「哀愁しんでれら」実話を基にした怖い映画…海外の評価とレビュー!
哀愁しんでれら

実話にインスパイアされ
渡部亮平監督が作り出した映画は…
怖いです。

哀愁しんでれら

哀愁しんでれら
哀愁しんでれら

 

「哀愁しんでれら」は
2021年の日本映画

出会って即結婚した女性が、その夫とその連れ子と過ごしていくうちに、社会を震撼させる凶悪事件を起こす姿を描いたサスペンスです。

 

 

あらすじ
児童相談所で働く小春は、自転車屋を営む実家で父と妹と祖父と4人暮らし。幸せでも不幸せでもない平凡な毎日を送っていた。しかし ある夜、怒涛の不幸に襲われる。祖父が倒れ、車で病院に向かうも事故に遭い、父が飲酒運転で連行され、火の不始末が原因で自宅は火事になり、家業は廃業に追い込まれ、彼氏の浮気を目撃(しかも相手は自分の同僚)…一晩ですべてを失う。そんな時に出会った のが、8歳の娘・ヒカリを男手ひとつで育てる開業医の大悟。優しく、裕福な大悟は、まさに王子様のよう。彼のプロポーズを小春は受け入 れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ。しかしその先には、想像もつかない日々が待っていた…。

 

監督&脚本は
渡部亮平

 

キャスト

福浦小春役
土屋太鳳

泉澤大悟役
田中圭

泉澤ヒカリ役
COCO

福浦千夏役
山田杏奈

福浦一郎役
ティーチャ

志乃役
安藤輪子

志乃役
金澤美穂

福浦小春の元カレ役
水石亜飛夢

亀岡役
正名僕蔵

山田真未役
桝田幸希

泉澤美智代役
銀粉蝶

福浦正秋役
石橋凌

等が出演しています。

いごっそう612
「哀愁しんでれら」は、今の世にある“モンスターペアレント”の姿を描いた怖い映画です。
子役のCOCOさんはマジでイラっとしてしまいました(笑)

 

「哀愁しんでれら」の基となった実話‥

「哀愁しんでれら」は、不幸のどん底の時に、妻に先立たれた子持ちの医者と出会ってすぐに結婚した女性が、だんだんと新しい家族に触れ、愛のために動いているはずが、ある一線を越えてしまい、モンスターペアレントと化していき、とんでもなく恐ろしい事件を引き起こす姿を描いた作品です。

いごっそう612
なんとまあ、異色で怖い映画でした。

 

そんな怖い映画だった「哀愁しんでれら」ですが、実は…。

映画の基となった実話事件があるのです。

 

その事件は…2016年10月に茨城県日立市で起こった

「子供の運動会をやりなおさせようと学校を脅した保護者が捕まった」事件です。

 

2016年10月2日の日曜日、スポーツの秋を迎え、全国各地の学校では盛大に運動会が行われていました。

そんな日に、日立市のある学校の校長ら3人は運動会終了後、家庭訪問をしていました。

 

「なんでうちの子供が参加していないのに運動会を開催したんだ。家に来て説明しろ」

とむちゃな要求をするモンスターペアレントの父親に呼び出されていたのです。

 

こんなモンスターペアレントを両親に持つ、男児は学校でいじめを受け、昨年10月から不登校になっていました。同級生の1人から学校でしつこくまとわりつかれたり、男児の学校での役割である係の仕事を奪われたりしたそうです。

両親は学校側に男児と他の生徒を離すように対策を求めた。学校もさまざまな対策を講じたが、両親は「また同じことをされるに違いない」と学校を信用せずに、男児を登校させませんでした。

その後、両親は問題を解決するため、学校に頻繁に電話をかけたり、話し合いの場を持ったりするようになります。

そこで校長は両親から「指を詰めろ」「急所を切れ」「丸坊主にしてテレビで謝罪会見しろ」などと暴言を浴びせられ、何度か暴力行為も受けたと語っています。

両親は男児をいじめた子供を転校させて、二度と会うことがないようにしろと無理な要求もしたそうです。

男児が不登校になったのは約1年前‥。本人も不登校になったばかりのころは「しばらくは行きたくない」といっていたものの、年が明けると学校に行きたがっていたそうですが、母親がかたくなに登校させなかったそうです。

 

 

2016年10月2日午後3時ごろ、校長ら教員3人は

「なんでうちの子供が参加していないのに運動会を開催したんだ。家に来て説明しろ」

と要求するモンスターペアレントの両親が住む団地に到着します。

校長らと両親は居間のテーブルを囲み、話し始めた。このとき両親は既にビールなど酒を飲んでいたという。

話し合いの中で、両親は自分の息子が参加できるようになってから運動会を再び開催することを要求します。

もちろん運動会の中止などできるわけがありません。

校長らは「できません」と返答するしかありませんでした。

そんなやりとりを続けていると、次第に両親がエスカレート。

母は「息子が行けなかった運動会をやり直せ!」「楽しい行事を1つもつくれてないんだぞ!」

父は「うちの子のことを何も考えていない!」などと怒鳴りつけ始めました。

 

校長らと話し合っているうちに、自分の要求が聞き入れられず、怒りが頂点に達した母親は男児が不登校になったときの担任と副担任の解雇を要求。

テーブルにあった缶ビールやティッシュの箱などを校長らに投げつけた後、突然立ち上がり台所へ向かいます。

居間に戻ってきた母親の右手には包丁が握りしめられていた。それを頭上に振り上げて校長に対し

「元担任と副担任をやめさせろ。自分の命とどっちが大事なんだ」と

校長の顔まで30センチほどの距離に近づけたのです。

 

校長らが包丁を突き付けられた時間は約30分にも及んだ。その後、母が落ち着きを取り戻したため、2人は座って、また話し合いを再開させました。

校長ら3人が帰ることを許されたのは午後8時過ぎ。

5時間以上にも及んだ家庭訪問について、校長は後日の取り調べで

「殺されると本気で思った。今も仕返しが怖く、夜も眠れない」と振り返っている。

 

運動会の2日後、校長らが茨城県警日立署を訪れ、事件が発覚。同日、モンスターペアレントの両親は逮捕されました。

 

参考「運動会もう1回やれ!」 校長に包丁を突き付けたモンスターペアレント 息子への強い愛情が学校に向かってしまった理由とは…

 

 

監督の渡部亮平さんは、「シンデレラは、王子様と結婚してからどうなったのだろう?」という疑問と、この実話事件のニュースにインスパイアされ、「哀愁しんでれら」を作り上げたそうです。

いごっそう612
+自身の好きだった女性が、出会って間もない男性と結婚してしまったという失恋も映画に影響しています。

 

 

ちなみに映画「哀愁しんでれら」を原案とした別の物語
「もう一人のシンデレラ」が発売されています。

『暗黒女子』の秋吉 理香子が作者です。

哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ (双葉文庫)

 

いごっそう612
映画の物語が実話と言うわけではありませんが、実話を基にした怖い映画ではあります。

「哀愁しんでれら」の海外の評価とレビュー!

海外での評価はどうなっているのでしょう?

実話を基にした映画
「哀愁しんでれら」の
海外の評価
を調べてみました!

Melancholy (2021) - IMDb
Melancholy (2021) - IMDb

 

海外映画サイト
IMDbでは
215人の投票があり

平均点が
10点満点で
6.1点という
普通な評価に
なっています。

ユーザーの投票で
一番多いのは
6点です。

投票数59人で
全体の27.4%
を占めています。

次に多いのは
7点
56人で
26.0%

3番目に多いのが
5点
34人で
全体の15.8%

5点~7点が
全体の69.2%以上を占め

海外では
この映画に対しては
微妙~まあまあと
評している人が多い様です。

いごっそう612
まあ、確かに微妙だったな‥。

 

海外のレビューも紹介します。

 

最初の45分に騙されてはいけない。これは恋愛ドラマでも家族ドラマでも全くない。これは、すべてのカップルの心の奥底にある、最も暗いもの、すなわち家族を扱ったものです。

あなたの家族は最優先ですか?あなたの配偶者が一番ですか?あなたの子供が一番ですか?そして、配偶者として、母親や父親として、自分をどう評価するのか?あなたの過去は、あなたを人間として定義しているのでしょうか?

 

ポスターとストーリーだけで、この映画を見ることにした。犯罪というジャンルではありますが、目の前で繰り広げられる展開には、ホラーというジャンルでも通用するような要素が十分に含まれていました。登場人物のインパクトと、ストーリーの展開で楽しめました。

(注意:映画そのものの細部にまでこだわる人には、この映画は無理があると思うので、向かないかもしれません)

 

30分後に脱落、少し早送りをしたが、気に入るものがなかった・・・演技が下手、演出が下手、脚本が下手・・・あとはどうでもいい。

 

いごっそう612
レビュー見ると、良い評価と悪い評価の2極端が多かったですね。

 

「哀愁しんでれら」のような
実話を基にした怖い作品は
他にもありますよ~。

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