「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を観てきました!
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、トム・ホランドが主人公ピーター・パーカーを演じたSFアクション映画「スパイダーマン ホームカミング」の続編で、「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、スパイダーマンこと高校生のピーター・パーカーが真のヒーローへと成長していく姿を描いた作品です。
監督は、前作に続いてジョン・ワッツが務め、主演はトム・ホランド、ベック役に名優ジェイク・ギレンホール、マーベル作品のニック・フューリー役でおなじみのサミュエル・L・ジャクソン等が出演している。
あらすじ
高校生のピーター・パーカー(トム・ホランド)は夏休みを迎え、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちとヨーロッパへ旅行に行く。ところが、ピーターの前にS.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れ、彼にある任務を与える。
予告編
ヴェネチア、ベルリン、ロンドン!まるで海外旅行!!
スパイダーマンと言えば、ビルとビルの間を飛び回わるシーンが有名だが、今作ではそういうシーンはあまり拝めない、何故なら…今回のスパイダーマンの戦いの舞台はアメリカでは無い、何と今回の舞台は‥ヴェネチア、ベルリン、ロンドン。
何とアメリカ、ニューヨークでは無く、ヨーロッパの各都市が舞台となっているのだ!
ピーター(トム・ホランド)は、 親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちと夏休み旅行へ出かける、高校生らしい展開‥。
しかし、 S.H.I.E.L.D.の長官、 ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が突如現れ…新たな敵との戦いに巻き込まれて行くのです。
旅行気分を満喫できる映画です。
ラブ・コメディ・アクション映画
アベンジャーズ、サノスとの壮絶な戦いによってアイアンマンが死んでしまった後の世界が舞台、世界はどう変わったのか?スパイダーマンは?
スパイダーマンことピーター・パーカーは、アイアンマンが死んで鬱にでもなっているのかと思えば、観た感じは普通…しかし心には失ったものの大きさがある様だ。
サノスの指パッチンにて消えた人々は、あの「アベンジャーズ/エンドゲーム」で見事復活、しかし年を取らずに復活した人々と、消えなかった人々の間には5年の“失われた時間”…。
ピーター・パーカーもそうであり、弱弱しかった同級生はムキムキマッチョになり恋のライバルへ、学園生活に与えた影響を巧妙に盛り込みつつ、アイアンマンがいなくなった世界を生きるスパイダーマンの姿を描きます。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」の様な壮大な物語を期待すると肩透かしを食うかも、今回の「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」は、スパイダーマン単体の物語‥アベンジャーズほどの壮大な戦いという訳ではありません。
敵もミステリオというヴィラン、特殊効果のエキスパートで、SFXやバーチャル・リアリティといった映像技術を使ってスパイダーマンを騙す人間という小物っぷり。
しかし、これがまた面白い!敵が小物でも、アクション・コメディという感じで、笑いをところどころに挟んだ、ピーター・パーカーの学園生活や、スパイダーマンとしての活動が、なんか微笑ましいのです。
たまにはこういう映画もいいなあ~と心から思いました。
そして、もちろんスパイダーマンの成長の物語でもあります。
アイアンマンの後継者として、「E.D.I.T.H.」と呼ばれる人工知能を宿した眼鏡を手渡されたピーター・パーカー‥。
序盤は情けない姿を見せ、なんでこいつが後継者なんだと誰もが思うことでしょう。
しかし、物語が進んで行くにつれなんで彼が後継者に選ばれたのか、スパイダーマンの成長していく姿が拝めます。
自ら設計したスーツを作る姿は、まさにアイアンマン、トニー・スタークの様…。
その新スーツでの戦いは迫力満点、敵が小物なのが残念ですが、3Dで観たら絶対楽しめる映像っスよ!
そして、今回の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、恋愛映画でもあるんですよね。
MJとのラブ・ストーリーは初々しくて…初恋を思い出すのではないでしょうか?
総評したら、ラブ・コメディ・アクション映画っ感じですね。
もちろんエンドロールにはおまけアリで、続編がまだまがあると思われる感じでした。
さすがジェイク・ギレンホール、ミステリオの最後は名シーン
今回のヴィラン・ミステリオを演じるのは、ジェイク・ギレンホールです。
仲間と思わせるそぶりでスパイダーマンの信用を勝ち取り、そして裏切る…。
どんでん返し映画としての要素を含んだ「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」ですが、そのどんでん返しを担ったのが、ミステリオを演じるジェイク・ギレンホールです。
いや~良い演技でしたよね~。もう最高!中でも僕のイチオシは、スパイダーマンから「E.D.I.T.H.」を受け取った後の笑顔でチョロかっただろ~!と笑うシーンと、最後の死に顔です。
最後の死に顔は、目から光が消えて行く感じで、本当に死と言うものを痛感する名シーン!
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MCUの「フェーズ3」を締め括る映画
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「フェーズ4」の最初の作品と思われがちだが、実はそうではない。
MCUの「フェーズ3」を締め括る最後の映画なのです。
これから始まる新たな戦い…、MCUフェーズ4!
フェーズ4をこれから観るためにも、絶対見逃せない作品です。