『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー』ネタバレ感想!1話からグロすぎ?映画より怖いドラマ版の結末と考察
IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー

ネタバレ禁には、目次をお使いください('ω')

ホラーファンならだれもが知っているスティーヴン・キングの伝説的なホラー小説『IT』…。

その映画版『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の前日譚として描かれるドラマシリーズ『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー(原題:It: Welcome to Derry)』は、デリーの町に潜む「それ」の根源的な恐怖を、さらに深く、そして過激に描き出したTVシリーズです。


イット ウェルカム・トゥ・デリーのポスタービジュアル
イット ウェルカム・トゥ・デリー

この記事では、衝撃の第1話から最新話までのあらすじと結末を徹底解説。映画版に繋がる「それ」の正体や狙い、そして日本のホラーファンを震撼させた先行感想を交えながら、ドラマ版『IT』の核心に迫ります。

【重大なネタバレ警告】
この記事は、ドラマ『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー』第1話から最新話のすべてのネタバレを全面的に含みます。未鑑賞の方はご注意ください。

『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー』作品情報とキャスト

ドラマの舞台は、映画版『IT』でルーザーズ・クラブが「それ」と戦う27年前にあたる、1960年代初頭のデリーです。

作品情報

項目詳細
原題It: Welcome to Derry
原作スティーヴン・キング『IT』
監督アンディ・ムスキエティ(映画版監督)他
製作総指揮ジェイソン・フックス、バーバラ・ムスキエティ他
配信HBO Max(日本ではU-NEXTにて配信)
舞台1962年、デリー

主要キャスト

俳優役名役柄
クリス・チャンス・ウォーカーリリー・ベインブリッジ恐怖の幻覚に悩まされる主要人物の一人。
タイ・シンプキンステディ・ユリスリリーの友人。不可解な幻覚に遭遇する。
スティーヴン・ライダーリロイ・ハンロン少佐デリーの軍事基地に到着した人物。後にルーザーズ・クラブの一員となるマイク・ハンロンの祖父と思われる。
ジョヴァン・アデポポーリー・ルッソハンロン少佐の相棒。人種差別的なデリーの闇に直面する。

【最重要ネタバレ】第1話「新たな恐怖」

第1話は、デリーの町が持つ根源的な狂気と差別、そして「それ」の超常的な介入が、オープニングから容赦なく描かれます。

序盤:マティの失踪と超常的な旅

物語は1962年から始まります。マティ・クレメンツという少年が、デリーから連れ出してほしいと車で通りかかった家族に懇願します。

しかし、その家族の態度は次第に奇妙になり、道中の旅は超常的な様相を呈し始めます。

最終的に、同行していた女性は突然変異の赤ん坊を出産するという、超狂った展開でマティを襲います。

この序盤のショッキングでグロテスクな描写は、映画版のジョージーの死とは異なる、ドラマ版ならではの異様な恐怖を予感させます。

リリーの幻覚と友人たち

4ヵ月後、デリーに住むリリー・ベインブリッジは、マティが歌っていた歌を聴き、排水溝から血まみれの指を見るという恐ろしい幻覚に苦しみます。

リリーはこの出来事を友人のマージ、テディ・ユリス、フィル・マルキンに話しますが、誰にも信じてもらえません。

次に、テディは人間のランプシェードが自分に向かって叫んでいるという、これまた常軌を逸した幻覚を見せられます。

ハンロン少佐の苦悩と「それ」の干渉

デリーの軍事基地に到着したリロイ・ハンロン少佐は、町に蔓延する人種差別的な暴力に苦しみます。

彼は仮面の男たちに待ち伏せされ襲撃されますが、友人であり相棒のポーリー・ルッソに救出されます。

映画館での惨劇と「終わり」の始まり

幻覚に苦しむリリー、テディ、フィルは、マティの失踪に関する情報を探し、最終的にロニー・グローガンという女性にたどり着きます。

ロニーもまた、映画館の外の下水道からマティと同じ歌を歌う子供の声を聞いたと証言します。

一行は答えを求め、ロニーと共に映画館へ。ロニーは映画を再生すると、スクリーンにはマティが映り、彼らを責める言葉を投げかけます。

そして、マティは冒頭で登場したミュータントの赤ん坊を解放。この赤ん坊はリリー以外の全員を残虐に殺害し、リリーはロニーに救出されます。

このグロすぎる激しいラストは、まさに「夢落ち?」と疑うほどのトラウマ的な展開です。

【最重要ネタバレ】第2話「闇に潜むモノ」

第2話では、第1話で起きた大量殺人の責任が、一人の男に押し付けられ、デリーの町が持つ恐怖の根源が軍事的な陰謀と絡み合っている可能性が示唆されます。

事件の隠蔽と捜査

警察は、映画館での子供たちの殺害と失踪の責任を、ハンク・グローガンに負わせようと捜査を進めます。

ハンロン少佐は、自分の襲撃がソ連のスパイによるものだと疑っており、マスターズ軍曹がその罪で投獄されています。

リロイの妻シャーロット・ハンロンはデリーで差別的な視線にさらされながらも、町の問題に立ち向かおうとします。

幻覚の連鎖と新たな仲間

ロニーは亡くなった母親の幻を見て、そのことをリリーに話します。二人は、リリーが警察に話した内容について再び話し合います。

リロイの息子ウィル・ハンロンはデリーに馴染めずに苦労しますが、ロニーとリッチと友達になります。

これは、後にルーザーズ・クラブの一員となるマイク・ハンロンの物語に繋がる重要な伏線です。

軍の陰謀と「恐怖の武器」

クリント・バワーズ署長はリリーを脅迫しハンクに不利な証言をしてしまい、警察はハンクを逮捕。

ロニーは怒り狂いリリーの家で彼女と対峙します。ハンロン少佐は、マスターズ軍曹が襲撃者ではないと確信しますが、ショー将軍から衝撃的な事実を告げられます。

ショー将軍は、ハンロンへの攻撃が、彼の恐怖心を試すために仕組まれたものだと告白。

そして、「誰もが恐怖に陥る『武器』を取り戻せるのは彼だけだ」とハンロンに告げます。

この「武器」こそが、デリーに潜む「それ」(ペニーワイズ)を指していることを強く示唆しています。

リリーの収容と「それ」の場所

リリーは再び恐ろしい幻覚を見た後、精神病院ジュニパー・ヒルに収容されます。

軍はデリーの森で死体を積んだ車を発見します。それは、「それ」が潜む場所を示すビーコンとなるのでした。

【最重要ネタバレ】第3話「目に見えるもの」

第3話では、「それ」の正体を知る重要人物ローズが登場し、ついに子供たちが「恐怖のピエロ」の姿を写真に捉えます。

ショー将軍の過去(1908年)

物語は1908年に遡ります。子供時代のショー将軍は、森で自分を追いかけてくる恐ろしい男(「それ」の変身体)に遭遇しますが、子供時代のローズに助けられます。ローズは彼に「もう危険はない」と告げ、「それ」が何なのかを説明します。二人はその夏を共に過ごし、デリーの秘密を共有していました。

ハロランの幻覚とリリーの計画

現在。リリーはジュニパー・ヒルから退院します。リリーとロニーは、ハンクの無実を証明するため証拠写真を手に入れようと計画し、ウィルとリッチを仲間に引き入れます。リッチは、一連の現象を「悪霊オリシャだ」と主張します。

一方、ショー将軍は軍の捜索隊員ハロランに、超能力(空中で浮遊する能力?)を使わせます。ハロランは、戦場で死んでいく兵士たちと、浮かんでいる死体という恐ろしい幻覚(「それ」が見せる恐怖)に襲われ、ヘリコプターから落ちそうになります。

ついに写真に写った「恐怖のピエロ」

ショーはローズの質屋を訪ね、発掘(「それ」の捜索)の理由について嘘をつきます。ローズは彼が何かを隠していることを見抜いているようでした。

その夜、リリー、ロニー、ウィル、リッチの一行は、「それ(オリシャ)」を召喚する儀式のために墓地へ向かいます。

儀式の途中、彼らは霊に追われる幻覚に襲われますが、なんとかその霊の写真を撮ることに成功します。

そして、現像されたその写真に中には、紛れもない「恐怖のピエロ」の姿がはっきりと写っていました。

【最重要ネタバレ】第4話「それの始まり」

第4話では、「それ」がデリーの人々にさらに深く干渉し始め、物語はペニーワイズの起源である「ニーボルト・ハウス」へと繋がっていきます。

消えた証拠と迫りくる死の予感

リリーたちは意を決して、撮影した「ピエロの心霊写真」をバワーズ署長に見せますが、なんと写真を確認した瞬間、そこに写っていたはずの霊は跡形もなく消えていました。「それ」は証拠さえも操ることができるのです。

失意のリリーは、ジュニパー・ヒルの清掃員であり友人でもあるイングリッドに情報を求めますが、何も得られません。

一方、リロイ(ハンロン少佐)は息子のウィルを釣りに連れて行きます。そこでウィルは、自分が「炎に包まれて死ぬ」という恐ろしい予知夢(ビジョン)を見ます。

リロイによって現実世界に引き戻されたウィルですが、その体には実際に火傷の痕が残っていました。物理的な実害が出始めたことで、ウィルは父にデリーに潜む邪悪な存在について警告します。

デリーに潜む悪の目的=「恐怖を食べる」

友人たちと合流したウィルは、一つの仮説を立てます。 この「悪」は単に殺すだけではない。ターゲットの恐怖心を極限まで増幅させ、熟成させてから喰らうことが目的なのではないか、と。 これは映画版『IT』でペニーワイズが子供たちに行った手口そのものです。

暴かれる嘘と、マージを襲う凄惨な幻覚

リロイの妻シャーロットは、投獄されたハンクの無実を証明しようと彼を訪ねます。

そこでハンクは、事件の夜のアリバイを告白します。彼は既婚の白人女性と一緒にいたのです。人種差別が根強い1960年代のデリーでは、その事実は殺人容疑よりも危険な秘密でした。

一方、学校ではリリーをいじめるマージが残酷な悪戯を仕掛けようとしていました。しかしその瞬間、マージは自身の目が眼窩から飛び出すという極限の幻覚に襲われます。 恐怖のあまりパニックになり、自らの目を傷つけるマージ。リリーが止めようと介入しますが、周囲のクラスメートには、まるでリリーがマージを襲っているかのように見えてしまい、彼女はさらに孤立してしまいます。

「それ」の起源とニーボルト・ハウス

事態はさらに悪化します。ウィルは自室の窓から、じっと自分を見つめるピエロを目撃。リロイもまた、外で不吉な赤い風船を目にします。 時を同じくして、ハロランは特殊な能力を使い、ローズの甥であるタニエルの精神世界へとダイブします。そこでハロランは衝撃の真実を目撃します。

「それ」は何世紀にもわたり殺戮を繰り返すことで強大な力を得てきた。  かつて先住民たちが、「それ」をある場所に封印したこと。 そしてタニエルは、「それ」が現在潜んでいる場所を示します。

そこは、シリーズファンにはおなじみの恐怖の象徴、ニーボルト・ハウス(廃屋)だったのです。

【最重要ネタバレ】第5話「ニーボルト通り29番地」

第5話では、軍の恐ろしい計画が明らかになり、子供たちと軍隊、そしてペニーワイズが下水道という閉鎖空間で激突します。

ショー将軍の狂気と「それ」の支配計画

ショー将軍はリロイ(ハロラン少佐)に対し、真の目的を明かします。それは、「それ」を封印している「柱(pillars)」を手に入れ、怪物をコントロール下に置くことでした。ローズは必死にショーを止めようとしますが、彼の支配欲を止めることはできません。

27年のサイクルの謎とショーシャンクからの脱走

先住民たちは語ります。「それ」が目覚める時と同様、再び眠りにつき27年の周期を繰り返す直前にも、凄惨な暴力と死が訪れると。
一方、無実の罪で捕らえられたハンクは、キング作品ファンにはおなじみのショーシャンク刑務所へ送還される途中、バスの事故に乗じて脱走に成功します。

下水道への突入:薬物による錯乱とペニーワイズの顕現

子供たちは集合場所で失踪していたマティと再会し、フィルが生きていると聞かされます。リリー、テディ、そして合流したマージたちは、リリーの母の薬を服用して恐怖を麻痺させ、ドラッグで酩酊した状態で下水道へと足を踏み入れます。

しかし、そこで待っていたのは絶望でした。子供たちは友人の死体を発見し、案内役だったマティが突如としてペニーワイズへと変貌します。

悲劇の結末:ポーリーの死と退却する怪物

軍もまた、特殊能力を持つタニエルを連れて下水道へ侵攻していましたが、作戦は崩壊し始めます。
錯乱したリロイは子供たちを幻覚だと思い込み発砲しようとしますが、相棒のポーリーが「彼らは本物だ」と止めに入ります。その混乱の中、ポーリーは命を落としてしまいます。

ペニーワイズはリリーを喰らおうと襲い掛かりますが、謎の「柱」の力がそれを阻止し、怪物は退却を余儀なくされます。
地上に戻ったリロイは、親友ポーリーの亡骸を目の当たりにし、物語は絶望的な色を濃くして次回へ続きます。

【最重要ネタバレ】第6話「父を求めて」

第6話では、ついに「ピエロの正体」に関する驚愕の事実が明かされ、物語はデリーの歴史に残る大惨事へと向かいます。

親子の決裂と孤立

リロイ(ハロラン少佐)は下水道での出来事を受けて、息子のウィルを叱責し、基地に留まるよう命じます。しかしウィルはこれを拒否。恐怖とストレスでコントロールを失ったリロイは、思わずウィルを平手打ちしてしまい、親子の溝は決定的なものとなります。

一方、リリーは自分を救った「柱」を仲間たちに見せ、「それ」を破壊するために戻るべきだと主張しますが、ロニーは猛反発。グループ内にも不協和音が響き渡ります。

脱走したハンクは、シャーロットの手引きでデリーを脱出するまで、黒人が経営するナイトクラブ「ブラック・スポット」に身を隠すことになります。

ピエロの正体=イングリッドの悲劇

マージはかつての友人グループと対立し、リッチとの距離を縮めていきます。

そして、物語最大の衝撃が走ります。リリーは、自分たちが目撃していたピエロの正体が、実は精神病院の清掃員イングリッドであったことを突き止めます。

イングリッドは、行方不明になった父(オリジナルのペニーワイズ役者)を探すため、ピエロの衣装を身に着けていたのです。

「それ」に取り込まれた父

イングリッドは恐ろしい過去を語ります。1935年、彼女はジュニパー・ヒルで、「父に変装したペニーワイズ」が少女を殺害する現場を目撃していました。そして彼女は、「それ」が父の姿になったことを受け入れてしまったのです。

イングリッドはリリーに対し、「『それ』は私の死んだ父になることができる」と主張し、一緒に来るよう迫りますが、恐怖を感じたリリーは逃げ出します。

その頃、降格されたバワーズ元署長はハンクの居場所に関する情報を入手。武装しマスクを被った白人の暴徒集団を率いて、ハンクが隠れる「ブラック・スポット」へと向かいます。最悪の悲劇の幕開けでした。

【最重要ネタバレ】第7話「ブラック・スポット」

第7話では、キングファンなら誰もが知る史実上の大惨事「ブラック・スポットの火災」が描かれ、多くの犠牲と共に「それ」の27年周期が終わりを告げようとします。

1908年の悲劇:ボブ・グレイの最期

冒頭、1908年の過去回想が入ります。イングリッドの父であり、ペニーワイズのパフォーマーであったボブ・グレイは、子供に変装した「それ」によって森の奥へと誘い込まれ、二度と戻ることはありませんでした。

地獄絵図:ブラック・スポットの火災

現在(1962年)。バワーズ率いる暴徒集団はブラック・スポットに到着し、ハンクを引き渡すよう要求します。店の客たちがこれを拒否すると、暴徒たちは建物に火を放ちました。

炎に包まれる建物の中で、ハロランはハンク、ロニー、そしてウィルを救出します。しかし、リッチはマージを守るために自らを犠牲にし、炎の中で命を落とします。生き残ったマージは絶望します。

デッドライツ(死の光)とペニーワイズの冬眠

現場には、ペニーワイズの衣装(ペリウィンクル)を着たイングリッドが現れますが、そこで本物のペニーワイズが彼女の夫スタンを殺害するのを目撃します。

「こいつは父ではない」と悟ったイングリッドに対し、ペニーワイズはその真の姿である「デッドライツ(死の光)」を見せつけます。その光を見たイングリッドは精神崩壊し、虚ろな状態(カタトニック)となってしまいます。

ハロランはペニーワイズが冬眠に入ったことを感じ取り、軍を率いて「柱」を回収し、焼き払います。

新たなる脅威とクリフハンガー

ショー将軍はリロイに対し、自身の狂った野望を語ります。彼はペニーワイズを解放し、その力を利用してアメリカ国民をコントロールしようと目論んでいたのです。

一方、死んだと思われていたハンクはローズによって匿われていました。しかし、恐怖はまだ終わっていません。「それ」は再び目覚め、ウィルの家の窓辺に現れます。そしてウィルに対し、あの忌まわしい「デッドライツ」を見せつけるのでした…。

【最重要ネタバレ】第8話「冬の炎」

ついに迎えたシーズンフィナーレ。第8話では、ペニーワイズとの最終決戦、そして映画『IT』やキング・ユニバース(『シャイニング』など)へと繋がる驚愕の結末が描かれます。

濃霧のデリーと予言された未来

デリーの町は濃い霧に包まれます。ペニーワイズは学校の校長を殺害し、生徒たちに催眠術をかけて講堂へと誘い込み、連れ去り始めます。

ロニー、リリー、マージらが後を追いますが、ペニーワイズはマージを引き離します。ここで衝撃の事実が判明します。ペニーワイズは、将来マージが産むことになる息子――リッチー・トージアとその友人たち(ルーザーズ・クラブ)が、未来で自分を滅ぼす存在になることを予知したのです。

最終決戦:将軍の死と儀式の完成

リロイ(ハンロン少佐)はハロランに助けを求め、ローズの特製茶によって「声」を静めたハロランは、リリーのダガーを追跡します。

ハロランは能力を使ってペニーワイズを一時的に凍り付かせ、子供たちを解放しようとします。しかし、そこへショー将軍と軍隊が介入。将軍の強欲な介入によりタニエルが殺され、大人たちは拘束されてしまいます。

混乱の中、ペニーワイズはショー将軍を惨殺。子供たちは再び「檻(ケージ)」を修復してペニーワイズを封印しようと試みます。大人たちも兵士を制圧し、銃撃で怪物の動きを鈍らせます。

最後は、炎で亡くなったリッチの魂が現れ、儀式の完成を助けます。ついにペニーワイズは再び封印され、永い眠りにつくことになりました。

エピローグ:27年後への架け橋

戦いが終わり、リッチの葬儀の後、ロニーとウィルはキスを交わし、ロニーはハンクと共にデリーを去ります。リロイとシャーロットは町に残ることを決めました。

そして、ハロランはあるホテルのシェフとして働くために旅立ちます(これが『シャイニング』の舞台、オーバールック・ホテルであることが示唆されます)。精神崩壊したイングリッドは施設へ収容されました。

それから26年後。施設にいるイングリッドは、エルフリーダ・マーシュの自殺を目撃し、残された彼女の娘と出会います。

その少女の名前は、ベバリー・マーシュ

物語はこうして、映画版『IT』のヒロインへとバトンを渡し、27年後の「それ」の復活へと繋がっていくのでした。

【考察】ドラマ版「それ」(ペニーワイズ)の恐ろしい正体

映画版では、ジョージーの死という「具体的な恐怖」から物語が始まりましたが、ドラマ版は「それ」が持つ根源的な力と狂気を、より抽象的かつ暴力的に描きます。

1. 「それ」=恐怖の「武器」

ショー将軍が言及した「誰もが恐怖に陥る『武器』」は、ペニーワイズが持つ、現実を歪め、人々の心に潜む最も深いトラウマや恐怖を具現化する能力を指していると考えられます。

軍は「それ」を理解できず、「兵器」として利用しようとしているのかもしれません。

2. 人種差別とデリーの闇

ドラマは、ハンロン少佐やその家族を通じて、1960年代のデリーに根深く残る人種差別と社会の狂気を描写しています。

原作小説において、「それ」の恐怖がデリーの住民の暴力性や無関心を増幅させる機能を持っているように、ドラマ版も社会的な「闇」と「それ」の超常的な恐怖を密接に結びつけています。

衝撃の先行感想:映画版の排水溝より怖い!

日本のホラーファンの間で話題沸騰中のこのドラマ。先行して視聴した層からは、その過激さに驚きの声が上がっています。

「一話からかっ飛ばしてめちゃくちゃ怖いのじゃないですか!ドラマ版マジでヤバイ!」

「オープニングから超狂った展開、映画版の排水溝より怖いかもしれない…。」

「1話のラストもグロすぎ激しすぎで、これって夢落ち?と思ったけど、2話になったら事件あった展開で、やっぱりあれ現実なんやと驚愕!」

「あんな、どすグロい展開で1話からぶっ飛ばすとはドラマレベルのホラーじゃないぜ!」

これらのレビューにある通り、このドラマは、単なるピエロのホラーに留まらず、人間の内面と社会の闇をえぐり出す極限の恐怖体験を提供しています。

(筆者の感想)
個人的にも、このドラマ版には度肝を抜かれました。

映画は2時間強という尺の中で「恐怖」と「感動」を両立させる必要がありましたが、ドラマ版は違います。

映画よりじっくりと時間をかけてデリーの「嫌な部分」や社会の歪みをこれでもかと描き切っており、その上で展開される超常的な恐怖(突然変異の赤ん坊や人間のランプシェード)は、映画版の恐怖を凌駕しているかもしれません。

じっくり作り上げててドラマ版の方が面白いかも?と本気で思わせる、凄まじいクオリティです。ホラー好きは絶対に観る価値があります。

まとめと視聴案内

『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー』は、映画版のスケールを保ちつつ、デリーの町の歴史と「それ」の起源に迫る、非常に野心的な前日譚シリーズです。

「それ」が仕掛ける幻覚と、社会的な陰謀が複雑に絡み合い、視聴者を混乱の渦に引きずり込みます。「それ」が見えたら、あなたはもうデリーの呪縛から逃れられません。

配信はU-NEXTにて。ぜひこの恐怖の物語を体験してみてください。

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