映画『善き人に悪魔は訪れる』ネタバレ感想。ツッコミ所満載!トレーナーが呆れる「甘いガード」とラストの結末

SPOILER REVIEW

映画『善き人に悪魔は訪れる』ネタバレ感想
なぜ評価が低い?トレーナーが教える「危機管理能力」の欠如とツッコミ所

「嵐の夜、イケメンだけど怪しい男を家に入れますか?」

善き人に悪魔は訪れる ポスター イドリス・エルバとタラジ・P・ヘンソン

2014年のサスペンス・スリラー映画『善き人に悪魔は訪れる』(原題:NO GOOD DEED)。
逃亡中の凶悪犯を自宅に招き入れてしまった主婦の恐怖を描いた作品ですが、正直に言います。

「ツッコミどころが多すぎて、逆に面白い」です。

今回はボクシングトレーナーとしての視点から、登場人物たちの「甘すぎるガード(危機管理)」と、意外と知られていない「犯行の真の動機(ネタバレ)」について、辛口で解説します。

作品情報

  • 英題:NO GOOD DEED
  • 製作年:2014年(アメリカ)
  • 上映時間:84分
  • 監督:サム・ミラー
  • キャスト:イドリス・エルバ(『パシフィック・リム』)、タラジ・P・ヘンソン(『ベンジャミン・バトン』)

あらすじ:嵐の夜の訪問者

ある嵐の夜、車の事故に遭ったという1人の男コリン(イドリス・エルバ)が電話を貸してほしいとアトランタ郊外の一軒家を訪れる。その家の主婦テリー(タラジ・P・ヘンソン)は、男が逃亡を企てている殺人犯だと知らず、夫が留守で幼い子供と自分だけの家に男を招き入れてしまう。

感想とツッコミ:ガードが下がっていませんか?

主演は『パシフィック・リム』のイドリス・エルバに、アカデミー賞ノミネート経験もあるタラジ・P・ヘンソン。キャストは豪華なのに、なぜ評価が低いのか。
それは「登場人物の行動原理」が理解不能だからです。

⚠ ここからはネタバレ全開で批判します ⚠

1. 「善き人」以前に不用心すぎる

電話を借りに来た殺人犯コリン

主人公のテリー、夫が不在で小さい子供がいる状況で、見知らぬ大男を家に入れます。
タイトル通り「善き人」を描きたいのでしょうが、トレーナー視点で言えば「ノーガードでリング中央に突っ立っている」のと同じです。

「電話を貸して」と言われたら、ドア越しに電話を渡すか、自分でかけてあげればいいだけ。招き入れてお茶まで出すとは、危機管理能力がなさすぎて同情できません。

2. 犯人コリンの「詰め」が甘い

イドリス・エルバ演じる凶悪犯の豹変

犯人のコリンも中途半端です。
正体がバレた瞬間、もっと凶悪に制圧すればいいのに、無駄に会話したり脅したりするだけ。
「殴れる距離にいるのにジャブばかり打ってカウンターを貰う選手」を見ているようで、イライラします。

イドリス・エルバのフィジカルと演技力は最高に怖いのに、脚本が彼を「優柔不断な殺人鬼」にしてしまっています。もったいない!

3. 主人公テリーの態度に共感できない

反撃する主婦テリー

テリーは「優秀な検事だったけど出産でキャリアを諦めた」という設定ですが、その不満を全開にしています。
「あんたのせいで私の人生は…」というオーラが出ていて、夫へのリスペクトも感じられません。
「自分が選んだ道(専業主婦)なのに、リングに上がってからルールに文句を言っている」ような印象を受け、応援する気になれませんでした。

【ネタバレ詳細】結末までのストーリー

「映画を見るのは面倒だけど、最後どうなったか知りたい」という方のために、ラストまでの展開を整理しました。

① 親友メグの悲劇
テリーを励ますために来た親友のメグ。彼女はコリンの嘘(テリーと浮気しているなど)を見抜きますが、シャベルで頭を殴られ殺害されてしまいます。
② 家の中での攻防
メグの失踪を怪しんだテリーは、コリンが電話線を切り、包丁を隠したことに気づきます。娘の部屋で銃を持つコリンと対峙したテリーは、消火器で応戦。一時は逃げ出そうとしますが捕まり、子供たちと共に車に乗せられます。
③ 犯人の本当の目的(ここが重要!)
コリンはテリーを「ある家」に連れて行きます。そこは彼の元婚約者アレクシス(物語冒頭でコリンが殺害済み)の家でした。
そこでテリーは衝撃の事実を知ります。
テリーの夫ジェフリーは、コリンの元婚約者と浮気をしていたのです。コリンの目的は、「俺の女に手を出した男(テリーの夫)の家族を、夫の目の前で殺して絶望させること」でした。偶然家に来たのではなく、最初から計画的な復讐だったのです。
④ 決着と「最高の右ストレート」
真相を知ったテリーは覚醒します。コリンを欺き、最後はもみ合いの末に銃を奪って彼を射殺。
その後、警察と共に駆けつけた夫ジェフリーは「浮気してごめん」と謝りますが、テリーは無言で彼を殴り飛ばします(ナイスパンチ!)。
ラストシーンでは、夫と別れ、子供と新しい生活を始め、検事としてのキャリアにも復帰したテリーの姿が描かれます。

…というわけで、「ダメな夫を捨てて、自立した強い女に戻りました」という結末でした。
犯人も夫もボコボコにして終わるラストだけは、スカッとしましたね。

まとめと評価:イドリス・エルバを愛でる映画

正直、ストーリーの整合性やサスペンスとしての緊張感を求めるとガッカリする作品です。
しかし、「凶悪だけどセクシーなイドリス・エルバを見たい」という方にはおすすめです。

いごっそう612の評価
ストーリー
★★☆☆☆ (2.0)
サスペンス度
★★☆☆☆ (2.5)
イドリス・エルバのかっこよさ
★★★★★ (5.0)
総合おすすめ度:★★★☆☆ (3.0)

※暇つぶしにはちょうどいいレベルです。本格的なスリラーを観たい方は『セブン』や『羊たちの沈黙』を見直しましょう(笑)

いごっそう612

いごっそう612
Amazonプライムビデオで配信されている時もあるので、イドリス・エルバ ファンの方はチェックしてみてください!

 

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