ軍曹は、イーズリーの命と名誉は892ドルよりも価値があると語り、イーズリーの中にある人間性に訴えようとした。

最終的に、ベイツ軍曹は、タバコ一箱と引き換えに、残りの2人の人質のうち1人を解放するようイーズリーを説得した。

この事によって、ベイツ軍曹は状況が良い方向に向かっているという自信を得ていた。

しかし、ベイツ軍曹の願いが叶うことは無かった。

午後の早い時間に、ブライアン・イーズリーに対してスナイパーから銃弾が発射され、彼は死亡した。

イーズリーが警察に射殺された理由については疑問が投げかけられている。

ベイツ軍曹が平和的に事態を解決しようとしたことは、しばらくの間、公には知られていなかった。

人種差別や精神疾患を持つ人々に対する偏見が、警察によるイーズリーの殺害に影響を与えたのではないかという示唆や暗示があった。

ブライアンの行動を弁護するわけではないが、彼の異母兄弟であるカルビン・イーズリーは、「彼らは彼を殺す必要はなかった。彼はただ自分の話を公表したかっただけだった」と語ったと伝えられている。

 

映画はまさに、ここで書かれたことをそのまんまに描いた感じです。

細かいところなどは映画に方がリアルに描いているかもしれない。

どちらにせよ、知るべき実話映画です。

 

「892 命をかけた叫び」のような実話を基にした映画は興味深い作品が盛りだくさんです。

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