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MYSTERY & SUSPENSE
映画『六人の嘘つきな大学生』犯人は誰?
ネタバレ考察と「気まずい」と言われる理由
伏線回収・キャストの裏の顔・就活の闇を4000文字で徹底解説

「あの部屋で起きたことは、就活という名の殺し合いだった。」
累計65万部を突破した浅倉秋成の傑作ミステリー小説を、浜辺美波、赤楚衛二ら豪華キャストで実写映画化した『六人の嘘つきな大学生』。
単なる犯人探しのミステリーだと思って観に行くと、あまりにリアルな「就活の嫌な空気」と、二転三転するどんでん返しに心を抉られます。公開直後からSNSやGoogle検索では、「六人の嘘つきな大学生 犯人」「六人の嘘つきな大学生 気まずい」というワードが急上昇しました。
本記事では、なぜ本作がデートで観ると「気まずい」と言われるのか? そして、物語の核心である「告発文を置いた真犯人」と「8年後の結末」について、原作との違いも含めて徹底的にネタバレ考察します。
この記事で分かること(30秒要約)
- 犯人の正体:封筒を置いたのは森久保。では告発文を作った黒幕は誰?【ネタバレ】
- 「気まずい」の理由:デートや親と観ると危険?リアルすぎる就活描写の罠
- 封筒の中身:映画では明かされなかった嶌衣織(浜辺美波)の罪とは?【原作ネタバレ】
- 考察:「月の裏側」が意味する人間の二面性と、就活システムへの皮肉
👥 豪華キャストとキャラクター:6人の表と裏

本作の最大の魅力は、若手実力派俳優たちが演じる「完璧に見えるエリート大学生」たちが、徐々に本性を剥き出しにしていく演技合戦です。
- 嶌 衣織(演:浜辺美波)
- 早稲田大学。洞察力に優れ、常に冷静沈着。メンバーの調整役であり、本作の主人公的ポジション。一見、最も潔白に見える彼女だが、実は誰にも言えない秘密を抱えている。
- 波多野 祥吾(演:赤楚衛二)
- 立教大学。明るく正義感の強いリーダータイプ。嶌と共にチームをまとめようと奮闘する。しかし、物語が進むにつれて彼の「底知れない二面性」が明らかになる。
- 九賀 蒼太(演:佐野勇斗)
- 慶應義塾大学。圧倒的なリーダーシップとカリスマ性を持つ。フェアな精神を重んじるが、目的のためなら手段を選ばない冷徹さも垣間見える。
- 矢代 つばさ(演:山下美月)
- お茶の水女子大学。華やかで社交的、いわゆる「意識高い系」の女子学生。海外ボランティア経験などをアピールするが、その裏には承認欲求と脆さが潜んでいる。
- 森久保 公彦(演:倉悠貴)
- 一橋大学。論理的で少し内向的な秀才。口数は少ないが、鋭い指摘で場の空気を凍らせる。告発文によって「ある犯罪」への関与を疑われる。
- 袴田 亮(演:西垣匠)
- 明治大学。熱血漢でスポーツマン。直情型で、議論が紛糾すると感情的になりやすい。過去の「部活での事件」を告発されることになる。
😓 なぜ検索サジェストに「気まずい」が出るのか?
映画のタイトルを検索すると、予測変換に「気まずい」と出てくることに気づいた方も多いでしょう。これには明確な理由があります。
1. 就活の「黒歴史」をえぐられる
この映画の前半は、意識高い系用語が飛び交うグループディスカッションや、表面的な笑顔で相手を褒め合う「就活独特の気持ち悪さ」がリアルに描かれています。
現在就活中の学生はもちろん、かつて就活を経験した社会人が観ると、当時の不安や、自分を良く見せようと必死だった恥ずかしい記憶(黒歴史)がフラッシュバックし、何とも言えない居心地の悪さを感じるのです。
2. カップル・親子で観ると危険な内容
物語の中盤、告発文によって6人の「裏の顔」が暴露されます。その内容は、妊娠中絶、未成年飲酒、いじめ、パパ活疑惑など、かなりエグいものばかり。
特にデートで観に行った場合、人間の醜い部分や過去の秘密が暴かれる展開に、「もし恋人にこんな過去があったら…」と疑心暗鬼になったり、単純に空気が重くなったりするため、「気まずい」と言われているのです。
⚠️ 【核心ネタバレ】犯人は誰?告発文のトリック
※ここからは映画の結末、真犯人の正体に触れています。
未見の方はブラウザバックを推奨します。
【映画版】六人が犯した罪(告発内容)とその真相
映画版で告発された6人の罪と、その裏にある真実は以下の通りです。
- 嶌 衣織(浜辺美波):【映画版独自設定】劇中で最後まで告発文の中身(罪)は明かされません。
※波多野が封筒を開かせなかったため、観客にも彼女の秘密は伏せられたまま終わります。彼女が「シロ(潔白)」なのか「クロ」なのか不明のまま、波多野は彼女を信じ抜きました。 - 波多野 祥吾(赤楚衛二):「未成年飲酒」の過去。
※他のメンバーの凶悪な罪に比べて軽微だったため、彼が「自分を守るために自作自演した犯人ではないか?」と全員から疑われる決定的な要因となります。 - 九賀 蒼太(佐野勇斗):恋人を妊娠させ、中絶させた過去(原作の矢代の設定が彼に変更)。
※真相:無理やり中絶させたわけではなく、女性側の事情や意思を尊重した結果でした。 - 矢代 つばさ(山下美月):飲食店ではなく、キャバクラ(水商売)で働いていた過去。
※真相:遊ぶ金欲しさではなく、家族の生活を支えるために働いていました。 - 森久保 公彦(倉悠貴):高齢者詐欺グループへの関与(受け子の片棒を担いだ疑惑)。
※真相:詐欺の加害者ではなく、詐欺グループに関わってしまった友人を救い出すために接触していました。 - 袴田 亮(西垣匠):高校の野球部時代、部員をいじめて自殺に追い込んだ過去。
※真相:いじめの主犯ではなく、むしろ部員をいじめていた加害者たちに対して、被害者を守るために拳を振るっていた(正義のための暴力)というのが真相です。
このように、告発文は事実の一部を切り取って悪意ある解釈を加えたものであり、彼らの行動の根底には「誰かを守りたい」という善意があったことが後に判明します。
謎解きの構造:2つの「犯人」
この物語には、「告発文を用意した人物」と「それを会議室に置いた人物」という2つの視点が存在します。そして、物語は2段階のどんでん返しを迎えます。
第1の真実:会議室に封筒を置いたのは「森久保公彦」
最終選考の会議室で、それぞれの罪が書かれた封筒が発見されます。
人事部が設置した監視カメラを確認したところ、休憩中に封筒を置く森久保公彦の姿が映っていました。
しかし、森久保は「自宅に『会場に持って行け』という指示と共に封筒が届いただけで、中身は知らなかった」と主張します。彼は何者かに利用された「実行犯」に過ぎませんでした。
第2の真実:全ての黒幕は「九賀蒼太」
では、告発文を作成し、森久保を利用した真の黒幕は誰か。
それこそが、リーダーシップを発揮していた慶應大の九賀蒼太でした。
彼の動機は、「スピラリンクスへの復讐」です。
かつて尊敬する先輩がスピラリンクスの面接で不当な扱いを受けて落とされ、深く傷ついた(自殺した)過去があったため、彼は「こんないい加減な選考を行う人事に、学生の本性など見抜けるはずがない」ということを証明しようとしました。彼は内定を勝ち取るためではなく、「採用活動そのものを崩壊させること」を目的に、全員の醜聞を暴露したのです。
波多野がついた「最後の嘘」
会議室での議論の末、告発写真の撮影日時やアリバイを確認していくと、九賀の仕掛けた罠によって、「波多野だけが唯一アリバイがなく、犯行が可能である」という状況が完成していました。
波多野は自分が完全にハメられたことに気づきます。しかし、ここで無実を訴えても泥仕合になるだけで、結果的にチームは崩壊し、誰も内定を得られなくなるでしょう。
そこで波多野は、あえて罪を被る道を選びました。
「僕が犯人です」
彼はそう嘘をついて退出しました。それは、好意を寄せる嶌衣織を内定させるため、そしてこれ以上誰も傷つかないようにするための、悲しくも優しい「嘘」だったのです。
✉️ 六人の嘘つきな大学生 嶌の罪 最後の封筒の中身は?
映画版を観終えた方の多くが気になっているのが、「結局、嶌衣織(浜辺美波)の封筒の中身は何だったのか?」という点ではないでしょうか。
映画版:最後まで「秘密」のまま
前述の通り、映画版では波多野が「中身なんて関係ない」と開封を阻止したため、嶌の罪は劇中で明かされません。
これは、「たとえどんな過去があろうと、目の前にいる彼女を信じる」という波多野の強い意志と愛を強調するための映画独自の演出です。
原作小説版:衝撃の「中身」とは
一方、原作小説ではその中身が明確に描かれています。もし映画版の封筒の中身も原作と同じ設定だったとしたら、以下のような内容になります。
【原作での告発内容】
「人気ロックバンドのボーカル『相楽ハルキ』の実の妹であり、彼が起こした不祥事を隠して就活をしていた」
- 兄(相楽ハルキ)は就活の数ヶ月前に薬物所持で逮捕されている。
- 過去に兄が運転する車で事故に遭い、嶌自身も足に後遺症を負っている(原作では足が悪い描写がある)。
- 犯罪者の親族であることを隠し、被害者でありながら兄を支える「美談」のように振る舞っていることが「嘘」として糾弾された。
映画版では兄の設定が「引きこもり」に変更されている示唆もありましたが、もし原作通りであれば、芸能スキャンダルに絡むかなり重い秘密を抱えていたことになります。
この「原作の答え」を知った上で映画のラストシーンを思い返すと、波多野が守りたかったものの重みがより一層感じられるかもしれません。
🌔 【徹底考察】「月の裏側」と伏線回収の全貌
「月の裏側」が意味するもの
本作の重要なキーワードに「月」があります。
「地球からは月の表側しか見えない。裏側には何があるかわからない」
これは、「就活で見せる顔(表)」と「プライベートの顔(裏)」のメタファーです。
告発文によって暴かれたのは、彼らの醜い「裏側」でした。しかし、この映画が優れているのは、「裏側が汚いからといって、表側の努力や優しさが全て嘘になるわけではない」という結論に達する点です。
人間は誰しも清濁併せ持っている。就活というシステムは、その一面しか見ようとしない欠陥がある。このメッセージが、タイトルの「嘘つき」という言葉の意味を、ネガティブなものから人間賛歌へと昇華させています。
🕰️ 8年後の結末:彼らは本当に嘘つきだったのか
事件から8年後。生き残ったメンバーたちは、それぞれの道を歩んでいました。
スピラリンクスに入社した嶌衣織は、当時の採用担当者と対峙し、真相を突きつけます。
2019年、波多野が病死し、遺品の中に「犯人、嶌衣織さんへ」と書かれたファイルが見つかる。嶌は波多野家を訪れ、ファイルとUSBメモリを受け取る。USBメモリには、波多野が告発内容の関係者にインタビューした音声が残されていた。
嶌は、波多野が持ち去りレンタル倉庫に保管していた自身の告発内容を知ることになる。
そこで嶌は、かつての仲間たちの「真実」を知ります。
矢代は家族のために働き、袴田はいじめられっ子を守るために戦い、森久保は友人を救おうとしていた――。
告発文は事実でしたが、それは悪意を持って切り取られた「断片的な事実」に過ぎませんでした。
8年という月日を経て、彼らは「あの時、お互いを信じられなかったこと」を後悔しつつも、それぞれの「嘘」と向き合い、許し合うことで前に進んでいきます。
ラストシーンで明かされる波多野の真意と、嶌が流す涙は、ミステリー映画とは思えないほどの感動を観客に与えます。
💬 個人的評価・感想:浜辺美波の顔が小さすぎる!
個人的評価:★★★☆☆ (3.7 / 5.0)
親目線で見ると胃が痛い…息子の将来が心配に
僕にはこれから大学生になる息子がいるのですが、正直、こんなドロドロした就活の荒波に耐えられるのかと、観ていて本気で心配になりました。
足の引っ張り合い、同調圧力、そして「裏の顔」の暴露…。
就活生本人はもちろん、親御さんが観ても「今の就活ってこんなに怖いの?」と胃が痛くなるようなリアリティがあります。
浜辺美波の顔が小さすぎて衝撃!
あと、どうしても言いたいのが、**浜辺美波さんの顔が小さすぎること!**
スクリーンで見ても異次元のスタイルで、「同じ人間とは思えない…」と衝撃を受けました(笑)。
その可憐な容姿と、就活のドロドロした展開とのギャップが、この映画の「嘘」というテーマをさらに際立たせていたように感じます。
ミステリーとしても一級品
「犯人は誰か?」というフーダニット(Whodunit)の要素も楽しめますが、それ以上に「なぜこんなことをしたのか?」というホワイダニット(Whydunit)の部分が深いです。
単なる復讐劇で終わらず、現代のネット社会や採用システムの闇に切り込む社会派ドラマとしても見応えがありました。
❓ よくある質問(FAQ)
- Q. 原作と映画で結末は違いますか?
- A. 大筋は同じですが、映画版オリジナルの展開や演出が追加されています。特にラストの嶌(浜辺美波)の行動や、8年後の描写には映画ならではの解釈が含まれています。
- Q. 怖いシーンはありますか?
- A. ホラー映画のようなオカルト的な怖さはありません。しかし、人間の悪意や裏切りといった「心理的な怖さ」は非常に強いです。
- Q. 誰と観に行くのがおすすめですか?
- A. ミステリー好きな友人と観に行き、鑑賞後に考察を語り合うのがベストです。就活中のカップルや、これから就活を控える親子で観ると、気まずい空気になる可能性が高いので注意が必要です。
まとめ:嘘の裏にある「真実」を見抜けるか
『6人の嘘つきな大学生』は、就活という極限状態を通して、人間の多面性を描いた傑作です。
犯人が誰かを知った上で、もう一度最初から観直すと、彼らの表情や視線の意味が全く違って見えるはずです。
あなたの隣にいる友人も、もしかしたら「嘘つき」かもしれませんよ。

原作と映画で印象が変わったという方も多いようです。
あなたの考察や、一番「気まずい」と感じたシーンをぜひコメントで教えてください!










