
ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')
ジェームズ・ワン監督が
オリジナルストーリーで描いた
ホラー映画
「マリグナント 狂暴な悪夢」

マリグナント 狂暴な悪夢
原題:Malignant は
2021年のアメリカ映画
ある出来事をきっかけに、間近で恐ろしい殺人を目撃する悪夢体験に苛まれるマディソン、しかし、連続殺人は現実世界でも起きていて…というホラー映画です。
日本劇場公開日は
2021年11月12日
監督は
ジェームズ・ワン
キャスト
アナベル・ウォーリス
マディー・ハッソン
ジョージ・ヤング
ミコール・ブリアナ・ホワイト
ジーン・ルイザ・ケリー
スザンナ・トンプソン
ジェイク・アベル
ジャクリーン・マッケンジー
クリスチャン・クレメンソン
アミール・アブールエラ
等が出演しています。
あらすじ、ネタバレ
映画のネタバレを書いています。

1993年…シミオン研究所病院
フローレンス・ウィーバー博士はビデオの前でこう語る
「ガブリエルは強くなったうえ、明らかに悪意を持つようになってきた。このまま力が増し続ければ、もう彼を抑え込めない。しかし、まだ私としては…」
と語ったところでガブリエルが逃げたという報告が入る。
何人かスタッフが殺されるが、麻酔銃を撃ち、何とか椅子に固定することができた。
「あなたはとっても悪い子よガブリエル」とフローレンス・ウィーバー博士が言うと
ラジオから
「お前たちを一人残らず殺してやる」と声が聞こえる。
ガブリエルは電気を操り、、スピーカーを介して自分の考えを話すことができました。
フローレンス・ウィーバー博士は、ガブリエルを救えると思っていたことを後悔し
「今こそ悪性腫瘍を切除しないと‥」と話す。
現在
27 年後、シアトルに住む妊婦のマディソン・ミッチェルは、DV夫のデレクのいる家に帰ります。
マディソンは何度も流産しており、デレクはそれにより傷ついていました。
二人は口論になり、デレクはマディソンの後頭部を壁にぶつけました。
マディソンは後頭部から出血します。
デレクは謝り氷を取りに部屋を出ます。マディソンは部屋に鍵をかけ閉じこもり眠りにつきました。
その夜、何者かが家に侵入してデレクを殺すという夢を見て、マディソンが目を覚ますと、本当にデレクが殺されていました。
警察を呼び、マディソンは病院に運ばれます。
マディソンは病院で目を覚まし、妹のシドニーから、流産したことを知らされました。
警察の刑事ケコア・ショウと彼のパートナーであるレジーナ・モスから事情聴取を受けた後、マディソンは家に帰る。
デレクの死体は、犯人の指紋がついてなく、手の後は天井からぶら下がったみたいに全てが逆さまでした。
近所の証言でデレクがマディソンをよく殴っていたことが明らかになります。
2週間後
マディソンは事件のあった家に帰ります。
夜に怖くなり、侵入者が入れないように家に安全錠を取り付けました。
シドニーが訪ねてきて。
マディソンは8歳で養子縁組され、その前の記憶がないこと、実の母親は出産のときに亡くなった、自分は血のつながった姉ではないと話します。
シアトルの地下鉄ツアーのガイドの女性が何者かに誘拐されます。
屋根裏部屋に閉じ込められており、柱に括り付けられています。
ラジオから
「とても言葉にはできない、どれほど長く、俺がこの時を待っていたか‥だがまだだ、まずはウィーバー博士だ‥」
と声が流れます。
ウィーバー博士の電話に
「いまこそ悪性腫瘍を切除しないとな‥」
とかかってきて電話が切れます。
マディソンは自宅の地下で洗濯をしていました。
後頭部からは出血し続け、謎の殺人者がウィーバー博士を博士自身のトロフィーで殺害している姿をビジョンで見ます。
ウィーバー博士殺害の調査中に、ショーとモスはウィーバーの家で子供の頃のマディソンの写真を発見し、ウィーバーが子供の再建手術を専門としていることを知りました。
マディソンは、殺人者がフィールズ博士を殺害するというビジョンを見ます。
マディソンとシドニーは警察に行きそのことを話します。
ショーとモスは半信半疑でしたが、一応確認に行きます。
ショーとモスは、フィールズ博士の死体を発見します。
マディソンは殺人者の似顔絵を描きますが
「「グーニーズ」のスロースを手配するの?」と笑います。

殺人者からマディソンに電話がかかってきます。
「やあ、エミリー」
「私はマディソンよ」
「君の偽の母親がマディソンと名付けた‥クソな結婚で苗字はミッチェルに、だが俺にとって君はエミリーだ!」
「誰なの?」
「分かっているはずだ。空想だと医者が言おうとも…」
「なんのことかわからない」
「俺は心の声で実在しないと連中は説明し君に信じさせた…これから奴らは代償を払うことになる。一人ずつな」
「やめてガブリエル!」
マディソンは知らないはずの相手の名前を呼びました。
ガブリエルは「ほらな」と言い電話を切ります。
マディソンとシドニーは母親を訪ねます。そこで、ガブリエルがマディソンが幼少期に話した架空の友人であったことを知りました。
ショーは、医師がマディソン(エミリー・メイ)をと治療に対して残したビデオを発見し観ます。そのビデオに映るグレゴリー博士が殺害されるのでは?と思います。
マディソンはまたビジョンを見ます。
そのビジョンではグレゴリー博士がバスタブで殺されました。
ショーが、グレゴリー博士のところにたどり着き、死体を発見します。
天井にとりついた殺人者ガブリエルを見つけ戦いになります。
怪我を負いながらもガブリエルを追いますが、超人的な身体能力を持つガブリエルに逃げられます。
ショーとモスはマディソンの記憶を解き明かすために、精神科の催眠療法士の治療を提案します。
催眠療法を行ったマディソンは、彼女の出生名がエミリー・メイであり、ガブリエルがマディソンを操り、妊娠中のお腹の中にいたシドニーを殺そうとしたことを思い出します。
シドニーが生まれた後、マディソンはガブリエルのことを忘れていました。ガブリエルはそれを恐れていたのです。
ショーとモスは、マディソンがガブリエルなのでは?と思います。
誘拐され屋根裏部屋に閉じ込められていた地下鉄ツアーのガイドの女性は逃げ出し、屋根裏部屋から逃げようとした際に底が抜け、マディソンの家の階下に落ちてきます。
その女性は、マディソンの実母であるセリーナ・メイでした。
屋根裏から証拠の数々が出てきて、警察はマディソンを逮捕します。
※映画の結末にまつわるネタバレあり
シドニーは、エミリーが治療を受けた現在は放棄されているシミオン病院を訪れ、ガブリエルがエミリーの双子の兄弟であり、子宮内で彼女から適切に分離されず、大きな奇形腫になったことを発見しました。ガブリエルは現在、エミリーと脳と脊髄を共有する寄生双生児です。エミリーの子供の頃、ガブリエルはエミリーの背中を向いた半分形成された子供でした。.

ウィーバー博士はエミリーを手術し、脳を除いてガブリエルの体を取り除くことに成功しました。 ガブリエルは休眠状態になりました。
デレクがマディソンの頭を壁にぶつけたときに目が覚めたのです。
ガブリエルの顔はマディソンの頭蓋骨の後ろから出てきて、マディソンが支配すると彼女の体を後方に操作し、彼の不自然な動きと犯罪現場での逆さまの手形の謎が明らかになります。

マディソンは留置所で他の囚人に挑発され殴られます。
しかし、ガブリエルがマディソンの体を支配し、囚人たちを殺していきます。
止めに来た刑務官からカギを奪ったマガブリエルは脱走し、警察署の皆を殺していきます。
ガブリエルは、セリーナが入院している病院に行きます。
そこで、シドニーを見つけたガブリエルは殺そうとしますが、目を覚ましたセリーナが
ガブリエルに謝り、許しを請います。
ショーが現れ、ガブリエルのお腹を銃弾が襲います。
シドニーはガブリエルが放ったベッドに挟まれ苦しんでいます。
シドニーがマディソンを呼び、ガブリエルが休眠中に体の中で妊娠中の胎児を殺し栄養としていたことを話します。
ガブリエルはセリーナの口をふさぎ殺します。
マディソンは意識の中で、ガブリエルを閉じ込め、身体を取り戻します。
マディソンは身体を操り、シドニーを固定している病院のベッドを持ち上げます。
マディソンは、血のつながりはありませんが、彼女は常に姉妹としてシドニーを愛していると話します。
ガブリエルの攻撃に伴う電気のハミングがかすかに聞こえる。
エンドロールが流れる。

海外の評価とレビュー!
海外での評価はどうなっているのでしょう?
Netflix韓国ドラマ
「模範家族」の
海外の評価を
海外映画サイトIMDbで
調べてみました!

海外映画サイト
IMDbでは
86061人の投票があり
10点満点中
6.2点と言う
微妙な評価になっています。
ユーザーの投票で
一番多いのは
7点です。
投票数20195人で
全体の23.5%
を占めています。
2番目に多いのが
6点
投票数16851人で
全体の19.6%を占めています。
3番目は
8点
投票数12727人で
全体の14.8%
6~8点が
全体の
57.9%
を占めており
この映画に対しては
普通~面白い
と思っているユーザーが多いようです。

海外のレビューも紹介します。
これは、かつてのホラー映画である。予測不能、狂気、グロ、フリークアウトもの。委員会が作った映画でもなければ、お化け人形やお化け屋敷のように、誰かが鏡を覗き込んだり、ドアを閉めたりしたときに起こる大音響のジャンプ恐怖を待っているうちに、物語が止まってしまうような映画でもない。
また、ここ数十年のこのジャンルを悩ませてきた、喜びのない醜い拷問ポルノでもない。また、『スクリーム』のような自己言及的なパロディでもない。
本作は、純粋に興味をそそる謎と、超自然的に見える恐ろしい殺人鬼を登場させ、上映時間の大半を比較的ストレートに演じている。
しかし、第3幕が始まると(そのときがくればわかる)、この映画は完全にレールから外れてしまう。これまでで最も大げさなシークエンスで、『マリグナント』はその愚かなコンセプトを受け入れ、全力で血みどろのアクションを繰り広げるのである。私は自分が見ているものが信じられず、大笑いしてしまった。このように脚本が完全にひっくり返った映画は、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』が最後だった。この映画では、このひねりは物語上、実際に意味を持つ。ストーリーは--バカバカしいながらも--驚くほど首尾一貫しているのです。
これこそが、多くのホラー映画の名作を生み出す秘策なのです。馬鹿馬鹿しい、気持ち悪い、あるいは狂気じみたコンセプトを持ち、それに完全にコミットする。それは、フォーカスグループを喜ばせることはできないかもしれないが、記憶に残るカルト映画を作る方法なのだ。
なんという新鮮な息吹だろう。ありがとう、ジェームズ・ワン。これは美しかった。
これは私にとって本当に奇妙な視聴体験だった。ワンが意図的に駄作を作ろうとしているように感じられるところがあった。あまりにも衝撃的なキャンピーで不自然なシーンがあり、映画のシーン全体が台無しになっています。また、テーマ音楽も全くもって異様でした。大げさで繊細さに欠け、それを必要としない場面でしばしば演奏されていました。
この映画は、作品の後半で興味深い事実を明らかにし、物事をまとめようとするが、その時点ですでに多くのダメージを受けている。また、ラスト近くには、『マトリックス』からそのまま引っ張ってきたような衝撃的なシーンがある。ある人物が突然、超人的な動きをするようになるのだが、まったくもって意味がわからない。
何が起こったのかわからない。ワンは、何かユニークでオリジナルなものを作ろうと必死で、これはやってみる価値があると判断したのでしょうか?可能性はあります。ベストでも毎回うまくいくわけではありません。
111分は長すぎるし、安っぽい場面もあるが、最終的には個人的に楽しませてもらった。怖かった?いや、「うわっ、すげえ」と思った瞬間はあったかな?そうですね。
全体として、私にとっては7点満点です。
この映画には予感がない。この映画には期待というものがない。最初から全部顔に突きつけられている。ドカンと来ても「あくび、次どうぞ」です。
CGは、技術的には楽しいものですが、ストーリーを邪魔するものであってはいけないと思います。映画の最後の数分まで、クリーチャーやビーストを見せないほうがずっといい。

「マリグナント 狂暴な悪夢」のような
ホラー映画は他にもありますよ~。