人生の不条理を独特の哲学で描いたウディ・アレン監督作品!
完全犯罪の殺人計画を妄想し、活力を得ていく大学教授が巻き起こす騒動を描く、数々の傑作を生み出してきた巨匠ウディ・アレン監督によるダークコメディ!
作品情報
原題:IRRATIONAL MAN
洋画:コメディ
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年6月11日
レンタル開始:2016年11月18日
上映時間:95分
あらすじ
アメリカ東部の大学。孤独で気力のない哲学科の教授エイブ(ホアキン・フェニックス)は、ある日不快な判事についての話を聞く。自分がその判事を殺害するという完全犯罪を妄想した途端、よどんでいた彼の人生は鮮やかに色づき始める。一方、エイブのことが好きな教え子ジル(エマ・ストーン)は、教授が奇妙な殺人妄想に夢中になっているとは知らず、恋心を募らせていくが……。
予告動画
感想とネタバレ
あのウッディ・アレン監督がホアキン・フェニックスと今話題の“ラ・ラ・ランド”で第74回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したエマ・ストーンを迎えて作ったダークコメディです。
と題名に惹かれて借りました。
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
無気力な哲学科教授に活力を与えたものは・・※ネタバレ
地位もあってモテるのに何に対しても無気力な主人公:哲学科教授のエイブ(ホアキン・フェニックス)は“人生は無意味”と考え、死に取り憑かれ、無気力な毎日を送っています。
映画序盤は、けっこう眠い(笑)ホアキン・フェニックス演じるエイブの無気力人生をただひたすら眺めているだけ・・
そんな、無気力男エイブに活力を与えたのは・・殺人です。
ウディ・アレンが苦手です・・
悪徳判事の完全殺人計画を企て生きる意味を見いだしたエイブが、これが世直しだとばかりにガンガン殺して行く映画だと思っていたのだが・・
殺しは一件のみ・・・
殺しをした後は活力にみなぎった男がやりたい放題人生を謳歌するという感じで、もちろんエマ・ストーン演じるジルにも手を出しちゃう!
生きる意味を見つけた男は・・人生を謳歌し死にたくないと思う様になります。
しかしまあ、役者陣が素晴らしい!エイブ役のホアキン・フェニックスの存在感がギラギラと際立っています。エマ・ストーン演じるジルも相変わらずかわいくていい味を出していますが、ホアキン・フェニックスの存在感には敵いませんね~。
終盤はジルに殺しを見破られたエイブがどんどん情けなくなってくる、逆にジルは輝いて行く様に感じます。これも二人の俳優陣の上手さ!ウディ・アレンの演出の上手さでしょうね。
でも、映画としてはそんなに面白く無い!
ホアキン・フェニックス、エマ・ストーン!両方演技は素晴らしいのですが、脚本がちょっとな・・山場が無い展開がけっこう長く続くので、飽きました・・・(^^;
ウディ・アレン・・名監督として名高い彼ですが・・実は・・
ウディ・アレン作品は何作か観ましたが・・面白いと思ったことが無いんですよね・・前も『マジック・イン・ムーンライト』とか観たけど・・同じ感想・・
すいません・・ウディ・アレンが苦手です。
この映画の評価、おすすめ度は?
ちょっと題名で気になった作品でしたが、個人的には期待ほどでは無かったです。この映画の様なダークなブラック・コメディが好きな方は『帰ってきたヒトラー』とかはどうでしょう?
そして最高にキュートなエマ・ストーン好きは『ラ・ラ・ランド』をオススメします。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★☆☆(3.2)
Yahoo!JAPAN映画:★★★☆☆(3.3)
Filmarks:★★★☆☆(3.4)
2017年2月11日時点
(*・ω・)(*-ω-)うんうん妥当な線かと・・
個人的な私のおすすめ度は?
それなりに観ることができます。ウディ・アレンが苦手ですけど・・これはマシな方かなあ?
ウディ・アレンファンの方スイマセン(__)