韓国で2004年に実際に行われた
衿川警察による朝鮮族組織の一掃作戦
本日ご紹介するのは
その実話を映画化した作品
「犯罪都市」
「犯罪都市」
原題:THE OUTLAWS は
2017年の韓国映画
朝鮮族の犯罪者たちが街にやって来たことにより、韓国ヤクザ、中国マフィアの争いが勃発、そして警察も交えた三つどもえの抗争へと発展していく姿を描いたクライムドラマです。
監督&脚本は
カン・ユンソン
主演は
マ・ドンソク
ユン・ゲサン
チョ・ジェユン
チェ・グィファ
イム・ヒョンジュン
チン・ソンギュ
ホン・ギジュン
ホ・ドンウォン
ハジュン
キム・ソンギュ
パク・ジファン
ホ・ソンテ
チョ・ジヌン
チョン・インギ
等が出演しています。
韓国映画ならではの凶悪な映像とマ・ドンソク兄貴の暴れっぷりが最高!
オススメできる韓国映画です。
実話:2004年衿川警察による朝鮮族組織の一掃作戦
映画の冒頭はこう始まります。
1990年代初頭、中国同胞はソウルに定洞
加里峰洞(カリボンドン)にチャイナタウンを築く
街に朝鮮族の暴力団が流入し、組織が乱立した
この映画は
2004年衿川警察による
朝鮮族組織の一掃作戦を基にしたフィックションです。
もちろんこの映画はフィックションです。
フィックションというのは、創作された物語を言います。
チャン・チェン(ユン・ゲサン)みたいな凶悪なやつがマジでいたらヤバいでしょ。
映画に中で出てきたような、おとり捜査もありえない…。
いやいやいや、ちょっとお待ちください!
良く見ると
2004年衿川警察による朝鮮族組織の一掃作戦を基にしているとあります。
ようするに、映画の基となった実話はあるのです。
その実話とは、2004年にソウルの南西部にある衿川(クムチョン)警察署が扱った事件です。
1990年代初頭、中国に住む朝鮮族の人々が仕事を求めて韓国に渡り、デジタル団地などがある九老(クロ)区や衿川区に住み着いたため、加里峰洞(カリポンドン)を皮切りに、大林洞(デリムドン)等複数の中華街がソウルやその周辺に出現しました。
やがて中華街には、朝鮮族の暴力団が流入して来て、多くの組織が生まれます。
それにより抗争が頻繁に勃発します。
ついに、2004年に衿川警察が暴力団一掃作戦を行います。
それが映画「犯罪都市」の基となった実話です。
映画は脚色はされていますが、ストーリーの核となる部分は真実です。
日本人の僕から観れば、中国ヤクザと韓国ヤクザの抗争なんて想像がつかないですが、実際にあったようです。
海外の評価
海外での評価はどうなっているのでしょう?
韓国映画
「犯罪都市」の
海外の評価を
調べてみました。
海外映画サイトIMDbでは
5979人の投票があり
平均点が
7.2点という
まずまずな評価に
なっています。
ユーザーの投票で
一番多いのは
7点です。
投票数1991人で
全体の33.3%と
3分1を占めています。
次に多いのは
8点で
1552人の
26.0%
3番目は
6点
750人の
12.5%
全体で
6点以上が
92.2%を占めています。
僕が点数付けるとしたら8点かなぁ~。
辛口映画サイト
Rotten Tomatoesも調べてみました。
11個の批評家レビューのうち91%
がこの映画を好意的にとらえています。
一般大衆は
81%が好意的にとらえています。
まあ、間違いなくハズレ映画ではありません。
満足度は高いと思います。
お暇があればぜひ、観てほしい映画ですね。
韓国の実話映画は
興味深い作品が盛りだくさんです。