
スティーヴン・キング原作、全世界を震撼させた伝説の映画『シャイニング』、その40年後を描いた続編映画…
「ドクター・スリープ」観に行って来ました!

正直、一抹の不安があったんですけど…なかなか良い映画でした!観に行って損は無いと思います!!
“世界一有名なホラー作家”といっても過言ではないスティーヴン・キング、彼の原作を映画化したもので「シャイニング」が、キングの最高傑作という人も多いんじゃないでしょうか?
今作「ドクター・スリープ」は、そんな傑作の“その後の物語”を描いた待望の続編映画です。
キャスト
前作はスタンリー・キューブリック監督がメガホンを取っていますが、今作「ドクター・スリープ」はマイク・フラナガンがメガホンを持ち監督をしています。

マイク・フラナガンって誰だよ?と思う人も多いと思われますが、ホラー映画好きの間ではけっこう名の知れたホラー映画ばっか撮っている監督さんです。
最近の作品では、Netflixオリジナル作品「ジェラルドのゲーム」「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」などもあります。
メジャー映画ではこれが初では無いでしょうか?けっこう不安でもあったんですが、予想外に良い映画となりました。
才能があったんでしょうね、豊富な資金を得たらこんなに良い作品作れてしまうとは‥。
主演である40年後のダニー・トランスを演じるのはユアン・マクレガー。

めちゃくちゃ強いシャイニングの能力を持つ子供アブラ・ストーン役にカイリー・カラン。

シャイニングの能力を食べ生き続ける集団のボス、ローズ・ザ・ハット役にレベッカ・ファーガソン。

言葉で相手を操る能力者スネークバイト・アンディにエミリー・アリン・リンド。

ダニーを導く仲間ビリー・フリーマン役にクリフ・カーティス。

ローズと共に生き続けるクロウ・ダディ役にザーン・マクラーノン、他ブルース・グリーンウッド、カール・ランブリー等が出演しています。

「ドクター・スリープ」の意味
「ドクター・スリープ」…これが映画の題名なんですが、どういった意味があったのかと言うと、意外な物語でした。
ダニーは、ホスピス(ターミナルケア(終末期ケア)を行う施設)の用務員として働いています。
ダニーは、死の間際の患者たちに対して、シャイニングの能力を使い安楽に逝けるように話しかけていました。
患者たちは、ダニーの事を“ドクター・スリープ”といつしか呼ぶようになっていったのです。

映画感想!まるで‥サイキック対決映画
152分という長尺の映画なんですが、全く飽きることなく最後まで観ることができました。
めちゃくちゃ怖い?って迷っている方もいるかと思うんですが、PG12ですし、怖さも思ったより怖く無かったです。
ホラーというジャンルに分類して良いのか?と迷うほど怖くありません‥終盤までホラー要素ほぼ無かったですし、終盤のオーバールック・ホテルまでは、シャイニングの能力を持つもの同士のサイキック対決という展開です。

前作とは全然違う展開は予想外でした。またオーバールック・ホテルでの物語かと思ってましたので‥なんじゃこりゃ~ってオープニングでしたが、その伏線が見事に回収されて行くストーリーは秀逸でしたね。
物語の展開fa-arrow-circle-o-down
ダニーのダメ男からの回帰の物語
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シャイニングの能力を食べる者たちの物語
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最強シャイニングの能力者の少女アブラと手を組み対決・仲間の死
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オーバールック・ホテルで最後の対決という感じです。
ダニーの復活劇と共に、シャイニングの能力を食べる者たちの物語が描かれ、さらに幼い日のアブラなどが描かれ、そして3つの物語が交錯していきます。
それがまた自然で違和感も全くない。これは監督の手腕でしょう。観る者をまったく飽きさせることのない演出です。
そ特に面白かったのが、アブラとローズのサイキック対決(シャイニング対決)です。

アブラとローズは、最強クラスのシャイニングを持っています。
特にアブラは、他の者が歯が立たない実力者のローズを凌駕する能力を持っていて、対決でローズがボコボコにされるシーンは最高にテンションが上がります。
怖いというより、面白いという感じ!サイキック対決という感じです。
終盤には、ダニーとローズの対決!ダニーが隠していた箱には大きな秘密があり、前作からのファンを唸らせます。
そうそう、終盤と言えば!ダニーの父親ジャック・トランス(ジャック・ニコルソン)が出てきますよ、ホテルのバーテンダーになり、ダニーに酒を進め、そこでなされる会話…。

さらにさらに!チョイ役であのジェイコブ・トレンブレイなどが出てたりで映画ファンには嬉しい要素が満載!
もうね、マジであっという間に映画が終わっちゃいましたよ!かなり満足度高かったです。

バスタブの老婆マッセン婦人が一番印象に残った。

ルーム237、バスタブの老婆、双子の少女、生垣の迷路、幾何学模様のカーペット、血のエレベーター、REDRUM、前作に出てきたお化けたちが勢ぞろいして出てくるんですが、公開前の予告では双子の少女が気になってましたが‥。
映画を観て‥一番気になったのは~!
バスタブの老婆です。
バスタブ(お風呂場)の老婆の正体はマッセン婦人です。
不倫旅行でオーバールックホテルに来たのですが、若い愛人に逃げられ自殺…。
その後からオーバールックホテルに幽霊として滞在している様です。
血のエレベーターとか、双子とか、もっと面白い要素があるのに‥なぜかマッセン夫人が一番出てきたような気がします。
ラストシーンにも出てくるし…。

海外の評判
海外の評判はどうなっているのでしょう?海外映画サイトIMDbとRotten Tomatoesを調べてみました。


Rotten Tomatoesでは


海外での評判はまずまずの様です。
予告編
マジで面白かったから、お暇があればぜひ映画館へ足を運んで欲しい。迷っている方は予告編を観てみてはいかがでしょうか。
