黒い箱のアリス:作品情報

黒い箱のアリス

(C)2017 ASALLAM FILMS, ALL RIGHTS RESERVED.

原題Black Hollow Cage
洋画SF・スリラー
製作年2017年
製作国スペイン
日本公開2018年1月14日
レンタル開始2018年8月3日
上映時間106分
オススメ度

(3.3)

映画情報

未体験ゾーンの映画たち2018」で公開になった作品、父親が起こした事故により、母と片腕を亡くし心を閉ざした少女が謎の立方体と遭遇し、想像もしない出来事に見舞われるさまを描いたSF・スリラー映画。

シッチェス・カタロニア国際映画祭など数々の映画祭で上映され、プチョン国際ファンタスティック映画祭では審査員賞を受賞している。

出演者は僅か5人。

あらすじ

父親が起こしてしまった事故で、母親の命と自らも右腕を失ってしまった少女アリス。人間の言葉を話せる装置をつけた愛犬をママと呼び、周囲に心を閉ざした彼女は、ある日森で巨大な黒い立方体を発見する。その中でアリスが見つけたのは不思議なことに彼女自身の筆跡で「彼らを信じないで!」と書かれた一通の手紙。ほどなくして、父親が森で倒れていたという姉弟を連れ帰ってくる。「彼ら」とはこの二人のことなのか?手紙は一体誰が書いたのか?黒い箱の正体は?やがて訪れる恐怖と惨劇。その先でアリスを待ち受ける運命とは?(公式サイトより)

予告編

キャスト

監督・脚本:サドラック・ゴンザレス=ペレジョン

出演者:ロウェナ・マクドネル
ダニエル・M・ジェイコブス
ジュリアン・ニコルソン
エデ・リサンデル
マーク・ピゲネル
ウィル・ハドソン

黒い箱のアリス:感想

本日ご紹介する映画は、国際ファンタスティック映画祭で話題になった「黒い箱のアリス」です。

何という奇妙で不思議な映画でしょう?

地味でSFチックな序盤から、謎だらけの後半、どっぷりとその魅力に取り込まれました。

静かで淡々とした物語は賛否が別れそうなところですが、後であーだこーだと話したくなる、良い映画だと思います。

いごっそう612
こんな奇妙な作品はけっこう好きなんです!

 

スペインのサドラック・ゴンサレス=ペレヨンが監督と脚本を担当。

この人けっこう才能あるんじゃないっすかね?

なかなか捻られた脚本、その自分の脚本を映画にしたのです。

 

驚いたのは、登場はたったの5人。

間違いなく低予算、でもそんな事を感じさせない雰囲気を醸し出していました。

 

5人の登場人物で、ひときわ光ったのはロウェナ・マクドネルの演技!

黒い箱のアリス

Los Angeles Times

 

いごっそう612
今後、注目したい女優さんですね。

 

この映画は、間違いなく終わった後にネタバレを読みたくなる…

そんな方の為に、映画結末のネタバレを書いておきます。

ネタバレ

黒い箱のアリス

(C)2017 ASALLAM FILMS, ALL RIGHTS RESERVED.

 

この映画の核となるのは、謎の黒い箱です。

森に突如として現れた黒い箱…この箱から謎のメッセージが送られることにより。物語はミステリアスな方向に進みます。

箱の正体をネタバレしますと…この箱は

タイムワープできる箱なんです。

 

映画の後半になって明らかになりますが、この箱はタイムワープできる箱

この映画は、タイムループのよるパラドックス映画なんです。

主人公アリスがこの箱に乗って過去から来るのです。

 

もちろん未来から来る、アリスの目的は過去を変える事…

絶望的な未来を変える為に過去からくるのです。

ネタバレ

映画オープニング、主人公アリスの父親がナイスで首を掻っ切られ殺されるシーンで始まります。

場面は変わり、山奥の家が映し出されます。

アリスの父は自動車事故を起こし、アリスは右腕を失い、母親は死んでしまった。

父親と人里離れた山奥の家に住み、機械の義手を付け、母親の声を出す機械を付けた犬をママと呼び、心を閉ざしています。

そんなある日、森の中にあった巨大な黒い立方体の中から、彼女自身の筆跡で「彼らを信じないで」と書かれた一通の手紙を見つけます。

黒い箱のアリス

(C)2017 ASALLAM FILMS, ALL RIGHTS RESERVED.

 

その後、父が森で倒れていた女性とその弟とを連れてきます。

黒い箱のアリス

(C)2017 ASALLAM FILMS, ALL RIGHTS RESERVED.

 

二人を泊める父親、父親はその女性、エリカに気がある様子です。

黒い箱のアリス

(C)2017 ASALLAM FILMS, ALL RIGHTS RESERVED.

 

エリカは、彼氏に殴られてこうなったと説明をしますが、それは嘘‥

女性の彼氏は、デイヴィッド…

彼の正体は、アリスの父親が事故を起こしたときに、死んでしまった被害者の息子なのです。

アリスの父親を殺そうと、セキュリティが高い家に侵入するために、エリカをあえて殴り侵入させたのです。

深夜、父親を誘惑するエリカ‥

父親はまんまとついて行き、エリカが招き入れたデイヴィッドに殺されます。

これが、通常にバッドエンドです。

この過去を変えようと、アリスは黒い箱でタイムワープし、行動を起こすのです。

しかし、一度目のアリスはエリカの弟は殺しますが、エリカに殺されます。

それを観た過去のアリスは、さらに過去に戻り、過去を変えます。

父親と共に過去に戻り、まず過去の父親(自分)を殺すのです。

黒い箱のアリス

(C)2017 ASALLAM FILMS, ALL RIGHTS RESERVED.

 

この部分は謎なのですが、同人物が同じ次元にいることはできない、もしくは過去の自分は未来の自分と出会ってしまったら何か問題が起こるのでしょう。

死んでいたら大丈夫みたいです。

映画オープニングで映った父親を殺した殺人犯は、父親自身だったのです。

黒い箱によって来た父親は、デイヴィッドを待ち構えます。

現れたデイヴィッドは、「俺の両親はお前に殺された、父親の名はデイヴィッド、母親はマーガレット、祖母も祖父も同じ名前だ」と話し始めます。

その時に後ろからアリスが、デイヴィッドの頭頂部をアイスピックで突き刺し殺します。

アリスは、頭を抱える父親に「あの日に戻って事故を防ごう」と言い、「寝室にいる姉妹を放っておけない」と話します。

朝になり父親が「集中しろ、1日か…1週間か…分ってるはずだ」と話します。

アリスは「7カ月と12日必要よ」と話します。

父親が「そこに着いたら車のキーを持ち出せ」と話し

アリスは「そこに着いたらキーを投げ捨てる」と答えます。

そしてアリスは森の中の黒い箱の中に入ります。

箱はアリスを飲み込むように閉じて行きます。

そしてエンディングです。

全ての元凶となる事故は防げたのか?

そして、黒い箱はどこから来たのか?

それは映画では語られていません。

しかし、映画冒頭の殺人犯の正体は映画を観ると理解することができました。

 

この映画は5つの章によって構成されています。

  1. 第1章 キューブ
  2. 第2章 見知らぬ姉弟。
  3. 第3章 聞こえてくる声
  4. 第4章 長い旅
  5. 第5章 3本のシリンダー

    第5章の3本のシリンダーだけが謎です。

    3本の積み木を立てるシーンはありますが、本当にそれだの事なんでしょうか‥

    その章が映画の謎のヒントになっていると思います。

     

    過去を変えることによって、色々な未来が発生するパラレルワールドの要素もありましたね。

    アリスは最高の未来を生み出すことができたのでしょうか?

    まとめ

    後から色々と話したくなる映画でしたね。それなりに良い映画と思いましたが…

    あんまり評判は良くないみたいです💧

    映画サイトを調べてみました。

    有名な3サイトはこんな感じです。

    Filmarks(3.1)

    Yahoo!映画(3.13)

    映画.com(2.2)

    いごっそう612
    けっこう低い(笑)

     

    海外ではRotten TomatoesIMDを調べました。


    Black Hollow Cage (2017) on IMDb

    Rotten Tomatoes
    IMDの評価は10段階で4.8点です。ロッテントマトでは批評家は無くて、観客の評価のみ5段階で2.5点です。

    いごっそう612
    けっこう低いですね💧

     

    僕は面白いと思ったんですけど、世間の評判はイマイチの様です。

    考えてみれば…終盤まではかなり眠かったですね💦

    眠さを耐えたらそれなりに得るものもあるのですが、そこまではけっこう辛いかも(笑)

     

    ちなみにこの映画はマニアニック映画「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品です。

    僕のブログでもけっこう紹介してるので、チェックしてみて下さい。

     

    文句を言えばもう一歩、衝撃のラストが観たかったと言えば、観たかったですね。

    ちょっと惜しい感じはする…

    まあ、映画マニアはけっこう好きな作品だとは思います。

    お暇があれば観てみて下さい。

    いごっそう612
    最後までお読み頂きありがとうございました。
    映画「黒い箱のアリス」の紹介でした。
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