
本日は、2018年の映画「不能犯」のネタバレと感想を書いていきます。
「不能犯」は集英社「グランドジャンプ」連載中の人気コミックを、松坂桃李主演、沢尻エリカ共演で実写映画化し、思い込みやマインドコントロールでターゲットを殺害する「不能犯」の男と彼を追う女性刑事の対決を描いたサスペンススリラー映画です。
作品情報
原題:不能犯
邦画:サスペンス・スリラー
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2018年2月1日
上映時間:106分
あらすじ
大都会を舞台に立て続けに変死事件が起こり、その現場には決まっていつも黒のスーツを着た男の姿があった。その男は宇相吹正(松坂桃李)で、“電話ボックスの男”とSNSで話題になっており、とある電話ボックスに殺人の依頼を貼るだけで必ず遂行されるとささやかれていた。実際に標的は100パーセントの確率で、事故や自殺や病気によって命を落としており……。
予告動画
感想とネタバレ
映画「不能犯」を公開初日に観てきました!
しかし…不能犯って言葉聞きなれないですよね?
映画ならではの言葉かと思っていたんですけど、調べたらちゃんと意味がありました。
映画では、目を見せることによって相手をマインドコントロールし、幻覚を見せ死に至らしめる男と、それを追う女刑事との戦いを描いています。
原作はグランドジャンプ連載の人気コミック「不能犯」
そして、この映画の監督も注目です。
監督白石晃士って知ってます?
実は「不能犯」の監督白石晃士は、昔ホラー映画マニアからは注目されていた監督でした。
『ノロイ』(05)や『オカルト』(09)などPOVホラーのパイオニアと呼ばれ、『ある優しき殺人者の記録』
『殺人ワークショップ』など様々な話題作を作っています。
前作『貞子vs伽椰子』で遂にメジャーへ来たか!!とテンション上がったものです。
そんな白石晃士監督がメジャーなホラー以外の作品の監督を務めるとならば、注目が高まる物です!
さて肝心の映画はどうだったのか?
松坂桃李は上手いけど、沢尻エリカはイラッとする※ネタバレ
映画を観て二つの相反する気持ちがありました。
この映画を‥‥面白い!
と感じる感情と面白く無い!と感じる感情です。
松坂桃李の演じる宇相吹正は凄く良いんですよ!
松坂桃李の不気味なサイコパスチックな演技はハマリ役で、にやりと笑う笑みもキモくて最高!
そして決め台詞!
「愚かだね、人間は…」
ちょっと個人的に決めセリフで使ってしまいそうです(笑)
そして映画では、この宇相吹正(松坂桃李)は、電話ボックスに殺人の依頼を書き残しておく、その願いをかなえてくれるとSNSで噂されている、電話ボックスの男なんですね。
その依頼が映画では何回かあるのですが、ただ殺すだけでなく色々と考えらされる感じなんですね。
ちょっとグロ系もあり、面白い!思いましたね。
しかし…ダメなのが沢尻エリカ演じる多田友子です…
原作では男の主人公であった多田友樹を映画版では女性に変更したんですがね。
これが完全なミスキャストです!
この役は、新田真剣佑がやるべきでした!原作の通り多田友樹で!
男勝りな武闘派女刑事という役柄なんですがね、細すぎる小さすぎる!
こんな刑事はダメだろうと思ってしまうんですね。
しかも、偉そうだし、妙に正義感を振りかざすんですよね。
正義が似合いそうなのって、沢尻エリカより新田真剣佑でしょ!
さらに、その正義ぶった偽善者行動がとんでもない事態を引き起こすんですよね。
勝手に犯人の手錠外して、仲間が殉職したら懲戒解雇もんだろうけど、まったく責任問わられないのはツッコミどころでしたね。
もうね、多田友子(沢尻エリカ)が出てくると全然面白く無くなるんですよね~💧
喋るたびにイライラするし、沢尻エリカもキャラがあって無いのか、めっちゃ演技が下手に感じました…
だからこそ、この映画…
面白いという感情と面白く無い感情‥相反する二つの感情が芽生えてしまったんですよね。
映画「不能犯」は、ちょっとキャストミスで大失敗ちゃったなあ…と思う映画です。
この映画の評価、おすすめ度は?
面白い良い部分と、ダメな部分があります。
俳優陣は良いんですけどね、間宮祥太朗とか新田真剣佑とか旬の若手を使ったのは良かったです。
でもミスキャストがなあ…
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com(3.0)
Yahoo!JAPAN映画(3.39)
Filmarks(3.0)
2018年2月1日時点
元ボクサーの一念発起の評価は?
この映画のオススメ度は
(3.3)です!
惜しいよね~良い要素はかなりあったんですけどね💧
白石監督の今後に期待したいです。