
必ず私が救いだす!
「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演の恋人を救い出すために危険な賭けに出るヒロインの活躍を描くサバイバルドラマ!
作品情報
原題:COLONIA
洋画:ドラマ
製作年:2015年
製作国:ドイツ/ルクセンブルク/フランス
日本公開:2016年9月17日
レンタル開始:2017年2月8日
上映時間:110分
公式サイト
あらすじ
1973年9月11日、キャビンアテンダントのレナ(エマ・ワトソン)は、仕事でチリを訪れる。彼女は、現地でジャーナリストの恋人ダニエル(ダニエル・ブリュール)と再会を果たしたものの、突然チリ軍部によるクーデターが起こり、反体制勢力としてダニエルが連行されてしまう。彼を救うため、レナは“コロニア・ディグニダ“に潜入する。
予告動画
感想とネタバレ
1973年にチリ独裁政権下で起こった実話を、ドイツ人監督のフロリアン・ガレンベルガーのメガホンにより映画化した作品です。
『ラ・ラ・ランド』で主演を逃したエマ・ワトソンが主演で
『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』にも出ていたことのあるダニエル・ブリュールが恋人役で共演しています。
↓これより※ネタバレを含めた感想などを書いていますので、観賞予定の方はご注意ください
実話!1973年のチリが舞台
実はこの映画実話ベースの映画なのです。だからこそこの映画を楽しむためには1973年のチリの情勢を知っていたほうが良いです。
自由選挙で選ばれたサルバドール・アジェンデ大統領は、クーデターを起こした軍との戦いの末に自殺しています。
詳しく知りたい人はこちらをどうぞ
ドイツのキャビンアテンダントである主人公レナ(エマ・ワトソン)は、フライトでチリを訪れます。
取材のためにチリに来ているジャーナリストの恋人ダニエル(ダニエル・ブリュール)に会うためです。
クーデターが始まって軍が暴走しているところを、ジャーナリスト魂に火が付いたダニエルがパシャリとカメラで撮影・・
(゚д゚)!何撮ってんだお前~!!
そりゃ捕まりますよ・・
序盤は情勢が分かっていた方が楽しめるので観る前に勉強しておいた方が良いですよ。
コロニア・ディグニダとは?
元ナチス党員パウル・シェーファー率いるドイツ人移民のグループが設立したコロニーでありまして・・
秘密主義を貫き、有刺鉄線のフェンスや探照灯、望楼で囲まれています。
入ったら脱出不可能です(゚д゚)!
雰囲気的には宗教系集団自殺映画『サクラメント 死の楽園』のコロニーに似ています。
でも・・こっちは暴力で支配している感じがします。
そしてこの代表のパウル・シェーファーがマジでヤバい・・軍と繋がっており、元ナチス党員だけあって軍の邪魔者を拷問をしたりして数百人も殺しています。
ちなみに本物のパウル・シェーファーはこの人
詳しくはこちらをどうぞ
そんなヤバいところにダニエルは送り込まれるのです。
命を懸けた救出劇
ここまで書いたら施設のヤバさが伝わったと思うのだが・・・
そんなヤバいところに自ら志願していく女がいたのです・・・
その女は、ダニエル(ダニエル・ブリュール)の恋人レナ(エマ・ワトソン)です。
そう、この映画は主人公が脱出不可能の地獄の施設に囚われた彼氏を助ける救出劇なのです。
レナ(エマ・ワトソン)が施設に侵入してからが、緊迫感の連続で手に汗握ります。そして施設の中身も明らかになってきます。
何というか異質!宗教の様に信じさせているというより、圧倒的な恐怖で支配する感じです。
映画内で8割の人が出たいと思っているとありましたが、実際そうなんでしょうね、怖くて従っているのでしょう。
この映画の評価、おすすめ度は?
なかなか緊迫感あって面白かったです。ちょっと文句言うところがあるとすれば・・エマ・ワトソンの演技でしょうか?
主人公の気持ちの強さは理解できるのですが、一歩間違えたら死ぬという場面でも全く恐怖を感じているように無かったです。
(;゚Д゚) 死を前にしてそんなに普通でいられるもんなのか?
と・・もうちょっと恐怖を感じられる演技だったなら、さらに緊迫感も出て盛り上がったと思います。
まあ、それを差し置いても緊迫感があって面白い映画です。
この映画と似た様な実話映画はやはり『サクラメント 死の楽園』を思い出します。こちらもぜひどうぞ。
各映画サイトの評価はこんな感じ
映画.com:★★★★☆(3.7)
Yahoo!JAPAN映画:★★★★☆(3.53)
Filmarks:★★★★☆(3.8)
2017年3月02日時点
おお~なかなかの高評価ですね。納得です。
個人的な私のおすすめ度は?
なかなか面白かったですね。緊迫感ありました!ラストは手に汗握りましたね~。
オススメ実話映画です。