いごっそう612

こんにちは、いごっそう612です!今回は、以前観て強烈な印象(良くも悪くも!)が残った映画、『イグジスツ 遭遇』について、ネタバレありで詳しくご紹介したいと思います。

 

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」で知られるエドゥアルド・サンチェス監督が手掛けた、伝説の未確認生物ビッグフットが登場するスリラー映画です。果たしてどんな遭遇が待っていたのでしょうか?

映画『イグジスツ 遭遇』作品情報・あらすじ

イグジスツ 遭遇
イグジスツ 遭遇

作品情報

  • 製作年:2014年
  • ジャンル:スリラー、ホラー
  • 製作国:アメリカ
  • 日本公開:2015年5月16日
  • 上映時間:86分
  • 監督:エドゥアルド・サンチェス

あらすじ

テキサスの広大なビッグ・シキット国立保護区へ夏休みの週末を過ごしにやって来た5人の若者たち。深夜、不慣れな林道を車で走行中、彼らは何と**何か大きな生き物**を撥ねてしまいます。恐る恐る確認するも、車に付着した血の付いた動物の毛らしきもの以外、その場には何も見つかりませんでした。

しかし、無事に予約していたコテージに到着し、ホッとしたのも束の間。翌朝から、人間とも動物とも違う、得体の知れない何者かによる、執拗で恐ろしい襲撃が始まるのです。彼らはこの保護区で、伝説の未確認生物に遭遇してしまったのでしょうか…?

ビッグフットとは?映画を観る前に知っておきたいUMA情報

この映画をより楽しむ(あるいは、ツッコむ)ためには、やはり「ビッグフット」について知っておくべきでしょう!

ビッグフット(英: Bigfoot)は、主にアメリカ合衆国やカナダのロッキー山脈周辺で目撃される、代表的なUMA(未確認動物)です。その特徴は多岐に渡ります。

 

  • 外見:身長2~3m、体重200~350kgとされる大型の毛むくじゃらの生き物。全身に褐色や灰色の毛が密生し、顔には毛がなく、鼻が低く目が落ち窪んでいると言われています。
  • 歩行:二足歩行をするとされ、大きな足跡(約45cm)が特徴の名前の由来です。
  • その他:強烈な体臭を放つ、という証言もあります。

 

この映画は、そんな伝説上の存在であるビッグフットが、実際に若者たちの前に姿を現し、恐怖に陥れる物語です。

【ネタバレあり】映画『イグジスツ 遭遇』を観た感想と考察

!!注意!! このセクションには映画の核心に関わるネタバレが含まれています。未鑑賞の方はご注意ください。

さて、実際に映画を観ての感想ですが…正直に言いましょう。個人的には、**B級、いやC級映画**だと感じました!斬新さや、期待していたほどの恐怖はあまりありませんでしたね(-_-;)

POV形式の演出について

本作は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の監督作ということで、その手法を継承したPOV(Point of View:登場人物視点)形式が多用されています。若者たちが手持ちカメラで撮影している映像、という形ですね。

「ブレア・ウィッチ」が公開された当時はそのリアルさが画期的でしたが、今ではPOV形式のホラーやスリラーは山ほどあります。そのため、残念ながら本作のPOV演出に**新鮮さはほとんど感じられませんでした。**「ああ、よくあるタイプね…」というのが正直な感想です。

特に、物語の冒頭で若者たちがビッグフットを車で撥ねてしまうシーンがPOV形式で映されるんですが…毛むくじゃらの何かがヨタヨタと歩いている姿が、個人的にはどうにも**「着ぐるみ感」**が強くて、思わず「ちょっと笑える感じ…」と思ってしまいました(^^;

ビッグフットの描写と驚異の運動能力へのツッコミ

映画に登場するビッグフットは、確かに超怪力で驚異的な運動能力を見せつけます。自転車を軽々と投げ飛ばしたり、丸太で車を串刺しにしたり…走るスピードも恐ろしく速く、自転車で逃げる若者をウサイン・ボルトみたいな走りで追いかけます!

しかし、この「ウサイン・ボルトみたいな走り」が、なんだか野性味に欠けて見えてしまい、ここでも「ちょっと吹いてしまう」ポイントでした(笑)。設定上は身長3メートルくらいとのことですが、映像で見ると「せいぜい2メートルくらい?」と感じてしまい、その巨大さや脅威があまり伝わってこなかったのも残念な点です。

ビッグフットの能力自体は高いはずなのに、なぜかそれが全体を通してあまり印象に残らない…不思議な映画でした。

物語の核となる「車で轢いてしまった」シーン

物語は、彼らがビッグフットを車で撥ねてしまったことから始まります。これがビッグフットの怒りを買い、執拗な復讐へと繋がるわけですが、この「撥ねてしまった」という原因が、物語の展開に対しては少々弱く感じられたかもしれません。

若者たちが次々と犠牲になっていく様子は描かれますが、展開が単調に感じられ、緊迫感が今ひとつ高まらなかったように思います。持っている銃を無駄に撃ったりするシーンには、「Σ(゚Д゚)何故に無駄に撃つ!?」とツッコミたくなりました(笑)。

クライマックスと復讐の理由(ラストネタバレ)

そして、なぜビッグフットがこれほどまでに彼らを執拗に襲ってくるのか、その理由がラストで明らかになります。それは、**彼らが車で撥ねてしまったのが、ビッグフットの子供だった**ということです。

そりゃ、親としては怒り狂いますよね…。この理由が分かったことで、ビッグフットの行動にある程度の納得はできますが、個人的にはもう少し捻りが欲しかったところです。

ラストシーンでは、それまでチラッとしか映らなかったビッグフットが、比較的しっかりと姿を見せます。正直、序盤は「着ぐるみにしか見えない…」と思っていたんですが、このラストで映るビッグフットは、意外と(けっこうちゃんと作られてるな~)と少し感心しました。

そして、最後に生き残るのは一人だけ。その若者が、怒り狂うビッグフットに対して「ごめんなさい( ノД`)シクシク…」と謝ったことで助かった、という結末でした。

この終わり方には、良くも悪くも「ああ、そういう感じね…」と思ってしまいましたね。

映画『イグジスツ 遭遇』の評価・レビューまとめ

個人的な評価としては、正直「面白く無いっす!!」という感想です。B級どころかC級映画だと感じました(-_-;)

参考に、主要な映画サイトの評価を見てみましょう。

Filmarks: 2025年5月17日現在、Filmarksでの評価は5点満点中 2.8点 となっています。レビュー数は約1,400件以上寄せられています。ユーザーレビューを読むと、POV形式やビッグフットの描写に対する様々な意見が見られ、評価が分かれている様子がうかがえます。

Yahoo!映画: Yahoo!検索の映画情報によると、現在の評価は5点満点中 2.6点 (レビュー数68件)となっています。以前の評価よりやや下がっているようです。

Rotten Tomatoes: アメリカのレビュー集計サイトであるRotten Tomatoesでは、批評家の評価(Tomatometer)は23件のレビューに基づき 39% (Average Rating 4.80/10)となっています。一方、一般観客の評価(Audience Score)は1,700件以上の評価に基づき 29% と、どちらも低めの評価となっています。

Metacritic: こちらもアメリカのレビュー集計サイトですが、批評家によるメタスコアは22件のレビューに基づき 22/100 となっており、「概ね好ましくないレビュー」を示しています。ユーザーレビューはまだ少ないためスコアは表示されていません。

IMDb: IMDbでは、10点満点中 5.3点 (約7,700件の評価に基づく)となっています。FilmarksやYahoo!映画よりはやや高いですが、こちらも5点台と評価は分かれています。

日本の主要な映画サイト(Filmarks, Yahoo!映画)では3点以下、海外の主要なレビュー集計サイト(Rotten Tomatoes, Metacritic)では特に批評家からの評価が非常に厳しく、一般観客の評価も低い傾向にあります。

IMDbでは日本のサイトよりやや高いですが、それでも5点台と、全体的には評価はあまり高くないと言えます。

まとめ|映画『イグジスツ 遭遇』は見るべき?

映画『イグジスツ 遭遇』は、ビッグフットが登場するPOVスリラーとして、一定の期待を持って観ましたが、個人的には残念ながらあまり楽しめませんでした。

ただし

  • 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のようなPOVホラーが好きな方
  • 伝説のUMA「ビッグフット」が出てくる映画に興味がある方
  • あまり怖すぎない(?)クリーチャー系スリラーを探している方
  • いわゆる「B級」「C級」と呼ばれる映画を楽しめる方

であれば、もしかしたら楽しめる部分もあるかもしれません。

観るかどうか迷っている方は、「他に観るもんがなく、暇なときに観る」くらいの軽い気持ちで手に取るのが良いかもしれませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

映画『イグジスツ 遭遇』のようなスリラー映画は興味深い作品が盛りだくさんです。

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